2ntブログ

■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第11章 人工島カジノ計画に渦巻く黒き影 20話【回想】佐恵子と錫四郎

第11章 人工島カジノ計画に渦巻く黒き影 20話【回想】佐恵子と錫四郎

朦朧とする意識の中だが、目には友愛と敬愛を示す好意の色がはっきりと見える。

・・錫四郎さま?どちらに?わたくし急にどうして・・?」

佐恵子は自身を抱きかかえ足早に歩いている男に覚束ない口調で声を掛ける。
自分の身体に起きた突然の不調に、佐恵子は不安を覚え錫四郎に問いかけたのだ。
意識もあいまいで、身体全身が麻酔でも効いているかのようにまともに動かせないのだが、錫四郎に抱き上げられる感覚はしっかりとしており、夜とはいえ初夏の生暖かい空気も肌でしっかりと感じ取れ、錫四郎たちが歩く足音ですらうるさいぐらい鋭敏に感じ取ることができる。
どうやら身体はまともに動かせないが、感覚だけはしっかりしているというかむしろ敏感にすらなっているようである。

「へえ、すごいね佐恵子さん。もう喋れるなんて。でもまだゆっくりしてた方がいい」

錫四郎は佐恵子をいわゆるお姫様抱っこをしたまま、足早に歩きながらそういうと、隣で並んで歩く取り巻きの男の一人に「おい」と言って目配せする。
取り巻き男は錫四郎の意図を汲み、下卑た表情で小さなビニール袋に包まれた錠剤を内ポケットから取り出すと、封を破って二粒取り出し、佐恵子の両頬を片手で乱暴に摘まんで口を無理やり開けさせると、半開きになった佐恵子のややふっくらとした唇の間にねじ込んできたのだ。

「うっ?な?!なんっ!うぶっ!?」

佐恵子は、朦朧とした意識の中とっさに抗議の声を上げかけたが、錠剤がねじ込まれた口にスポーツドリンクを入れるような容器の飲み口をねじ込まれて口を塞がれてしまったのだ。
それだけでボトルに入った液体が口に流れ込んでくるのだが、取り巻き男はその容器を勢いよく手で押し潰して液体が口に勢いよく注入するようしてきたのである。

「ごぼっ!?」

たちまち佐恵子の口内は、得体のしれない錠剤2個に加え、大量のあやしげな液体が満たされる。
すぐに鼻からも怪し気な液体が逆流し出したのだが、もう一人の取り巻き男は手際よく佐恵子の鼻をつまんで塞いでしまった。

「ひひひっ」

驚き苦しそうにしている佐恵子の表情を見て男たちは嗤う。
口にボトルを突っ込んでくる男の下卑た笑い声を聞きながらも、男からは佐恵子に対し、蔑みと卑しい劣情を表す感情色が色濃く表れているのがはっきりと眼に写る。
口に押し込まれた注ぎ口からは得体のしれない奇妙な液体がまだまだこれでもかと注がれてくるが、顔を逸らしたり吐き出して抵抗できるほど身体がなぜか動かせない。
そのうえ鼻も摘ままれ、口には三角形に尖ったボトルの注ぎ口ががっつりと口内に5cmは突き込まれている。
いまの佐恵子では到底舌で押し出したり、吐き出せるものではない。
飲み込めば良くないモノだという直感に従い、佐恵子は朦朧とした意識の中、飲み込まずに耐えていたが、その我慢は数秒も持たなかった。
鼻を摘ままれ、口も塞がれた状態でますます流れ込んでくる液体の圧力に耐えきれなかったのだ。
ごくんっ!と喉を鳴らし、2粒の錠剤を液体と同時に飲み込んでしまう。

「げほっ!うぐっ!んんんっ!」

飲み込んだ拍子にむせて咳をしてしまうも、すぐに三角形の尖った注ぎ口を再び口に強く突き込まれる。

「ひひひっ、遠慮せずにたっぷり飲んでおいた方がお前も楽しめるぜ?」

取り巻き男のせせら笑う声に、佐恵子は激しく抵抗しようとするが、身体は麻酔でも効いたようにままならない。
液体が口に無理やり流し込まれる。

「んんっ!!?」

ごくんっ!ごくんっ!

「ぶはぁっ!!ごほごほっ!」

二粒の錠剤を飲み込まされ、液体もたっぷり300ccほど飲まされたところで、佐恵子はようやく口からボトルを抜いてもらえて、涙目で勢いよく咳き込んだ。

顔を赤くして苦しそうにして咳き込む佐恵子を抱きかかえた錫四郎は、佐恵子を気遣うどころか、取り巻き男ににやりと笑って頷き、もっといけという意図をもって顎をしゃくったのだ。
その合図で、取り巻き男は先ほど取り出したビニールの小袋から更に錠剤を2つ取り出し、咳き込んでいる佐恵子の頬を再び片手で掴んで、再び錠剤をねじ込みすかさず尖ったボトルの飲み口を再び佐恵子の口に突き込んで、ボトルをぎゅっと潰して液体を注入してきたのだ。

「うぐっ!もっ・・もう!いやっ!うぐっ!んんんんん!!!」

鼻を摘ままれた佐恵子はまたもやひとたまりもなく、目を白黒させながらごくんっ!と喉を鳴らして追加の二粒の錠剤ごと飲み干してしまったのである。

「ひひひっ、これも4粒も飲んで・・媚薬液もこんなに・・。・・ひひひっ。おらっ!どうせなら空になるまでだよっ!全部飲むまで息できねえぞ?!飲むんだよ全部!ひひひっ!こんなに・・こりゃすげえことになるぞ」

顔を真っ赤にして苦しそうにのたうち、無理やり飲まざるを得ない佐恵子の表情を見て男は嗤いながらサディスティックに口にボトルを突き込んでくる。

ボトルには700mlほどの媚薬液が入っていたが、すでに佐恵子は半分ほど飲まされていた。
ごくんっ!ごくんっ!

取り巻き男は好色で蔑みを表す浮かべ、佐恵子が錠剤の媚薬を液体の媚薬で苦しそうに飲み込む様を、下卑た顔で満足そうに見下してくる。
佐恵子はその男の表情と感情色で、朦朧とした意識の中でも、飲まされているものが自分にとってやっぱりよからぬモノだと確信したが、注ぎ込まれる媚薬液なるものを飲み干さねば息もできず、注ぎ込まれるままなす術もなく飲み干していくしかない。

しかし、自身を抱きかかえてくれている錫四郎の感情色は相変わらず友愛や敬愛を示す感情色のままだ。
やっぱりよからぬモノではないのかも?と思いかけたが、錫四郎の表情は隣でボトルを口に突っ込んでくる下卑た男の表情とそうかわりはない。
感情色と表情が一致していないのだ。

佐恵子はまともに動かせない身体に粟立つ焦りを感じるが、どうにも身体はまともに動かない。

「んんんぅ!!!」

錫四郎の感情色は普段とほぼ変わらない。
時計をプレゼントした時も、今も変わらないのだ。
ごくんっごくんっ!と喉を鳴らし、ボトルの媚薬液をほとんど飲まされた佐恵子は、何とか頭を働かせようと、よろめく意識に奮起して鞭を打つ。
(なぜ?私の能力が・・。こんなことをしてこんな感情色を発するはずがありませんわ!)
錫四郎の行動と表情、それとはあまりにもかけ離れた感情色の違いに、気味悪さを感じ、佐恵子はとっさに渾身の力で身体を捩る。
腕をそんなに動かせたのは、薬に意識と神経を犯された佐恵子にとっては奇跡的なことであった。
佐恵子は腕を振って、錫四郎と取り巻き男の手を払ったとき、たまたま佐恵子の手の甲が錫四郎の頬を強かに打ったのだ。

その拍子で、錫四郎が耳に付けていたイヤホンガードが飛んで床に落ちる。
その瞬間、今まで見えていた錫四郎の感情色が激変したのだ。

「っ!!!??」

今まで友愛と敬愛、尊敬などが混ざっていた色には程遠い、どす黒い劣情を表す色が突如錫四郎から発せられていたのである。
錫四郎の隣にいる取り巻き男の色より、なおどす黒い。

「そ・・そんな・・錫四郎さま?・・」

媚薬液が入ったボトルを全部飲まされ真っ赤に火照った顔になった佐恵子は、かすれた声で錫四郎の顔と、錫四郎の発する感情色を信じられないという思いで交互に確認する。
佐恵子はそれ以上言葉を繋げずにいると、錫四郎は打たれた頬を抑えながら口を開いた。

「いたた・・。急に打つなんてひどいな佐恵子さん」

錫四郎は頬を抑えながらそう言って床に落ちたイヤホンガードを拾い、再び耳に付けてみせる。
その瞬間、錫四郎の感情色が元の友愛と敬愛を示す色に戻ったのだ。

「ど・・どうして!?これは・・?!・・錫四郎さま最初からわたくしの能力を知って・・?!・・わたくしを騙していたのですか・・?!」

「へぇ、その反応ってことは、やっぱりこれって効果あったんだね?実際俺としては全然実感がないからわからなかったけど、君って報告通り人の感情が読み取れるってのは本当みたいだね」

錫四郎はイヤホンガードをとんとんと叩きながら普段と変わらぬ口調でいう様子に、佐恵子はついに状況がほぼ把握できた。

「わ・・わたくし・・!帰りますわ!下ろしてくださいませ!」

薬で身体の自由を奪われ、意識も朦朧とし、たった今2種類の媚薬をしこたま飲まされた佐恵子はそう言うと、錫四郎の腕の中で自由に動かせない身体を思いきり捩って暴れた。
佐恵子本人は思いきり暴れたつもりだったが、実際には抱きかかえられたまま、もぞもぞと身体を艶めかしく僅かに動かしただけでしかない。

「ふふふっ、すぐにもっとってよがり狂うだろうけど、せいぜいそうやって頑張って抵抗してみせてよ。嫌がりながら逝きまくってくれるほうが俺らも楽しめるからさ」

全力の抵抗を見せる佐恵子を抱きかかえたまま、錫四郎は整った顔に笑顔を浮かべてそう言うと、佐恵子の下腹部を服の上からぐぃと押してきた。

「おふっ!?」

その瞬間、佐恵子はらしからぬ嬌声を上げ、身体をくの字にかがめて達したのである。

「ひひひっ!すげえ!押しただけで逝きやがった!すげえ効き目だ!こんなに飲ませた女はいませんもんね?錫四郎さん、どうしてコイツにこんなにたくさん飲まさせたんです?これってすげえ高いんでしょう?」

恥毛の少し上部分を、服の上から少し押しつぶされただけで簡単に達し、顔を真っ赤にしてぜぇぜぇと恥ずかしそうにアクメの余韻をやり過ごしている佐恵子を眺めながら、取り巻き男は興奮気味に錫四郎に聞く。

「なんか、この子お高くとまってたし、身持ちも固くて時間かけられたからさ。腹いせだよ。あれをあんなに飲んだらもう達磨同然だし、いつも通り淫紋呪詛もつけて、薬漬け、借金まみれにして風俗に沈めるフルコースだね。媚薬が多いところ以外はいつも通りさ」

錫四郎は普段と変わらぬ涼しい顔で、とんでもないことを言うと、佐恵子を抱っこしたまま佐恵子の腹部を再び何度も押しながら、部屋の扉を取り巻き男に開けるように目で合図を送る。

「あふっ!あああっ!!こんなっ!?あひゃん!?」

腹部を押されるたびに大小さまざまだが、簡単に達せさせられ、嬌声を上げさせられながらもアクメ顔を晒し、痙攣する様を披露していたが佐恵子だったが、何とか理性を取り戻そうと気力を総動員し、目に黒く光を灯らせはじめていたのであった。

【第11章 人工島カジノ計画に渦巻く黒き影 20話【回想】佐恵子と錫四郎終わり】21話へ続く

コメント
久しぶりの更新ですね。
長い事、更新が無かったので心配してましたが、
取り敢えず安心しました。
これからも楽しみにしてますので、頑張って下さいませ。
2021/12/09(木) 09:25 | URL | もうすぐ1年生ママ #-[ 編集]
もうすぐ1年生ママ さん
コメントありがとうございます。
ご心配おかけして申し訳ございませんでした。
不定期にはなりますが今後も更新はしていきますので末永く気長に見守って頂ければ幸いです。
2022/01/07(金) 23:33 | URL | 千景 #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
ランキング
にほんブログ村 小説ブログ 長編小説へ
にほんブログ村
アダルトブログランキングへ
  • SEOブログパーツ
ご拝読ありがとうございます
ご拝読中
現在の閲覧者数:
問い合わせフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
官能小説 人妻 

ランキング