第8章 三つ巴 6話 悪魔の巣窟~オルガノ105室~雨宮雫
私は今、どこともわからないマンション?アパート?の一室で【キジマ】と呼ばれている丸坊主に明らかにドキュンな感じがする男と2人きりで居た。
後ろ手に手錠をかけられ、勿論私の意志でこんな男とここにいるわけではなく、同僚の楠木咲奈と仕事の真っ最中に知らない男たちに瞬く間に連れて来られていたのだ。
『いやっ・・・こんな・・・こんな部屋で何を・・・』
私の目の前には、天井から吊り降ろされた鎖、その右奥には、まだお世話になった事はないが、産婦人科である分娩台と思われる台。
そして、左の壁際にある陳列棚には、私の知っているもの、知らないものも含めいわゆる大人の玩具と呼ばれるものが、販売店なの?と思えるほど並んでいる。
こんな部屋に連れてこられたのだ・・・される事は1つしかないくらい、大人の女性なら誰でもわかる・・・。
『確か、雫ちゃんと言ったね~俺は美人の女の子には優しいから、心配しないでいいぜ。』
明らかに言っている言葉の内容と、態度に口調が釣り合っていない・・・。
この人絶対モテない・・・それに仕事出来なさそう・・・。
嫌だ・・・こんな人になんて・・・絶対!!
いやっ!!神田川主任!助けてっ!!稲垣さんっ!!
私は心の中で尊敬する2人性格や立ち振る舞いは正反対ではあるが片や精神的な強さ、片や男性にも負けないほどの身体能力の強さを持つ【強い女性】の代表のような先輩の名前を呼んでいた。
しかし、そんな私の心の声などどこの誰にも届くはずもなく、無情にも私は後ろ手にされた手錠を引かれて行き、抵抗する体力も気力も既に残されていない私は、一瞬手錠を外されたかと思うと今度は、その私の細い手首に新たな革手錠が片手づつ嵌められて、天井から吊るされている鎖に両手を万歳のようにされ繋がれた。
『雫ちゃんは抵抗しないかい?それなら脚はつながないでおいてやるぜ。』
キジマと呼ばれている丸坊主のドキュンが私に、脚を繋ぐか繋がないかと聞いてくるが、ここまで拘束しておいて、この後脚を繋がれようが繋がれまいが大して抵抗したとしてもその抵抗力に目に見える差などないではないか・・・この男は本物のバカだと思ったが、すでに抗うほどの精神力も私には残されておらず、首を縦に振り、その後この男と目を合わさないという相手にとっては痛くも痒くもないほどの抵抗しかできなかった。
『ものわかりが良い子は好きだね~しかし内心はいきなり、こんなところに連れて来られわけもわかならにうちに、犯されかけている理不尽に恐怖7不満2いらだちくらいの割合のような表情をしているね~ふふふっおっ・・・胸の揉み心地は中々極上・・・そこそこ揉ませてきた胸だね~この胸は』
キジマという男が、ベストのボタンは既に引きちぎられていた私の制服のブラウス越しに胸を強い力で揉みしだく。
『っ!!いやっ・・・そんなにきつくしないで・・・』
私は、ブラウスの上からでも伝わってくるキジマという男の力強さと手の分厚さを感じ、否が応でもキジマの持つ強力な雄度を感じさせられ、こんな状況なのに股間が熱くなるの自覚し自分自身に嫌悪した。
『ほう~制服の上からじゃわからなかったが、雫ちゃんは結構肉付きの良い身体をしてるじゃないの?あの一緒にいた咲奈ちゃんは、華奢な感じがしたけど・・・雫ちゃんにして良かったぜっ!この間犯した人妻の梓という女は顔は良かったが身体はあの咲奈ちゃんのように華奢でね~そろそろムチムチした柔肉を喰いたい所だったんだよっほほう・・・パンスト越しでも伝わるこの太ももの肉感は、熟れた人妻並みだね~雫ちゃん、涼しげな名前にエリートOL様という顔立ちの割には、遊んでんじゃないの?』
キジマの一言一言がカンに障るが、私の身体は裏腹に寒いキジマの言葉に反し、熱を帯びていく。
『っ・・・やめてっそんなに乱暴にしないでっ!』
『雫ちゃんは優しい愛撫が好きかい?ふふふっそれなら今まで雫ちゃんが、相手してきたなよなよした男どもじゃ味わえないほどの激しいセックスを経験させてやるよっ!』
キジマは私の無駄な抵抗ともとれる言葉に、そのように返すと、私の誇りとも言える、宮川コーポレーションの制服を一気にその腕力(かいなぢから)で引き裂くとブラウスのボタンは飛び、タイトスカートのファスナはプチンッという音とともに、床に飛んでいく。
『きゃっ!!(あぁ・・私の制服が・・・・)』
私は悲鳴とともに床に飛んで行った、ボタンやファスナの先を目で追うが、私に念力などあるはずもなく戻ってくることもなく、私の制服を私のこの身につなぎ留めるための金具たちは、1人の粗野なドキュンにおり、私より先に蹂躙されてしまった。
『ほほう・・・やはり仕事中は薄い色の下着着用は、エリートOL様の規則かい?白のブラウスから透けないように気をつかい水色の下着を身につけているおだろうが・・・ほら?水色は濡れるとすぐにわかっちゃうんだぜ?ほら?おっ?雫ちゃん、名前通り濡れやすいんじゃないの?』
そう言いながら私のパンストを、ブラウスのように力づくで破くと、直接私のショーツの上から、股間に中指をフィットさせ、腕を振るわせるようにするキジマは、中指を機械のように振動させる。
う・・・うそっ・・・人間の指って・・・あぁ・・・こんな動きできるのっ・・・!?
『あっ・・・あぁぁ・・・うそっ・・・・ど・・・どうしてこんな・・・あぁぁぁぁっ!!!』
私はこれまで、大学時代からそれなりに男性との付き合いはこなしてきたし、年齢からしても人並みかもしくは、それ以上に経験は豊富だと自負していた。
しかし、このキジマの指の動き・・・まるで、ローターを下着の上から当てているのと変わらないような振動を私の陰核にピンポイントで送り込んでくる。
しかもローターとは違うのはそれに体温がある事だ。
程よい熱を帯びたローターがショーツ越しに陰核目掛けて、自慰をする時以上の快楽を伴う微振動を、高速で与えてくる。
経験のない動きに、もはや前戯というには生易しすぎる、クローズテクニックに私のオーガズムへの耐久値は一気に削られ、達するのに時間など必要なかった。
うそうそっ・・・うそっ・・・さわられただけで・・・指で刺激されただけなのに・・あっ・・こんなどこの誰ともわからない人に・・・あぁ・・神田川主任っ!!
『ほほうっ!雫ちゃん!ショーツの脇から透明なそれこそ雫が溢れ出てきているぜ!ここか!?ここが好きみたいだな!ほらっ俺の指はローターより激しく揺れるからよっ!!』
クチュクチュクチュクチュッ!!!
私の陰核という弦が、キジマという奏者に弾かれ、淫靡な音を奏でている。
その音が私の脳幹をより淫らな世界へ誘うと私の、オーガズムの耐久値は一気にエンプティーを指し私は達した。
『やめてっその指の動きっ!!あぁぁぁもうだめっ!!いやっ!!あぁぁぁっ!!!・・・・はぁはぁはぁ・・・・うそ・・・こんなの・・・』
キジマのおよそ人の指の動きとは思えない、私の経験した事のない振動を与えられ、私は不覚にもショーツ越しに大量の淫らな液体を放出してしまっていた。
『澄ましたOLさんが実は感度抜群っていうのは、なんともそそられるね~雫ちゃんっおまえはかなり感度良さそうなエロい女だぜっ!俺の今までの経験では俺の指電マで吹いちゃう子は、俺の巨砲をぶち込むともう我を忘れて喜ぶ女ばかりだったよ。雫ちゃんも俺の巨砲を楽しみにしていると良いぜ。』
そ・・・そんな・・・
私は荒くなった呼吸で、キジマの言葉に何も返す気にもなれず、何も返す言葉も無く、ただ自分自身で湿らせてしまったショーツの心地悪さに嫌悪感を感じつつも、キジマの言葉が、強がりでもなく虚勢でもない事は、キジマの先ほどの指の動きが私の股間にもたらせた悪夢から物語っているという事実を否定できずにいた。
【第8章 三つ巴 6話 悪魔の巣窟~オルガノ105室~雨宮雫】終わり第8章7話に続く
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お疲れ様です。
咲奈さんと雫さんは暴力で制圧される様が
毎回続き、可哀想に思えてならない反面、
その屈辱的なエロさが堪りませんね。。
楽しみにしてはおりますが、、、
無理をならさない範囲で更新をお願いします!
雫さんに間違えてスタンガンを当ててしまうのは所は、
小ネタとして笑ってしまいますw
細かい所までキチンとお読みいただいているのが伝わり嬉しい限りです。
更新に関しては別段無理をしておりませんよ~。
お気遣い頂きありがとうございます。