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第9章 歪と失脚からの脱出 28話 忘れられぬ刻印

第9章 歪と失脚からの脱出 28話 忘れられぬ刻印


水色のノースリーブブラウスに白のフレアミニを着ているが、スカートは大きく縦に切裂かれ、白地に黒い刺繍が施されたショーツは、右足首のところでシュシュのようにくるりと丸まっている。

目隠しをされ、強制的に膝をつかされた格好でじっとりと汗ばんだ身体は、きつく戒めが施されていた。

強制的に突き出されたヒップには、無遠慮な手がその陰唇や陰核を弄りながら、ひんやりとした媚薬を塗り込んでくる。

その作業は念入りで厭らしく、唇や核は言うに及ばず、膣内や肛門までも這いまわり、念入りなことこの上ない。

先ほど何度も玩具で果てさせられたというのに、すでに熱く濡れたそれらに執拗に媚薬が塗り込まれる。

股間周りや体内では、ひんやりとスース―する感覚から徐々にジリジリと焼くような痺れた熱を帯び出し細身の熟れた肉体を焙りだす。

思い通りにはなるまいと、口を真一文字にきつく結ぶが、焼かれるような心身の高揚は押さえきれず、意図せず広げてしまっている鼻腔での呼吸が荒くなってしまう。

ドギュンドギュンドギュンドギュンドギュン!

突如、電動工具を改良したのであろう卑猥な機械音が背後から響き、驚きからビクンと身を固くしてしまったその時、背後から声を掛けられた。

『クールな美人秘書さん・・。覚悟するんだな』

機械音が止み低く好色そうな声でそう声かけられると、棒状のモノが、すでにしとどに濡れた陰唇を割って侵入してきた。

グチュッ!

『っ!!』

グチュチュチュチュ・・・

ズブリッ!!

・・・ぐぃ・・ぐりぃい!・・ぐりぃい!

『!!!っ!!』

ガシャンッ!ガシャッ!!

体内に無遠慮に侵入してきたモノは、柔らかくそれでいて芯に硬く、普段は下半身の奥に秘めている女の急所まで達し、ぐりりぐりりと最奥を甚振るように擦り上げてきた。

何とか悲鳴を堪えたが、静的な動作にもかかわらず予想以上の快感が流れ込んでくることに細身をねじり、逃れようと身体をよじってみるが、戒めの金具が派手にぶつかる音が無情に響くだけである。

木製のギロチン板に首と手を一直線上に拘束され、手こそ床に着いていないが、四つん這いのような屈辱的な恰好で、はぁはぁと熱い吐息を吐きだして快感をやり過ごそうとする。

侵入してきているモノが本物の男ではないのは確実だが、それでも、否それだからこそ屈辱的でもあった。

そんな疑似のモノでも、女にとっては効果はてき面である。

さきほど塗り込まれた媚薬がもう効果を表し始めたのか、股間はさらに熱を帯び、突起を尖らせ陰唇を開き、涎をますます滴らせだしている。

刺されたモノの先端が最奥を確認するかのように、何度か確かめるように動かされると、またもトリガーが引かれた。

ドギュンドギュンドギュンドギュンドギュン!

『っく!かはぁ!・・・っぐ!!!・・・っ!っ!!!』

悲鳴を上げかけた口を固く結び、これ以上嬌声をあげて男を喜ばせないよう下唇に歯型がつくほどきつく噛みしめ、痛みで濁った甘快感を打ち消そうと試みる。

しかし、背後で玩具を操る男には、白い細身に汗で光らせ、肌を粟立たせている女が快楽に身を墜としかけている様は、手に取るようにわかってしまっているようだった。

『ここが好きなのだろう?女のここは、どいつもこいつも同じだ。普段は澄ました顔で、そんなことに興味なんてありませんみたいな風を装ってはいても、下の口の好物はみんな似かよっている。・・・ははは、そんなに美味いか?・・おいおい、そんなに涎を飛ばさんでも、まだまだたくさんあるからな。慌てるな・・慌てるなというのに・・そんなにがっつくとはしたないぞ?はっはっはっは・・』

玩具を操る男の嘲笑に、心底嫌悪感が沸き上がるが、同時に身体の中心からは、その嫌悪感を糧として、どくどくと熱を帯びた恍惚の感情が湧き上がってきてしまう。

女という生き物の性、恋人や伴侶からは決して与えられない領域の甘美味・・。

真に深い快感は、心の親しい人では与えられない。

『くふぅ!!・・・っほっ!ぁあ!』

『くっくっく。我慢して、俺を楽しませる時間を伸ばしてくれているのか?』

ドギュン!ドギュン!ドギュン!ドギュン!・・・

自身の身を蕩けさせ、規律正しく体内をかき回しているモノの音、封じられた視界、屈辱的な格好で拘束された身体、憎むべき仇によって与えられる屈辱と快感・・。

脳内から止めどなく分泌される物質をコントロールできず思考が停止しかけるが、裏腹に身体の感覚はどんどん研ぎ澄まされていく。

声はできる限り抑えているが、身体の反応や発汗などで、はしたなく感じてしまっているのは、背後の男には完全にバレてしまっているだろう。

男は突き込んだ棒状のモノのスイッチを一度きると、角度を鋭く変え、吊り上がった目を細め、口角をあげてほくそ笑んだ。

『ひぅ!!あっく!ああっ・・!あっくぅう!そこはぁ!ダメ!・・だ!やめ・!て・・・!』

動きを止めた棒状のモノが、陰核の裏側にあるざらざらとした部分を、ぐりぐりと甚振るように陰核の土台を内部から押しつぶすように突き上げてきたのだ。

『そうは言ってもなぁ・・下の口はやってくれと言っているように聞こえるぞ?』

背後の低い声が愉快そうにそう言って笑うと、再度モノが動き始める。

ドギュン・・・ドギュン・・ドギュン・ドギュン!ドギュン!ドギュン!・・・

再び激しく前後運動を繰り返す男性器を模したモノは、恥ずかしいほど濡れぼそった膣内で人間では不可能な速さで暴れまわりだす。

『うっ!!・・・うぅっ!・・やめ!・・・動かさないでっ・・う、動かすなっ!!』

陰核の裏側から子宮口の入口に当たるまで、オモチャの先端が正確に肉壁を擦り上げてくる。

「ははは!動かすとどうなってしまうのだ?」

『ああはぁ!!あはっ!!・・ひぅ!!ひあっ!ぐぅ!ぐぎいっ!!やめろ!!もうやめろぉ!!・・動かすな!動かすなぁ!!ひぐっ・・!っとめてっ!!もう十分辱めたでしょうっ・・くぁ!・・これ以上っ!やめてぇえ!』

背後からの質問に応える余裕などない。

感じている様をできるだけ見せないように強気を見せてみるが、それが全く逆効果なのはわかっている。

しかし、それでもこの男が与えてくる快感を従順に受け入れるわけにはいかない。

ドギュン!ドギュン!ドギュン!・・・

その単調ながらも圧倒的な速度での往復運動に、こらえきれず普段は言わないような強い口調で可愛い声をあげる。

『あん?何と言っているのだ?上の口と下の口では意見が食い違っているようだな?こちらに言う前にもう少しそっちで話し合いして意見をまとめてから言え』

しかし、背後からは愉快そうな笑い声混じりで罵倒されてしまう。

止めてくれる様子もない男のセリフに、ますます脳が反応し子宮が収縮してしまう。

激しくガチャリガチャリと拘束具が音を立ててしまうが、戒めはもちろん緩む気配もない。

無駄だとは分かってはいるが、全力で肉体強化をし脱出しようと試みるも、せいぜい生身の屈強な男並みのパワーしか出せない自分の強化能力を脆弱さを再認識させられただけだった。

ガチャガチャと鳴る音が無駄だ無駄だと言っているように聞こえただけで、やはり戒めはびくともしない。

『く、くそっ!・・ひ、卑怯者っ!・・解けっ!!・・うっ・・っく・・こんな機械っ!!・・・こんなモノで!・・こうやって縛らないと・・!女一人っ!相手にできないっ・・!ほあぁ!!っく・・のですか!!!・・うぐぐぐぐ・・・ひぃっ!!も・・もう嫌っ!!』

強化能力を拙いながらも全力開放して使用したため、抵抗する体力をいたずらに無駄にしてしまっただけだった。

『くははは、非力なバカ牝め。もう終わりか?もっと抵抗して楽しませて見せろ?・・・耐え澄ましていても貴様は先ほど何度も昇天した顔を晒していたのだぞ?さあ、また楽しませてもらおうか!』

『あっあああっ!!いやっ!!やめてっ!!止めてっ!!・・い・・いや!!貴方ならっ!こんな拘束具無しでも私を抑えつけられるでしょう?!っいや!っくぅう!!やめてぇっ!』

膣内を激しく往復しまくるオモチャに、細身とはいえ豊かなヒップと括れた腰を卑猥に捩りながら、オモチャで与えられる屈辱の高みへ無理やり押し上げられていく。

『ははははっ。非力な女が無駄な抵抗をしているところが面白いのだろうが?嫌がっても我慢できんだろう?普段がクールに澄ましているぶん、無様に感じ始めると滑稽さが際立つな!ほら、もう一度さっきの下手くそな強化をやって俺を楽しませてみろ』

「ああああっ!!うるさいっ!・・・言われなくても!!・・・っ今度は本気で!!・・い、いや!っくっ!!?ちょっ?!!・・だっ!ダメっ!!これだめっ!!・・か、解除!だっ!だめっ!!・いっ!・・いやっ!そっ・・そんなっ!」

再び肉体強化をした瞬間、全身の筋肉が強張り突き込まれた棒状のモノを激しく下の口で食締めるように収縮させてしまう。

規則的な機械音を発していた器具が、膣の締め付けで音が鈍る。

どぎゅ・・ん!・・どぎゅ・・ん!・・ど・・ぎゅん!どぎゅ・・・ん!どぎゅんどぎゅん!ど・・ぎゅん!

『っひぁ!!だめだめっ!!・・か、いじょ!うぐぅうう!!いやっ!!いっ!・・・っい!逝っ!・・・・っくぅう!!!』

肉体強化で筋力を収縮させてしまった勢いで、ギリギリ我慢していた絶頂を自ら思い切り噛みしめてしまったのだ。

我慢していたぶん、思考が白くなり目の前がスパークする。

「へたくそ。マヌケ女め」

背後から嘲笑交じりの声で罵るのが聞こえてきたが、反論することなどできるはずもない。

言葉通りマヌケであるし、そんな余裕もない。

半分自爆の深い絶頂の波に翻弄され、涎を垂らした顔をあげて仰け反る。

容易に開放してくれない絶頂の波に身体は何度もわななき、後頭部をギロチン板で打ち付けるほど仰け反りを繰り返して髪を振り上げ、涎や、滴る汗が髪の毛を伝い迸り、天井に届かんばかりに放射状にまき散らし昇天する。

『逝ったか・・。さて派手に逝ったところで休んでいる場合ではないぞ?少し早いが、神器を挿入してやろう。くくく、逝きマンコにはさぞキツイだろうな。どれ・・』

ガチャガチャと拘束具を鳴らし、絶頂の余韻を受け止めて戦慄いている身体を逃がさぬよう腰が背後からがっちりと掴まれ背後に引き寄せられる。

ぐちゅ・・くちゅちゅ・・!

『はぁ!!いあ!いや!いやぁ!!!やめてぇ!逝ったからっ!きついっ!逝ったからぁっ!』

果てたばかりの無防備な膣穴に、先ほどのモノを上回る太さと長さの弩張が侵入してくる。

制止の懇願はもちろん聞き入れられず、悲鳴を上げているのを楽しむかのように、暴れる身体を抑えつけ、キツイ個所にわざと当たるようにえぐるように擦りつけながら侵入させてくる

ぐちゅうう!!

『ひあああっ!』

隠すこともできないむき出しの弱った急所に、先ほどのモノよりも破壊力のある、しかも先端から女にとっては完全敗北させる液体を発射する銃口が、女の子宮口にぴったり合わさるようにあてがわると、ぐりぐりと無遠慮なディープキスしだす

膣内、女のコアへの回避不可なゼロ距離射撃の可能性。

自尊心を削り、快楽だけを与えてくる疑似のオモチャとは緊張の次元が根本的に違う。

玩具の銃と本物の銃の差だ。

『はっ!!っは!っは!・・いて・・!ぬ・・いて!ああっ!おねがい!・・って!・・・ぬいてえええっ!』

憎い仇に銃口を突きつけられ、極度の緊張から浅い呼吸を短くしながらも、全身に鳥肌を浮き立たせて懇願する。

しかし、男は逃がさぬよう女の腰をぐいと引き、コアの入口に銃口を押し付けると、落ち着き払った口調で言う。

『お前は気持ちよくなっただろうが、俺はまだまだこれからだ。いいか?俺の一物で逝ったら褒美をやろうではないか』

ぐちゅぅう!ぐりぃいい!

男はそう言うと、おんなのヒップに腰を押し付けるようにして中を擦り上げる

「あぐぅう!!ああっん!・っくぅ!・・ほっ・・うび・っ?」

『そうだ。褒美だ。中で出てやろう・・』

『いっ!いやっ!!それだけは許してくれるって!!』

最初に犯されたときに、それだけは許してほしいと聞いてもらったのだが、舌の根も乾かぬうちに反故にしようとしている男に女は憤る。

『ああ。おまえが逝かなければな。約束は守るかもしれんし守らんかもしれん。ははははっ。どうしてやろうか・・』

しかし、男は悪びれもせずいい加減なセリフを言う。

女はそのセリフを聞き、反射的に肉体強化をして逃げようしてしまい、またもや先ほどと同じく肉棒を下の口で噛みしめてしまい、内側へと筋肉収縮した膣壁に押し込まれ男の肉棒が子宮口へ押し付けられる。

『ひぎぃ!?・・っか!っは!・・・っい!だめっ!!あああっ!』

『ははははは、反射的にやってしまったのか?セルフ受精か?学習できんやつだな。はははは・・ん?・・頑張るではないか。そらっ!』

ずちゅっ!ばちんっ!

反射的に行ってしまった肉体強化で不覚にもまたもや逝ってしまいそうになる。

しかし、口をパクパクとさせ息浅く呼吸しながらも耐えていたのだが、男はそんな女を嘲ると、弩張りを膣内ギリギリまで引き抜き子宮口に再び突き刺した。

「きゃっ!!!っあああ!!!・・ぐううっ!!」

男は一突きしただけで、にやにやと女の様子を見下ろし見守っている。

『どうだ?ん?我慢できそうか?くくく』

『っっ!っっ・・!っ!!・・・・っ!』

応える余裕など有るはずもない、例えるなら電柱のような細い円柱の頂上で目隠しされ、爪先立ちで落ちないように耐えている状況だ。

ぶるぶると全身を小刻みに震わせ、少しでも気を抜けば襲い掛かってくる並みに歯を食いしばり耐えている。

ずちゅぅ!ばちん!

『ほぁ!!!・・っ!っ!!!・・・!っっっ!!・・・ぐっ!!っっ!』

予告なしで再び一突きが加えられ、そのままコアをグリグリと甚振られる。

「くははははは!堕ちんのか?楽しませてくれる!」

拘束した女は全身をじっとりと汗で光らせ、呼吸も忘れ逝かないようにぶるぶると小刻みに震え快感を耐えてている。

必死で耐えている女の様子がおかしくなったのが、男は意地悪そうな笑みを浮かべ腰を動かし出した。

ずちゅっ・・・!ぐちゅ・・!ずちゅ・・・!ぐちゅ・・・!ずちゅ・!ぐちゅ・!ずちゅ・!ぐちゅ・!

最初はゆっくりと、じょじょに速度をあげ、最後は工具によるドリルバイブ並みの速度でピストンをしだす。

ずちゅぅ!ばちん!ずちゅぅ!ばちん!ずちゅ!ばちん!ずちゅ!ばちん!ばちん!ばちん!ばちん!ばちん!ばちん!ばちん!ばちん!

この動きに女が果てるのを耐える術はもうはない。

『はぁっ!!・・うっくぅぅっ!わたしをおもちゃなんかにっ!!・・ああっ・・そんなっ!・・・・っだめっ!すぐっ!!・・なんでこの身体はっ!!耐えなさいっ!・・どうしてっ!こんな下品な男にっ!!っああ!だめなのに!!・・・ひっ!きゃっ!!・・だめっ!またっ!!もうっ!!』

ピストンの途中からもうすでに耐えられない水域まで来ているのは女にも分かった。

生殺与奪に近いことをを握られていることの興奮・・。

憎い仇の男性器で無理やり押し上げられる屈辱に身を焦がし出す。

「クソ野郎に与えられる快感は堪らんだろう?それに何度も教えただろうが?・・逝くと鳴け!言わんと中に出すぞ?!逝っても出すがな!」

「っかっ!?それだけはっ!!だめっ!でもぉっ!!・・・ああっ!!ぃくぅ!っああ!!・・・ぃくっいくっ!・・っ逝っくぅうううううっ!!!」

どっちにしろ出されるのだが、興奮と快感に塗れた頭ではよくわからなくなった女は、男を喜ばせるセリフを絶叫し、鼻、口、尿道、膣という四つの穴から液体を迸らせながら大きく逝き果てた。

絶頂の余韻で、びくんっびくんっと、その逆エビ反りポーズを3度、4度と大きく繰り返してから、ガチャリと拘束具の金属音を鳴らして力尽き気を失った。




【第9章 歪と失脚からの脱出 28話 忘れられぬ刻印終わり】29話へ続く
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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