念願であった岩堀香澄を
私の名刀で沈めてから2日
が経った。
最後はこれもまた念願であった
あの岩堀の眼鏡にぶっかけてやった
のだ。
これほど爽快な事があろうか・・・
フフフ・・・
思いだしただけでもまた私の
名刀が肉を求めるようにそそり
勃ってくる・・・
あれから2日経つが大原は出社して
来ない。
岩堀はかなり心配そうにしているが
知った事ではないし本当に私も何も
知らないのだ。
岩堀は私に何も言ってこない所を
みると居酒屋でのお灸が相当堪えた
のかそれとも私などとは話もしたく
ないのかいずれにしても鬱陶しく
ないのは良い事である。
しかしあれから2日しか経たないのに
またこの同じ場所、同じ部屋に来ることに
なるとは・・・
あの時私はこのテーブルにあの岩堀を
四つん這いに乗せてあの丸丸とした
白い肉を叩きながら名刀であの女の
女芯を貫いたのだ・・・
フフフ・・・
こんな事ばかり考えているとまた肉を
貫きたくなる。
今日は賃貸部門以外ではまだまだ社内では
人望のある私に受付の吉澤美智子が相談が
あると言ってきたのだ。
夕方に彼女から来たLINEに義経で
19時にお願いしますと伝えて来た。
私は18時45分くらいに着き
この部屋が空いていたのでこの部屋に
先に入り吉澤美智子にLINEで2番の
部屋に居る旨を伝えた。
吉澤美智子から水島さんに相談に乗って
欲しい子もいけるみたいなので連れて行って
良いですか?
との返信があったので
勿論OKと返してやったら
ありがとうございます。すぐに参りますとの事。
彼女が来るまでの時間、この場所に居るとあの日の
余韻に浸ってしまう。
しかし相談者が吉澤自身でないのが少々残念であった。
相談が金融関係のとの事であったので恐らくは
借金で首が回らなくなったか、そんな中でも融資を
受けれる所を探しているか・・・
そもそもそこまで具体的な話でもなくただ金に困っている
というパターンも考えられるか・・・
株や保険で良い所を紹介という事は無いだろう。
もし前者の方なら吉澤本人であれば面白い話にも
なったんだがなぁ・・
というのも
橋元社長の義理の弟の木島が数か月前から橋元社長の
指示を受け金貸しを自宅でやっている。
金貸しと言っても国に届け出を出して利息で儲ける
というような正当なものではない。
そもそも橋元社長は木島に金貸しをさせて儲けようと
考えている訳では無くオルガノの家賃を払えなくなった
女の相談を受け2~3か月分の家賃を立て替えてやる
代りに木島に木島の部屋で抱かれるという寸法だ。
それを木島が撮ったものを例のごとく配信していた。
橋元社長が木島を気にいって近くに置いている理由の
1つが木島の刀が私のそれと変わらない威力を持っている
事が大きい。
私も何度も映像で木島の女を抱くシーンは見たが私が柔なら
奴は剛とでもいうべきかとにかく女を壊す抱き方をする。
この私が言うのもなんだが酷い抱き方だ。
しかし橋元社長は自分が抱きたいような女でも木島に抱かせ
それを見るのが好きみたいで木島にとっては金を貰えて美女を
抱けるのだからこれほど有意義な事もないであろう。
木島が良い仕事をするものだから木島の金貸しからの
女を堕とすという手法が今では私達の盗撮映像配信の
多くを占めてきている。
最初はオルガノを始め橋元社長の持ち物件の家賃滞納者の
中で美人な人妻を私がピックアップし家賃請求の際に
お困りでしたら相談に乗ってくれる人が居ると木島を
紹介して連絡先だけ渡し行く行かないはその人の自由としていたが
今までほぼ100%木島を紹介した女は木島の所に行く。
その家賃未払い者のリストから美女をピックアップする事
から始まり
今では賃貸物件の住居者だけでなく純粋
に金に困っている人妻を見つけては木島に紹介していた。
だから吉澤ならルックスに身体も問題なく確か29歳か?
年の頃も熟れ頃で木島に抱かすのはもったいないが良い
被写体になれたものなのにと残念に思っていた。
吉澤の身体を想像し名刀が肉を求めるように疼いてきたら
丁度吉澤がやってきた。
「お疲れ様です~水島さんっ
申し訳ありません~わざわざお時間頂きまして~
しかも先に来て頂いているなんてっ」
吉澤は勿論だが平安住宅受付嬢の紺の
制服では無く七分袖の薄地の水色のカーディガンに
白のインナーにクリーム色の膝丈のフレアスカート
姿であった。
私服姿を見るのは初めてであるがこうして全身を
眺めると29歳の年齢よりは若く見える反面
その熟れ頃の肉体だけが成熟しているような
アンバランスさがまたそそられる。
「いやいや~同じ会社の仲間ではありませんか~
そんなにかしこまらずにさあさあっ
私などでお役に立てるかは解りませんが
入って入ってっ」
と中に入るように即すともう1人長身の吉澤の
陰に隠れていた小柄で華奢な女性。
何と相談相手はあのもう1人の平安住宅
受付嬢である三崎梓だった。
「あっこれは・・・
三崎さんじゃないですか~
お昼に吉澤さんが言っていた
・・・人は君だったのかい?」
と私は驚いた表情で三崎を
見ると三崎は少しおどおどしながら
座敷に上がって来る吉澤の後ろから
丁寧にお辞儀をしながら
「はい。
あの時は何も言わず申し訳
ございませんでした。
急な事で・・・
水島さんに吉澤さんが相談して
下さっている事も私の事だとは
思いながらも確信が持てませんでしたから
あの場では何も言えずに・・・
今日は本当にありがとうございます!
宜しくお願い致します。」
と肩にかかるかかからないくらいの
つややかな黒髪を揺らしながら何度も
お辞儀する三崎梓。
吉澤とは違い華奢で細身の彼女は
吉澤とは正反対な感じの清楚な白の
ブラウスに黒のキュロットパンツと
色合いは地味だが露出度は夏らしく
これはこれでそそるものがある。
しかも見た感じは確か25歳くらいと
記憶にある彼女だが大学生くらいにも
見える。
顔立ちも吉澤のような正統派美人でも
岩堀のようなインテリ美人でも
常盤広告の中島のような健康美人でも
無いが大人しい感じのウブな可愛らしさの残る
OLという感じだろうかしかし何処か
古風な薄幸の佳人というような幸の薄さも
醸し出している。
これなら・・・
何となく困っているのも頷けるなぁ・・・
身体から困っていますオーラが出ているよ~
しかし相談者があの三崎梓とは意外だが
ラッキーだ。
私はそう思いまずは彼女たちの信頼を
得なければならないので精一杯
【良い人水島喜八】
に成りきる。
「いえいえっ
まさか吉澤さんから紹介を
受ける相手が三崎さんとは
驚いたけど同じ平安住宅の
仲間なんだから~
そんなにかしこまらずに
さあさあっ中へ」
私が立ち上がり中へ
来るように手招きすると
失礼します
と再度ペコリとお辞儀
して三崎梓が個室の縁に腰かけ
靴を脱ぎ座敷に上がって来る。
私は靴を脱ぎ背を向ける三崎の
腰回りに目をやる。
小柄で細いね~小ぶりなように
見えるがあの尻も美味そうだね~
83か84てとこかい?
胸はブラウスの盛り上がりから
80のCて所かな?
と三崎梓の身体の品定めをしながら
彼女がこの後話してくれる話が
楽しみでしょうがなかった。
うん?三崎さん
どのような不幸を抱えているのだい?
この水島が聞いてあげよう。
そのお礼は君のその華奢でいて
付くところはそれなりに付いている
美味しそうな身体で良いからね。
いかんなぁ・・・
どうも岩堀を貫いたこの部屋に
居ると発想がどうしても
下に走ってしまう・・・
今から私は彼女の悩みを
真剣に聞き彼女とそして
この豊満ボディの美人吉澤の
気を引かなくてはならんのに。
しかし2日前にあの岩堀の
ムチムチボディを貫きさらに
その前日に常盤広告の中島の
豊満な肉を喰らったというのに
私の名刀は美味に慣れてきて
贅沢極まりなくなってきているぞ。
しかも食欲が旺盛過ぎて
少しは制御しなくてはなぁ。
フフフ・・・
特上ステーキを2枚も
連日たいらげたのさ・・・・
たまには寿司も食いたくなるよ喜八。
もう1人の私がそう私に呟くが
ここは寿司を食す為にも
2人の信頼をまずは得ることが
大事と善人水島を表に出し
「さあ・・・・
今日もお仕事お疲れ様でした。
吉澤さんも三崎さんも話の前に
まずは喉でも潤さないとね」
と私は注文をするタッチパネルを
2人に差し出す。
「勿論今日は心配しなくても
私が支払うからねっ
後輩社員が2人だから当然だがね」
と先輩社員らしい所を見せつつ
賃貸部門では下りカーブを
描きつつある人望を他部署での
回復を試みて
「きゃ~ありがとうございますっ!
水島さんっ」
と遠慮なさげにサクサク飲み物
のページを指でスワイプして
カクテルのページで止めるのが
吉澤で
三崎は
「えっそんな
私の事で来て頂いて
いますのに・・・
悪いですよ・・・・」
と正座を崩したような姿勢の
横に正座している三崎が申し訳
無さそうな表情を浮かべながら
「いいよいいよっ
どうせ私は独身だし
この年で独身だとね~
後輩に奢るくらいしか
お金の使い道なんて無いから
はははっ」
と器の大きさをアピールしつつ
良い人である事もアピールする。
「えっ水島さん独身でした~?」
と私が離婚した妻美千代と
まだ結婚生活をしていた頃の
事を知っている吉澤が離婚した事実を
知らないのか聞いて来る。
「あっ3年前に離婚してね~
だから今は独身なのさ」
「えっあっそうだったのですね~
何かすみません・・」
吉澤がカクテルを注文しながら
少し悪そうに謝る。
あの受付では凛としている
吉澤が受付嬢の服を脱ぐだけで
このような少し小悪魔的な謝り方
をすると君はベッドの上ではどの
ように変わるのだい?
と今すぐにでも確かめたくなる
程に吉澤は私のゾーンに入っている。
「・・・こんなに良い人そうなのに」
とボソリと呟いた三崎の
言葉を私は聞き逃していない。
しかし今はこの2人の肉を私を始め
橋元社長の裏一派でどう食するか
その為にどう持って行くかが大事で
私の離婚話などはどうでも良い話。
「いやいやっ
もう昔の話だしねっ
そのおかげで今はこうして
わが社の美人受付嬢を
2人も前にしてお酒を飲めるんだから
離婚も捨てたもんじゃないよ
はははっ
あっでもそんなに明るく
話せる内容じゃないんだよね?
三崎さん、お昼に吉澤さんから
聞いた内容だとやっぱり
お金の問題かな?」
極力明るく私の離婚の話は
スルーして少し真剣な表情で
三崎の話を聞いてみることにする。
三崎はタッチパネルでウーロン茶を
注文し終え
「はい。
その・・
私の主人なのですが・・・」
と話し出す三崎の表情は
もう今にも泣きそうで
さっきまでテンションの高かった
吉澤の表情も曇っていく。
しかしこの三崎梓が結婚していた
とは知らなかった。
岩堀や中島やこの吉澤の様に
これみよがしにプラチナ製の
結婚指輪も付けていないしな。
「その・・・・
仕事も殆どしなくて・・・
パチンコばかり毎日行っていまして・・
私や主人名義のカードがもう残高0で
今では私達の生活費を足してくれていた
主人の親のお金にまで手をつける始末
なのです・・・・
吉澤さんにも相談に乗って頂いて
いたのですが・・・
吉澤さんだけでなくこの事を知っている
友人なども皆、離婚を強く勧められますが
主人と親御さんが本当に良くしてくれて
いまして・・
まだ1歳の子供の面倒も主人の親御さんに
見て貰えなければ今の職場で仕事する事も
できないのです・・
仕事ができなければ忽ちカードローンの
返済も滞るし・・
もうどうして良いか解らなくて・・・
それで社会経験も知識も豊富な方誰かに
相談して貰えないかと思い吉澤さんが
水島さんにと・・・
すみませんっ!せっかくのお酒・・・
美味しくなくなっちゃいますよねっ」
重く暗い感じで話していた三崎だが
最後に無理やり作った笑顔がいじらしく
見え三崎の無理やり作った笑顔が
私の名刀にさらに火を付けた。
《第4章 寝取る者に寝取られる者 第14話 新たな獲物 水島喜八》