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第5章 悲報 第31話 未知数の怖さ 菊沢美佳帆

私は部屋に飛び込み

橋元達が余興くらいの

つもりでしていた

小田切響子さんの下着の

色を当てるゲームに私も参加すると

飛び込んだは良いが

黒人の男性おそらくは

この男がマイクであろう。

とアジア系のマフィア2人組が

いきなり私と深町さんに銃口を

突き付けた。

(まさか・・・

いや銃を何丁か所持している

という情報は持っていた。

しかしこの場で使う気は

無いだろうが今までは小田切先生や

響子さん相手だから出していなかった

だけか・・・

これでは思い通り会話を進めれない・・・

迂闊だった・・・)

「うっひょ~

誰ですか?

この

ムチムチな太ももした

美人は?」

(水島っ!

やはり居たわね・・・

あなたとは2人で話して

聞きたい事が沢山あるわ・・・)

私は背中から深町さんには

こめかみに銃口が向けられている。

「ふっ・・・

深町さんっ!」

「深町君!!」

鎖で吊るされている小田切先生と

私達の少し前で立っている

響子さんが振り返りほぼ

2人同時に声を上げた。

「先生~!!

響子さんっ!!

申し訳ありませんっ!

先生っ!

私がついていながらっ

うぐっ・・・」

ドグッ!

深町さんに銃口を向けていた

アジア系のマフィア風の

男が銃の銃身で深町さんの

頭を殴る。

「オマエ

イキナリ

キテ

ナンナノネ

ウルサイ。

スコシハダマレ」

「なるほどなるほど・・・

その方が私と電話で話した

あの名番頭の深町先生ですか~

しかし私が興味があるのは

そちらのTシャツにホットパンツ姿の

美女なんですがな~?

う~ん・・・

会った事はないが知っている気が

するのは気のせいですかな?

しかし今のこの賭けに参加したいとは・・

外で聞いていましたかな?

お姉さん?」

橋元・・・

この男が橋元・・・

主人の宏と

うちの副所長の

和尚こと豊島は彼と一度

会っていた。

宏は対峙するだけで

我々のような能力者には

奴の凄まじいプレッシャー

を感じると言っていたが・・・

豊島もあんなヤバイおっさんから

仕事受けるのはゴメンや

と言っていた意味が解った。

宏や豊島も彼の力の程は伺えたが

能力までは解らなかったと言っていた。

私は橋元の視線に当てられた

だけで脳の先から足のつま先にまで

電流が走る感覚にさらされていた。

「社長この美女

御存知で?」

水島が橋元に聞いたと

同時に私の背中に突き付けられて

いる銃口に力が入り肩をマイクに

摑まれたままその手にも力が入る。

(くっ・・・

このバカ力・・・

哲司の巣の状態に近い握力?

こんな男相手にできないわね・・・

もしやるなら

一刀の元に動脈を狙うしか・・・

私は何を考えてるの・・・

挌闘には持ち込まないって

来る前にあれだけ自分に言い聞かせて

いたじゃない・・・

橋元のプレッシャーに

推されて冷静さを欠くようじゃ

ダメよ・・・)

正直振り払い扇子でマイクの

のど元を斬り奴に飛びかかれば

どうだろう?

張・・・

あの男・・・

深町さんには興味を示さず

私の動きにばかり注意を

払っている・・・

(そうよ。

マイクを何とかできても

あの張が居るし・・・

そもそもこの男たち

銃まで所持している。

全くこの町の警察は

何をしているのよっ!

大塚君のばかっ!)

「深町さんっ・・・

ごめんなさいっ!

ごめんなさいっ!

わたくし深町さんに

言われた通り車で

待っていられなかったのです。」

響子さんが深町さんに近づこうと

すると目の前に居た水島が

響子さんの肩を掴み。

「おっと・・

賭けの途中に

勝手に動かれては

困りますな~」

と肩から首に手を回し

左手で響子さんの左手首を

掴み動けなくする。

「うっ・・」

響子さんは力弱く水島に

拘束され動けない。

「貴様!

響子さんに触れるな!」

小田切先生・・・

何というお姿に・・・

小田切先生が大声で

水島を制するように叫ぶ。

小田切先生はその後やっと

私に気づき思い出してくれた

ようで深町さんが響子さんと

一緒に居なかったのが理解

できたのか

「君が来てくれるとは・・・

深町君が響子さんと

離れていたのは

その為だったのか・・・」

「先生ご無沙汰しております。

勢いよく乗り込んできたは

良かったですが・・・

早速この様でして・・

面目在りません。」

私は小田切先生にこの

危機から救い出せる

可能性がある事を

示す為に笑顔で

落ち着きそう応えたが

今の先生に伝わったかどうか・・・

「がははははっ

なるほどなるほどっ!

全て解りましたぞ~!

あんたはあの生意気な

グラサン男の嫁か!?

がはははっこりゃ良いっ!!

あの小僧私の仕事を

怨みのない悪事に手を貸せない

と断った上に相棒の男は

悪人に加担する気はないとも

ぬかしおったからのう・・

しかし今はあんたの

旦那もあの相棒の

男もどういうわけか

居ないみたいですな~

居れば深町番頭、アンタがこの

探偵事務所に依頼したのでしょうが

我々が相手となれば

あの男どもが来るはず

ですからな~」

橋元・・・

この男この短時間でそこまで

理解したとは・・・

この男の能力・・・?

「そうですよ~

菊沢美佳帆さん。

私はね・・・

【わかる】のですわ~

色々ねっ

がはははっ

なんならアンタのスリーサイズや

好きな体位にSEXの経験人数も

当ててみましょうか?

それとも体重が良いかな?

うんうん・・48、8㎏

ビンゴでしょう?」

「なっ・・・

何をバカな事を・・・」

この男昨夜風呂上りに

私が乗った体重計が

まさしく表示していた

デジタルの数字をそのまま・・・

何という能力・・・

これはマズイなんてものでは

無い・・・

「いやいや。。。

どうです?

菊一探偵事務所の・・・

そうですか?

あなた所長代理でしたか?

しかし面白い人だ・・・

この

ゲームに参加したい

みたいですね~

響子先生のゲームは

一応ね・・・

さっきのマイクの黒と予想した

ので終わりなのですがね~

アンタが引き続きゲームに参加

してくれるのなら

響子先生の

答え合わせは後回しに

しましょうか?

うん?

いかがかな?」

くっ・・

この男何を考えているの?

しかし・・・

今の発言からしてこの男の

力は読心術・・・

良い力持ってるのね・・・・

こんなものどう対処すれば・・・

「良いでしょ~?

菊沢さん

あなたもこっち側なら

私の秘書にでもなって

この町に君臨しませんか?

秘書になってくれれば

あなたの好きな体位で

ガンガン満足させますよ~

今満足していますかな?

収入にもSEXにも?」

・・・・・・・・

私はこのおそらく読心術と

同じような能力に抗う術を

宏から習っていない。

というか出来なかった。

人にはそれぞれ向き不向きがあり

左脳が極端に発達した状態から

訓練を始めた私は目覚めた能力は

百聞とある程度の肉体強化のみであった。

「うん・・・

なるほど・・・

だんまりですか・・・

あんた時間を引き延ばせば

何とかなると思ってや

いませんか?

それには何か理由が・・・

ほほう・・・

まあそうでなければ

この中の状況をある程度

理解しているのに

乗り込んでは来ませんわな~」

「ちょっと待って

橋元さん。

あなたのゲームとやらの

話を聞かせてくれないかしら?」

私はこれ以上心を読まれて

策が見破られるのを恐れ

話をそらせここは橋元に

何を要求されてもそれ以上の

情報。

つまり別件で水島を追っている事や

大塚君や宏がもう20分もすれば

ここに着くことなどがばれてしまえば

全ては水泡と化してしまうので

それだけは避けるために彼の

ゲームに乗ろうと思ったが

橋元は突然胸の内ポケットから

扇子を取り出し仰ぎながら

「水島さん~

マイク~

張~

ちょっとここで待っておいて~

まだ響子先生には

な~んにもしたら

アカンで~

それとその先生

そろそろ下ろしたり

そこの深町番頭さんは

暴れさせんように

ええに見張っとき・・・

誰1人逃がしたらアカンで・・・」

さっきまでの飄々とした態度から

急に凄みを効かせた

口調に変わり橋元が

響子さんに見向きもせずに

響子さんの横を素通りすると

私の前に来る。

私は橋元から来る宏に言わせれば

念圧というプレッシャーに

押されこの距離で立たれているだけで

子宮口まで犯されている気分になる。

「私ちょっと

この菊沢美佳帆さんと

2人っきりで話があってな~

お前らはちょっと

ここで待っといて~」

なっ・・・・

何なの・・・

この威圧感・・・

こんな圧に負けるものですか。

しかしこれはこれで・・

やり過ごせば・・

私が彼の思惑に乗り

耐えきれば

響子さんは無事で済むし

小田切先生も深町さんにも危害

は加わらない・・・

ただ話と言うのは?

「社長・・・

それは良いですが・・

賭けは?」

「水島さん~

それもまた続きはあ・・と・・で

マイク、張、ええな。」

「ハイ」

「OKデース」

「私はね~

あの小田切響子先生に非常に

興味があったのですがね~

今それ以上に興味が

ある人が目の前に

現れましたんでな~

菊沢美佳帆さん・・

ちょっとこっちへ来て

くれませんか~?」

どうする・・・

あと18分くらいか・・

向こうの事務所は

何あれ?

拷問部屋なの?

まるでSMホテルね。

私は橋元の差した部屋が

既に開かれていたドアの隙間

から見るととても話し合いを

する部屋には見えなかったが。

「菊沢さん・・・」

深町さんが心配そうに銃口を

頭に向けられたまま私を気遣う

ような視線を送る。

私は強く深町さんを見返して

内心

ここに来る前に話した事を

思い出して下さい。

私に何があっても優先すべきは

響子さんと小田切先生という思いを

視線に乗せて深町さんを見据えた。

伝わったどうかは解らないが

深町さんは申し訳なさそうな

視線を送って来た。

私は無言で笑顔で深町さんに頷き

「橋元さん。

私があなたに着いて行けば

小田切先生と響子さんを

解放してくれますか?」

「菊沢さん~

それもあっちで

話しましょうや~

アンタもその方が

宜しいんちゃいまっか?

悪いようにはしませんって

なっ」

なるほど・・・・

もしかしてこの男・・・

私が水島を追っている事や

大塚君に宏がここに

向かっている事も

見破った。

さすがに橋元にこの

メンバーそれに銃があったとしても

ここで私達を盾にしたところで

宏が来ればすぐに

他のうちのメンバーや

大塚君がまだ大塚君の命令を聞く

部下も呼べる。

そうなればさすがの橋元も

いつかは誰かに拘束されるか

下手すれば命を

落とす可能性もある。

そこまでするほど申し訳ないが

小田切先生にも響子さんにも価値はない。

今している事

事態ただの橋元の余興程度

なのだから・・・

だとしたら私を呼んで

何を話すと言うの?

取引?

取引である事は間違いないの

でしょうが・・・

私はそんな事を考えながら橋元が

小田切先生を拘束していた

事務所のような空きテナントの

部屋の隣の部屋に入ると後から入って来た

橋元がドアを閉め鍵もかけた。

「アンタは

恐ろしい人ですな~

菊沢美佳帆さん。

しかしまだ少し時間はありますぞ・・・

がはははっ」

「そこまで

解っているの?

どっちが恐ろしい人よ・・・

私をこの部屋に

連れて来て2人になるのが

怖くなかったの?」

彼は私の力を推し量ったうえで

2人になるという事は

ここで私が彼を拘束する為に

襲い掛かったとしても私を

御せる力が彼にはあるという

事の現れなのか?

それとも私がそう読むことを

前提でそのように推測すれば

私から手出しはしないであろうという

彼の考えなのか?

私はわざと彼に背中を見せ

進む歩を止めずに趣味の悪い

室内の中央のベッドに向かって

歩いて行った。

《第5章 悲報 第31話 未知数の怖さ 菊沢美佳帆 終わり》

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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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