2ntブログ

■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第2章 日常に潜む非日常 第1話 中島由佳子

「後はと・・・

カスミンの顔でも見に行くついでに平安住宅さんで

訪問記録だけつけて帰るかな~」

黒のパンツスーツ姿に身を包んだ長身でやや

明るめの髪を後ろで1つに束ねた美女。

中島由佳子である。

由佳子は結婚7年目の33歳で6歳の子供が1人居る。

現在は常盤広告という主に不動産広告を扱う広告代理店に

勤務しているキャリアウーマン兼業主婦である。

今日は新たな物件を売りに出したいという不動産屋2件から

新規広告の受注を受けていたので、後は友人の

岩堀香澄が勤務する由佳子が勤める常盤広告のクライアント

でもある平安住宅に御用伺いを

して事務所に帰ろうと思い平安住宅へ向かっていた。

車内のカーナビでは道路案内では無くTV画面に変えていて

お昼過ぎのワイドショーが映し出されている。

(こんなの毎日見ながら家で居る同級生も居るけど・・・

私には絶対無理ね)

と心の中で呟きながらハンドルを握る左手薬指には

プラチナ製の結婚指輪が光っている。

何処から見ても出来る感じのバリバリのキャリアウーマン

でしかも美人ときたら結婚後ですら世の男性からのお誘いも

多いのは当然でしかし由佳子はその活発な性格から1度や2度の

過ちならあるかもしれないと誘う男性もそう思い由佳子を誘うのであるが、

食事や飲みになら付き合うが一線は越えた事はなかった。

中学高校大学と陸上競技の走り高跳びを専門でしたきた由佳子は

その長身な体型に加え抜群の運動神経にプロポーション、

そして都心から少し外れた郊外にマンションも購入して地方公務員の

旦那に可愛い6歳になる1人娘も居る。

おまけに家に籠もりたくない活発な性格から好きな仕事も産休を

取った後に復帰しまた一線でバリバリ活躍する由佳子を羨ましがる友人は多い。

一般的な水準で言えば欲しいものも手に入れおまけに好きな事をしていると

学生時代からの友人で専業主婦をしている旧姓、小林明子、

今は結婚して仁科明子となった明子からは良く言われる。

同じ内容の事を私の1番の親友でもあるカスミンこと岩堀香澄も明子からは

言われているらしい。

(だって大人しく家でお留守番なんてゴメンよね~カスミン!)

と明子の言葉を思い出しながら今から行く平安住宅の賃貸部門で主任として

その知性をフルに発揮している岩堀香澄に心の中で同調を求める。

そんな殆ど運転中の為に見る事はしない、カーナビから流れるワイドショー

の声だけを聞きながら友人たちの事を思い出していると高層ビル街の一角に

自社ビルを持つ平安住宅に着く。

近くのコインパーキングに車を入れ平安住宅の自社ビルに向かう由佳子。

コツンコツンとヒールの音がアスファルトで覆いつくされた商業用のビル街を

奏でると平安住宅の自社ビルの玄関口に着く。

受付に座る吉澤美智子とはもう何度も会っているので顔なじみで、

香澄を介して2人で食事もした事のある中勝手知ったる何とやらで

「こんにちは~

常盤広告の中島です」

ともう1人の受付の三崎梓の手前、

顔なじみの美智子にもビジネス上の挨拶をすると美智子が

「いらっしゃいませ。

中島様、いつもお世話になっております。」

と美智子動揺隣に座る三崎梓も立ち上がり白のブラウスに黒の

タイトスカートに緑と赤のチェックのベストに赤のネクタイといった

綺麗な姿でお辞儀して美智子もビジネスチックに返してくる。

2人共内心は心の中で大笑いしたい気持ちを抑えながら美智子に

渡された首からかける来客用のカードを

「ありがとうございます」

と受け取り、目でそれではまたねというようなアイコンタクトを

送りエレベーターに向かう。

三崎梓は大手住宅メーカーの平安住宅の別支店に居たらしく

向こうで産休を取り産休明けにこちらの本社に異動してきたとの事で

今は美智子が受付の仕事を教えている。

その為に知り合いであっても2人共このような対応をしていたのである。

エレベーターに乗った由佳子の目的は6階の営業企画部門と

3階の賃貸借部門である。

どちらも今回は呼ばれてきたわけでは無いので新たな広告の

受注がないかの御用聞きである。

まずは6階の営業企画部門の大下主人を訪ねる。

この大下主任は平安住宅営業企画部門で広告を出してくれる際に

いつも由佳子に連絡をくれる担当者である。

来客用のIDを事務所の入り口にあるセンサーにかざすとガチャと

開錠される音が聞こえ由佳子が事務所に入るとフロア全体で30人くらいの

社員が忙しそうに事務をこなしている。

由佳子が入り口を入り右の奥にある大下のデスクに行くまでに何人かの

平安住宅の社員にこんちには~失礼します~と元気に挨拶をしながら

その由佳子の良く通る大きな声に大下は気づき

「あっ中島さん!」

とデスクから先に由佳子に声をかける。

「あ~!大下様~

見つかっちゃいましたね~いつもお世話になっております~」

ともう何度も会っていて企業間の仲も良好となれば社員間の仲も良好で

2人共笑顔で挨拶を交わし大下が自分のデスクの横にパイプ椅子を用意し

由佳子にどうぞと座るよう促す。

由佳子が黒のパンツスーツに身を包み最近は少し窮屈になってきたように

感じるスーツの下をパンパンに張りつめながらパイプ椅子に座ると大きめの

ヒップがズッシリとパイプ椅子に沈む。

大下の部下の女性が由佳子が座ったと同時に大下と由佳子の前にコーヒーを運んでくる。

由佳子がありがとうございます。

と笑顔でお辞儀をしてこれもいつもの事なので大下の部下の女性も

由佳子の事は良く来る広告会社の営業と理解しているので

ごゆっくりしてくださいと笑顔で立ち去る。

「中島さん、今日は3階の岩堀主任に会いに来たんでしょ?」

と早速笑いながら大下にツッコまれる由佳子。

「え~!

それは3階も行きますけど~

今日のメインは大下様ですよ~

広告の催促に来ましたっ!

新物件もうすぐ竣工でしょ~?そろそろ出しましょうよ~」

大下明32歳で大手平安住宅でもやり手の営業マンである。

20代前半の頃からかなり異性には貪欲であったこの大下は賃貸借部門の

由佳子の友人である岩堀香澄やこの常盤広告の中島由佳子のような

キャリアウーマンに魅力を感じてはいるが立場上、そして既婚で子供も居る身

なのであからさまな事はしないし、口にも出さないがこの由佳子に3階の香澄と

一緒に飲みに行けたらやお互い配偶者の居る身だがこの2人を

1度くらいはと考え、妻も居る身ではあるが香澄や由佳子をもう

何度自慰のメインデッシュにしてきたかは解らない。

しかし由佳子の容姿であれば陰で自慰の相手にしているのは

大下だけではないだろう。

「そうですね~

それでは今晩中島さんが岩堀さんを誘い私達2人に

お酒をご馳走してくれたら出しますよ」

と由佳子にも冗談と解るような口調で言う。

「え~!!

いきなり賄賂の要求ですか!」

とこちらの由佳子も負けておらずに冗談で皮肉を言う。

「いや~バカな事はさておき

真面目な話もう少し立たないと・・・広告はね~

というか物件の情報速過ぎません!?

もう西区の物件の竣工時期まで知ってるのっ

ウチの人間じゃないのに!?

さてはスパイが居るな・・・」

といつもバレてはいるがそれはそれで問題であるが、

もう由佳子と平安住宅の関係は

それくらいは大目に見てもらえる間柄でしかも

スパイとは香澄を指しているのも2人共解っている。

「そうそう。

そうなのですよ~スパイが言うにはそろそろかな?と・・・・」

と笑いながら由佳子も大下の話に乗り。

「ったく。

あの美人スパイは私が今夜拷問しておきます」

と大下がコンプライアンス部の人間が聞いていたら

問題になりそうな発言を平気でするが

問題にするべき人間が居なければ問題にもならない冗談なので。

「少しきつめにビシビシお願いします」

と笑いながら由佳子がさらに話に乗る。

「かしこまりました。

中島さんからのリクエストだと美人スパイに言っておきます」

「え~!!」

と大笑いしながら結局雑談をしただけではあったが

出されたコーヒーを飲み干すと

由佳子は立ち上がり

「ご馳走様でした~

それでは大下様またお願い致しますね~

今から少し美人スパイに会いに行ってきます~

失礼しま~す」

と元気よく立ち去る由佳子の少し窮屈気味のパンツスーツに包まれた

90㎝以上はありそうなヒップを眺めながら

「お疲れさまです~

美人スパイに宜しくです~」

と由佳子を見送っていた。

《第2章 日常に潜む非日常 第1話 中島由佳子 終わり》





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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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