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第9章 歪と失脚からの脱出 27話 紅蓮の無理難題

第9章 歪と失脚からの脱出 27話 紅蓮の無理難題

「紅音・・・どう見る?」

丸岳貴司は、複数の衛星画像に映し出されているそれぞれの男女のことを指して言っているのであろう。

モニタの明かりだけで、管制室は薄暗く光源は抑えられている。

モニタを見ながら、上司である紅蓮こと緋村紅音に問いかけたのだ。

緋村紅音のことを名前で呼べる数少ない側近の一人が丸岳貴司であった。

呼び捨てにされた紅蓮だが、丸岳を咎めることなく組んでいた腕の一つを解きその指を形の良い顎に当て、そして前髪を弄びだす。

「あいつ等、私の【紅蓮火柱】を喰らっても死ななかったのよね。・・・このぐらいはやってくれないと・・。でも、しょせん私の敵じゃないわ」

紅音は、赤髪巻き毛を、腕組している片方で前髪を指で弄びながらも、モニタを眺めならそう言った。

「そうか・・。流石だな・・。菊沢の連中も想定以上にやるようだが・・・」

丸岳はモニタに映る達人6人の動きに感心していたが、それらを見ても事も無げに言う紅音の表情を、横目で伺いながら言う。

強がりなのか、本当に自信があるのかを確かめようとするが、紅音の横顔はセリフ以上には真剣というだけで、真意のほどは読み取れなかった。

「でも、髙嶺が押し切りそうね。・・美琴がいい所に誘い込んでくれたから、菊一は背後の上空からの攻撃を避けるので手一杯って感じね。見てる限りだと、高嶺のやつらは遠中距離の攻撃手段がたくさんあるのに対して、菊一はほとんど打つ手がないじゃない。これだと予定通り、殉職してくれそうだわ」

紅音の言った通り、モニタに映る画面では、倉庫の方角に駆ける菊一メンバーを、髙嶺が背後から一方的に追撃しているという構図であった。

菊一にとって、上空を取られ、不利な地形が延々と続く場所に誘導されたので、苦戦を強いられるのは無理もないのである。

モニタには長身黒髪ロングの女と、短髪白ファーの女が追撃しながら、時折白刃を煌めかせ、剣圧によるオーラ攻撃を行ってる。

そんな映像を3人は眺めていたが、モニタの前に座っていた女が振り返り言った。

「しかし、支社長。このまま彼らが任務に失敗してしまうと、情報が他国に渡ってしまうかもしれませんが、よろしいのですか?」

管制室のモニタの前のデスクに座っていた、少しボーイッシュな短髪黒髪の女性が、その魅惑的なアーモンド形の目を、後ろの紅音に向けて問いかけてきた。

モゲたちと話していた時の口調とは、まるで別人の猫柳美琴である。

「よろしくないわよ。そうね・・美琴には言ってなかったわね。今から美琴に出動してもらうのよ」

「い、いまからですか?」

美琴は、紅音の突然の言葉に少し驚いた様子で聞き返した。

少し困惑しながらも、その凛とした表情には、先ほどまで語尾ににゃんにゃんと言ってた面影は全くない。

細身であるが、流線型の猫のようにしなやかなボディラインで、どう見てもスーツを着こなした、デキる女そのものである。

「ええ、そう。今からよ。実はもう用意してあるの。予定が変わるかもしれないから美琴には言ってなかったのよ。屋上に高速ヘリを用意させてあるのわ。服も装備もヘリにあるから着替えながら飛んでちょうだい。追い風だし1時間もかからないわ。燃料も以前偵察で飛ばしたときに現地に置いてきてあるから、十分往復できるはずよ。到着したら、そのままヘリを待機させてディスクを回収して、重工業の方へディスクは持ち帰らず、この屋上に帰ってきなさい。いいわね?・・・香港の奴等もいまさら追加人員が来るとは思ってないわ」

いきなりな上、結構高いハードルの命令を、紅音はさらりと言ったのに対し、美琴は少しだけ困惑顔のままも、素直に返事を返した。

「そうだったのですね。・・・わかりました」

夜が明ければ普通に出勤で、仕事も山積みの美琴であったが、部下のスケジュール管理などまったく気にしていない上司の勅命で、いきなりハードスケジュールになってしまった

「ええ、お願い。美琴の力があれば、髙嶺や張慈円がいてもディスクを奪い返すなんて造作もないでしょう?」

美琴の返事を聞き満足そうに頷いた紅音は、機嫌よさそうに言う。

「はい。彼らを殺せと言われたら、大変ですが・・、ディスクを奪い返すだけであれば、おそらく可能です」

美琴はなんてブラックな職場なの・・と思いながらも、紅音に合わせて返事を返す。

「・・・ついでに樋口のカスも始末できない?菊一が捕らえてくれればいいと思ったんだけど、今見てる限りじゃ無理っぽいし、・・・・どう?もう捕えなくていいわ。殺してきて?」

すると、すでに困惑気味の美琴に、紅音は更に倍プッシュで要求を上乗せしてきた。

組織や上司には、できるだけ従順でありたい美琴であるが、さすがにその言葉には目を見開き、反論しかけるが、言葉を選ばなくてはと思い、少し間を置いてから紅音に向き直った。

「・・・彼ほどの能力者をついでに殺す・・ですか・・。・・・お言葉ですが、私ではおそらく樋口常務には歯が立たないと思います・・」

本当に樋口の始末までするのであれば、一対一では無理だと美琴は悟っていた。

しかしそれでも、樋口を始末することが優先事項として高いのであれば、それなりの人員が必要であるという思いから出たセリフであったのだが、美琴のセリフは、直属の上司である紅蓮の気分をかなり害してしまったようだ。

「はぁ?・・やるまえから何言ってるの?」

美琴は、紅音のセリフに空調の効いた薄暗い管制室の温度が、一気に上がったかのような錯覚に陥る。

しかしこのままでは、ほぼ勝てないことがわかっている敵と戦わされた上、ディスクも奪われ、自身も殺されるか、捕まり口を割らされる為、拷問を受けてしまうだろう。

どちらの可能性も高いことがわかっている美琴は、必死で言葉を探した。

「も、申し訳ありません。ですが・・・樋口常務とやり合うとなれば、私だけでは・・、それにあの雷帝張慈円もいます・・見つかれば私如きではとても・・。逃げるだけならともかく、戦うとなれば支社長にご同道をお願いしなくては到底太刀打ちできません・・」

空調の効いた管制室で、美琴は汗を流しながら必死に言葉を選び、紅音に訴える。

「私は行けないわよ。私が関与してるなんて知られるわけにいかないじゃない。美琴の能力なら見つからないで近づけるでしょ??見つからないってことは、攻撃でも先手を打てるってことじゃない。不意打ちの一撃で殺せばいいんだから楽勝でしょ?」

(・・・そんな・・。それなら誰にでも勝てるってことじゃない・・。そんなわけないのに・・)

そう思っている美琴の心中を察したわけではないが、紅音は「うん」と言わない美琴にだんだんとイライラしてきている様子になり、その表情を険しくさせつつある。

「申し訳ありません・・・。・・わかりました。お約束しなくてもいいのであれば、やるだけはやってみます。しかし・・・樋口常務と戦えばディスクを再度奪い返されてしまう可能性が高いです。・・それでもよろしいでしょうか?」

紅音の危険になりつつ様子に、美琴は覚悟を決めた。

断ればここで殺されるかもしれないが、もしかして上手く行くかもしれないというほうに掛けたのだ。

「だからよろしくないって言ってるでしょ?奪い返されるなんてダメよ。きっちり消して、ディスクも持って帰ってきなさい」

しかし、覚悟を決めた決死に近い美琴の言葉でも、紅音の我儘は止められない。

一切冗談を言っている様子のない紅音のセリフと表情に青ざめた美琴が、チラと紅音の背後に立っている丸岳貴司に、助けを求め一瞬だけ視線を飛ばす。

「紅音・・。無理を言ってやるな。・・樋口の能力と、美琴の能力を考えれば、難しいはずだ。ここは隠密行動が必要な場面だろう?・・美琴にはディスクの回収に専念させてやろう?そもそも美琴はそういう能力に特化しているんだぞ・・・。それに美琴が捕まり、正体が知られれば、結局紅音の関与を疑われることになるかもしれんのだぞ?・・・樋口を見逃しても、ディスクさえ奪えば取引は成立せんはずだ。むしろ、ディスクを奪われた樋口こそ、取引先には随分非難されるだろうな」

美琴の視線を受けずとも、助け舟を出すタイミングを計っていた丸岳は、紅音の背後から慎重に声をかけ窘めた。

「・・それは避けたいわね・・・。ふん・・・まあいいわ。じゃあ、美琴、ディスクの回収を最優先にしてちょうだい。最悪それでも取引は完全に阻止できるしね。・・・・樋口の始末は次回にするわ」

丸岳のセリフに、しかたないわね、と言った表情の紅音は、かなり妥協して美琴に言う。

「あ、ありがとうございます。ご配慮に感謝いたします」

青ざめた顔のまま、美琴は大きく息を吐いて安堵しているのを知られないよう、頭を深く下げ感謝の言葉を紅音に返した。

宮コー十指にカウントされていないアウトナンバーの樋口だが、その実力は折り紙付きで、慇懃で陽気な口調からは想像もできないほど、冷徹で残忍な能力者として知られていたのだ。

「いいのよお礼なんて。その代わり失敗は許さないわよ?わかった?・・わかったのなら、もう行きなさい」

そう言われると、顔をあげた美琴はそそくさと立ち上がり、紅音と丸岳の横を抜け管制室の出口に向かう。

「美琴、慎重にな。誰にも気づかれんようにだけ気をつけろ。もし見つかっても戦おうとするな。いいな?美琴なら見つからんとは思うが、見つかっても、逃げることを最優先にしろ」

丸岳は美琴が通り過ぎようとしたときそう声を掛けると、美琴は小声で「ありがとうございます」といい、丸岳に僅かに笑顔を向けて目礼すると足早に部屋から立ち去って行った。

「ふん・・・、丸岳くんがモテるのもわかるわね・・・。まあいいけど・・。じゃあ、私も、はなが待ってるから、行くわ」

丸岳とはそういう関係では無くなってから久しいというのに、かつての恋人がほか女のことを気遣っているのが感に触ったのか、紅音は面倒くさい女の一面を少しだけ覗かせぼやいた。

丸岳は紅音のことを熟知しているので、そんな態度や様子を追求せず、これから紅音がしようとしていることを素直に心配し口にした。

「相手は4人もいるが・・・、はなもいるし紅音なら大丈夫だな」

丸岳は紅音の背に、そう声を掛ける。

「随分違うじゃない。ふん・・まあその通りよ・・大丈夫。・・問題ないはずよ。ノープロブレム。・・いま見た菊沢宏達より嫁のほうがずいぶん弱いんでしょ?ラックショーよ。じゃあ、いってきまーす」

丸岳の言葉に紅音は振り返って、不機嫌そうな様子で返事をした。

「おいおい・・どう・・?」

「すぐ終わるって言ってるの」

丸岳は急に投げやりになった紅音に心配そうに言うが、紅音は言葉を遮り、振り返ると、腕を開き、首を傾げ、何か問題でも?といった風な様子で丸岳に一歩詰め寄る。

かつての恋人が美琴に助け船を出したのが、実はけっこう気に障ったのか、紅音はすこしイライラしている様子だ。

「しかし、紅音・・。屋内だからな・・。紅音の真骨頂である強力な技は使えんだろう?それに、あまり会社を燃やされても困るぞ・・?警察やメディアには口止めできても、見た目に燃えてしまうと、いまは誰でも動画を撮れて、アップできてしまうからな・・。そのうえ、菊沢美佳帆達の能力も、おそらく感知系だと分かっているだけで、ほぼ不明だ・・。仕事では何度か戦闘した報告が上がっているが、肉体強化以外の能力はおそらく通信や探索能力があるぐらしかわかっていない。紅音は確かに強いが、どんな相手でも油断するべきではない。・・・・言うと怒るから言わんかったんだが、紅露や松前が戻るまでまったらどうだ?」

それに、先ほど北王子公麿、稲垣加奈子、神田川真理にも仕留めきれず逃げられたではないか。とまで言いたかったが、紅音の性格を考慮しはっきり言えないでいると紅音のほうが丸岳を納得させようと口を開いた。

「・・・ていうか、はなもいるのよ?実際二対一だから大丈夫だって。それに、待ってられないわよ。松前達が七光りを連れて帰ってきたときにはもう終わらせておきたいのよ。菊沢の嫁を始末するのを、あいつに知られたら絶対邪魔するでしょ?・・弱っちくなってるあの女に暴れられたら、ついうっかり殺しちゃうかもしれないじゃない?」

「新参者である菊一の者達を始末してしまうのには反対せんが、・・紅音の匙加減に任せると言ったものの、本家の人間の弑逆は、いまはまだ諸手をあげて賛成はできんな・・」

宮川家の一族を、しかも直系の娘である宮川佐恵子を殺してしまうと、紅音に降りかかる火の粉も払いきれないものになると分かっている丸岳は、神妙な顔つきでそう言うと、じっと紅音を見つめた。

暫く二人は無言でいたが、紅音が目を逸らした。

「・・・丸岳くんがそう思ってるのは知ってるわよ・・。それに私もわかってる」

「・・そうだな。余計なことだった。すまない」

紅音は丸岳の懸念と、自身の身を案じてくれているのがよくわかり、はぁ・・とため息をついた。

「・・・・わかったわよ。慎重にいく。七光りにも短気をおこさない。ピンチになったら連絡する。・・これでいい?」

丸岳の真摯な表情に紅音はやや折れて、少しだけ安心させるような口調で言った。

「ああ、・・わかった。気をつけろ。なにかあれば知らせてくれ」

「ええ、何かあればね。丸岳くんもそっちの様子ちゃんと見ててね」

丸岳は紅音のセリフを聞き、幾分表情が和らぎ、紅音も僅かに表情を緩めて、丸岳に言う。

「わかった。1時間もすれば美琴も作戦に参加するだろう。美琴にはちゃんとした指示を送ってやらなければならないしな」

「そうね。お願い。じゃあ行ってくるわ」

そう言うと紅音は、宮川コーポレーション関西支社の上階部分、菊沢美佳帆達が寝泊まりしているスイートルームがある15階に向け、ついに歩き出した。

現在午前4時30分を少し回ったところである。

菊一の主戦力である宏達は遥か日本海の孤島におり、佐恵子の側近二人も先ほど追い払ったところだ。

よっぽどの早起きの習慣がない限り、ほとんどの者が寝静まっている時間、宮コー最大戦力の一人である紅蓮が、美佳帆達を始末すべく動き出したのだった。




紅音を見送ると、美琴が座っていた椅子に腰かけ、長髪を後ろにかき上げるようにして額を撫でる。

「・・思い通りにはいかんものだ・・。紅音も・・そこまで無理せずともいいのだが・・」

誰ともなしに独白した丸岳だったが、すぐに表情を引き締めて目の前のモニタに目を移す。

「しかし、すごいな・・。・・こんな奴等が野に潜んでいたとは・・。能力者捜索ももっと力を入れねばならないということか・・」

そう言うと、丸岳はスマホを取り出し、紅露にコールした。

もし菊沢美佳帆たち4人が、いまモニタ越しに見ている菊沢宏、豊島哲司、三出光春とまではいかずとも、もし一人一人が彼らの6割ほどの戦闘力があるのであれば、いくら紅蓮でも一筋縄ではいかないだろうと感じたからだ。

紅音は転生炎で全快しているとはいえ、もともと屋内戦闘では使える技能は制限されるし、所有している能力的に周囲に気を使いながらでの戦闘では、本領が発揮できない。

紅音の真骨頂は、多彩な高火力技能もそうだが、自身周囲に常に熱をまき散らし、近くにいるだけで敵に継続ダメージを与え続ける広範囲の地象効果が凶悪なのである。

抵抗力の弱い能力者や、一般人であればまず10秒も持たず全身火傷を負い、1分もすれば呼吸もままならないまま、カリカリに干からびてしまうだろう。

宮コー十指に数えられ、紅蓮という二つ名持ちの紅音は、過信もすぎ油断も多いが、本当に恐ろしい能力者なのである。

攻撃的な技能を多数有し、遠近オールマイティなバランス型の能力者である紅音は、オーラを纏った徒手空拳だけでも、ほとんどのものを圧倒するだろうが、今回の相手は能力がよくわからない4人である。

一人ぐらいは紅音の能力に対応する能力を持っているかもしれないし、たとえ個々の力が弱くても、連携を取り合う相手は厄介だということを丸岳はよくわかっていた。

(自信があるのにも困ったものだ・・。逃げ去った稲垣や神田川が加勢に現れたら、紅音の方こそ一気に窮地に陥ってしまうかもしれないぞ・・)

スマホを片手に紅露が出るまでのあいだ思案を巡らせていると、どんどんと不安要素が膨らんできたところで、耳元のコール音が鳴り止んだ。

「紅露か?そちらの首尾はどうだった?・・・いや、いいんだ。それでかまわない。それよりとにかく支社に戻ってきてくれ・・・。ああ、支社長には俺から事情を説明しておく。まかせておけ・・。それより松前も連れてはやく帰ってきてくれ・・・。ああ・・・そうだ。・・・そうだ。・・・・たのんだぞ」

丸岳は、通話を切りスマホを胸ポケットにしまうと、ふぅと溜息をつき座りなおす。

そして内ポケットから電子タバコを取り出して咥えると、椅子の向きを変え、脚を組んだ。

「さあ、せっかく披露してくれているんだ・・。ここでくたばるなら、必要ないが・・もしかしてということもあるからな」

丸岳は、そう呟くと今後敵になるであろう者たちの動きを、モニタ越しに観察し出したのだった。

【第9章 歪と失脚からの脱出 27話 紅蓮の無理難題終わり】28話へ続く
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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