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■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第6章 温泉旅行 第8話 佐川鋼管工事の異変 山木由紀子

今日私が契約社員として営業補助で

勤務している会社、佐川鋼管工事の

社長が亡くなった。

まだ70歳になったばかりだというのに

一昨日の夜、自宅のトイレで倒れているのを

ご家族の方が発見され救急車を

呼んだが残念ながら間に合わなかった

との事。

急性心不全だったらしい。

そして社葬となったので私達は

弔問して下さる方々への対応の

手伝いと言う事で今日は女性社員

は皆黒のタイトタイプの喪服で

銀畑仏神殿という葬儀屋に出社している。

「何か社長が亡くなったというのに

うちの営業連中は

不謹慎だね。

こんな時でもクライアントの

管理職の人に売り込みしてるし・・・」

と言うのは最近妙に色っぽくなった

ような気がする私と同じ営業補助の

中村美香子。

最近では犬猿の仲であった

トップセールスの稲垣君とも

仲良く?

というよりは稲垣君が中村ちゃんの

部下の様にたまに見えるし

何があったのかは分からないけど

入社1年もたたないのに今では

中村ちゃんの営業部での

地位は契約社員以上に

感じる。

「まあ、あの人たちもこんな時でも

ないと中々会えないような方も

いるしね~」

と私も不謹慎とは思うが正直、

そんなに顔を合わせた事のない

社長の事は気の毒には思うが

涙が出るほどの悲しみは無く

ここで弔問に来て下さる方々

のご香典を受け取り記帳を

お願いし和室へご焼香の済んだ

お客様で残って頂ける方には

和室へお招きしてお茶を出し

お食事もして行って頂くと言う

役目を仕事と思いこなしているだけで

中村美香子も木下晴美も同じだと

思う。

「これが錦常務だったら

私も泣けてるかも・・・

面識があるし

セクハラもされているしね」

と笑いながら控室のパイプ椅子で

弔問客の接待が終わりくつろいでいる

もう1人の木下晴美が言う。

「確かにそうかも。

でも次の社長は本部長が言うには

錦常務でほぼ決まりだって」

と私が昨日のお通夜で本部長と

社長の奥様が話していたのが

聞こえたのでそのことをネタに

暇つぶしにでもなればと思い

ネタ振りをしてみる。

「え~!

順番から言えば

専務じゃないの!?」

権力争いには目が無い

中村美香子が真っ先に

食い付く。

パイプ椅子に座ったまま

膝丈の黒の喪服姿で

黒のパンストを身に着けた

脚を組み替える姿が

妙にいやらしく

見えるのはここ最近の

中村美香子のプライベートに

何か変化があり色っぽく

なったからだと

私は踏んでいるが

そのこともそろそろ

中村ちゃんには

聞きたいが今は常務の話。

「それがね。

専務じゃ~

府ガスの役員さん達の

受けが悪いから府ガスの

えらいさん達から次は

錦常務でって社長の

奥様の所に

お達しがあったんだって・・」

と私が奥様が本部長に話して

いたことをそのまま伝えた。

「へ~

そうなんだぁ

じゃあ錦常務も

さすがに社長になると

もう私達のお尻触れないんじゃ

ないの?」

と笑いながら中村美香子がグラスの

麦茶を飲みそう言った。

「でも社長の奥様も

ご主人無くされたばかりなのに

府ガスの役員にそんな連絡を

受けるなんて

かわいそうですよね~

府ガスの役員たちが

1番不謹慎じゃないですか?」

木下晴美の言う通りだと私も思う。

でも実は1番不謹慎な人を私は

知っていた。

つい先ほど私にLINEを

送って来た次期社長の錦常務。

この人は不謹慎と言うよりは

KYなのだろうか・・・?

しかしこのLINEの内容に

少し心が動いている私も

不謹慎であろうか?

LINEの内容は

【錦常務:山木ちゃんお疲れ様~

弔問接待役ありがとうね~

美女3人が頑張って

くれているおかげで

和室でくつろいでくれている

クライアントたちも上機嫌だよ。

今日はお願いがあってね~

実は僕もそろそろ山木ちゃんたちの

魅力的なお尻を触るのを卒業しなきゃ

いけなくなりそうなんだ~

だから最後に山木ちゃんと喪服姿の

ままこの後ホテルで楽しみたいんだけど

僕の卒業祝いといとして付き合っては

もらえないだろうか?

お礼に金200万円を

現金で即払いするからさ~

ねっお願い!

良い返事待ってるね~

喪服姿は譲れないからね~山木ちゃんの

喪服姿エロ過ぎるでしょ!?】

この人が次期社長かと思うと頭が

痛いんだけど・・・

ていうか200万円は本気なの!?

何も言ってこない所を

見ると中村美香子や

木下晴美には同じようなLINEは

届いていないようだし・・・

若い木下晴美や最近妙に

綺麗な中村ちゃんじゃなく

私に的を絞ったのは

付き合いが長いからかしら?

お尻を触られている回数も

多分1番多いしね・・・

私はお手洗いに行くと控室を出て

お手洗いから錦常務に

【山木由紀子:お疲れ様です^^;

常務~

不謹慎ですよ~

こんな日に~

っていうか・・・

本気ですか!?

それともし私がOK

したら本当に

200万円頂けるのですか?】

ととりあえずは話に乗るも乗らないも

応えになってはいないがこの内容で

送り返した。

するとお手洗いから出るまでに

返信がきて

【錦常務:本気!本気!

本気と書いてマジだよ~!

金額も確かさ~

もし山木ちゃんがOK

と返信してくれたら

僕は山木ちゃんと待ち合わせの

場所に着くまでにお金を用意

してホテルに着いた時点で渡すから~

ねっお願い!

僕の卒業祝いしてよ~

長い付き合いじゃないか~】

返信はやっ・・・

しかしやはり他の子には

言ってないのかな?

てか喪服でエッチしたいって・・・

常務ってマニアックね・・・

何で私かはわかんないけど・・・

付き合い長いからかな?

書いてある通り・・・

200万円かぁ・・・

常務なら本当にくれるだろうなぁ・・・

この人意外にお金に執着ないし・・・

それより頭の中はエッチな事

ばかりだしね。

正直錦常務は54歳の年齢を考えると

同年代の人よりは圧倒的に若く見えるし

見た目もかっこいいと思う。

それは中村ちゃんや

木下晴美も他の女性社員も

良く言っている。

だから社内で

唯一堂々とセクハラしても

今まで女性社員から

クレームがきたことも

ない理由の1つだろう。

私は錦常務なら1度くらい

セックスできると思う。

それに200万円も貰えるなら尚更だ。

錦常務って口は堅いのかな?

条件はバレなければと言う事が絶対条件になる。

社内の人としかも既婚者同士で1度限りとは

いえそういうことは許される事ではない。

私は再度返信をする。

【山木由紀子:本気なのですね^^;

本当にその金額頂けるのであれば

私なんかで宜しければ・・・

後は絶対に

バレないようにして下さいね。

このままの服装で伺いますから

場所と時間だけまた返信しておいて

下さい】

と返信して私はお手洗いを出た。

私が控室へ戻ると中村美香子は

居なくて木下晴美だけが居た。

「あれ?

中村ちゃんは?」

「さっき現場部門の

田尾さんがここに顔を出して

いて一緒に出て行きましたよ」

「あっそうなんだ。

中村ちゃんずっと

田尾さんに工事依頼書

持って行っていたしね。

それで親しくなったんだね。」

「田尾さん、

中村さんのファンですしね。」

木下晴美が足を組み替えながら

嬉しそうにそう言った。

「えっ?

そうなの?」

「はい。

今言っていましたよ。

田尾さん本人が」

「へ~妖しいな~

最近中村ちゃんが綺麗に

なった理由は田尾さんかな?」

「やっぱり山木さんも

思っていました~

中村さん

最近綺麗になりましたよね~」

「うん。

なったなったっ

何だか元々エッチな体つきが

さらにエッチな感じになって

きたような気がするし~」

「うわ~

中村さん羨ましい~

田尾さんと

エッチやりまくりかな?」

「こらっ

そこまではしてないでしょ!?

さすがにっ」

木下晴美の意見も

あながち的外れと言う事は

無いだろうが

【まくり】

という事はないだろうと

思うがもしかしたら

1度や2度くらいは

既に・・・・

そう思うと何故か私も中村美香子と

現場の田尾さんの秘め事の情景を思い

浮かべてしまい最近レス気味な旦那と私の

夜の生活より余程鮮明に想像できた。

私達の役目も無くなり木下晴美も帰ると

言い出したので私もそうしようと思い

スマホを確認してみると

錦常務から返信が届いていて

【錦常務:やった~!!

本当に不謹慎でごめん!

でも嬉しいぜ~い!!

それでは山木さんこの後18時に

少し離れた所だけどアマンダという

ホテル解るかな?

そこの305号室で待ってます~

それではまた後でね~】

という内容だった。

何故この人はいつもこんなに軽い

のだろう・・・

この人次期社長なんだよね~

私達の・・・

そう思うがどこか憎めない錦常務を

得な人だなと思いながらお金の為とは

言えこの人の願望をかなえてあげても

良いかなと思う自分も不謹慎だなと

少し自責の念を抱きながら私は2駅離れた

アマンダに向かいタクシーに乗った。

時間は17時32分だった。

《第6章 温泉旅行 第8話 佐川鋼管工事の異変 山木由紀子 終わり》





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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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