2ntブログ

■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第6章 温泉旅行 第28話 はぐれた2人 伊芸千尋 寺野玲華

私は玲華さんに付いて行き

貸し倉庫の階段を上がろうと

階段に向かい歩を進めると

後ろから気配を感じ

振り向いた。

するとそこには

張とおそらくはマイク。

それに7人の張の部下と

思われるアジア系外国人風の男が居た。

私はすぐに玲華さんに声を

掛けさらに逃げてと言おうと

思ったが張がナイフを投げて

来てそれを交わしたと思った

ら1本は左足のスーツの部分を

かすめスカートに切れ目が入ったが

傷は追わなかったのでまっすぐ

彼等の真ん中をめがけて

突っ込むように走った。

ここは後ろに逃げれば玲華さんと

2人でこの人数を相手にすることになる。

それならばできるだけ

私がここを突破して

追っ手を引き付ける。

そうすれば玲華さんに向かう

人数も減るから玲華さんなら

切り抜けれるだろう。

そういう算段で足にギプスを

付けている黒人の男

おそらくはマイクの

ギプスを付けていない

方の足をめがけて蹴りを放った。

シュンッ!

ビシッ!

何か重い鈍器を蹴ったような

感触を足に感じたが

私の蹴りはまともにクリーンヒットした。

「フググ・・・

コノオンナ・・・ホソイヨウ二ミエルガ、キツイケリヲハナツ・・・

シカシ、オマエニヨウハナイ

オレハウエニイルオンナヤル!」


やはり話に聞いた通りこの

男がマイクのようだった。

玲華さんは黒人系の男の

足を折ってやったと

言っていたので間違いないだろう。

玲華さんに恨みも持っているようだ。

私は玲華さんやアリサさんの

ような肉体活性に偏った能力には

目覚めていないが元々身に着けて

いた少林寺拳法を菊一探偵事務所に

入ってからは更に磨きをかけていた。

それに筋力も同時に鍛えたので

元々の42kgの体重も47㎏まで

増えてしまったが脚力が上がった。

し私の肉体活性でも常人なら十分に

倒せるレベルの威力は発揮する。

その代償に、かなり細身であった私の身体は、

脚も少し太くなり、体重も重くはなってしまったが、

事務所の皆の為に役に立てる事の方が

大事でそれ以外の事はどうでも良かった。

鍛えていた成果もあったのか

丸太を蹴ったような感触が

足に残るがマイクと思われる

黒人系の男に膝をつかせる事に

成功した私は張が私に放った

手刀のように見えるおそらくは

手先に武器を隠し持っての

攻撃をまた紙一重で交わすと

ブラウスの袖の部分が切れるが

傷はつけられておらずその攻撃の

隙に張の目にポケットから取り出した

隠し持っていた鉛球を投げると見事

張の目に命中した。

ヒュッ!

グシャッ!!

「ウググ!!

メガッ・・メガ・・・

オマエモアンキツカイカ・・・

ユルサナイ!ユルサナイゾオンナ・・・

オマエハ

オレノテデ

アノオンナノヨウニ

ゴウモンシテヤルカラナ!!」


張をかなり怒らせてしまったようだが

そんな事はこちらも同じ。

この男たちに対する怒りは

私は表面に出ていないだけで

グラサン君や美佳帆さん。

それに怒りが面に出過ぎの玲華さん

同様私も腹を立てていた。

しかし今この男は聞き捨て

ならない事を口走った。

アノオンナノヨウニ

ゴウモンシテヤル・・・

まさか・・・

スノウさん・・・

考える事に聞きたい事は

山ほどあったがこの状況では

それもかなうはずがなく

とりあえずこの場を立ち去る事に

神経を集中する。

目を抑えうずくまる張に

良い気味ね。

2人で私を追って来て下さいね。

そう思い張の部下2人の内腿に

蹴りを放ちこの2人の脚は手応えから

折ることに成功したように感じ崩れ落ちる2人の

間に道が出来たので私は全力で

駆け抜け倉庫の入り口から駆け出した。

案の定、張、マイク、張の部下3名が

私を追ってきたがマイクが途中で動けなく

なり私を追って来るのは張とその部下3名だった。

~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦

目の前に居るのは張の部下らしき

男が4名。

この4人くらい蹴り倒して進めば

問題ないのだが

こいつらスノウの居場所を知って

いるかも知れない。

そう思った私は1番近くに居た

1人のわき腹に素早く蹴りを放った。

ヒュンッ!

バキッ!!

「アギャッ!!イギギギッ!!

ウグググッコノオンナメッ・・・

オレタッオレタッ!!」


肋骨が折れたであろうアジア系の

チンピラ風の男がうずくまった

のを見て残り3人が一気に警戒する。

私はうずくまっている男を

踏みつけると

「あんた達もこいつみたいに

骨を折られたくなければ

スノウ・・・

3日前にドットクラブに居た

黒髪のヒラヒラのスカート履いた

女の子の居場所を教えなさいっ!」


男たちは顔を見合わせている。

知っているの?知らないの?

どっちよっ・・・

「オマエノイウコトワカラナイ」

「ソイツダレ?」

本当に知らないの?

だったらこんな男たちに要はないわ・・・

「張は?

それに今ここにもう1人

スーツ姿の女の子が居たでしょ?

何処へ行ったの!?

これなら解るよねっ!」


私はそう叫ぶとうずくまっている

男の折れたわき腹にさらに

蹴りを放った。

ゴギッ!!

「ウギャギャギャッ

ソイツナラモウイマゴロ

チョウサントマイクサンニ

ツカマッテルコロサ!

イギギギッ」


私が蹴りを見舞った男が

そう応えた。

お嬢!?

私はうずくまる男に3人を放置し

急ぎ倉庫から出ようと倉庫の入り口に

駆け寄る。

入り口から出ようとしたその時

勢いよく何かにぶつかり

私は尻もちをついてしまった。

痛いわね~

もうっ!何よっ!!

ぶつかった壁の様に感じた存在を

見上げた時その壁のような

大きく黒い脚にギプスをつけている

男が私に銃口を向けていた。

~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦~◦

私は倉庫の入り口の反対側辺りまで

駆け抜けていた。

どうやら追っ手は巻いたようだが

玲華さんはどうなっただろう?

上手く逃げることはできたが

玲華さんの無事を確認するまでは

ここを離れることは出来ない。

この場所からでは入り口は見えない所まで

来てしまっている。

今、玲華さんがまだ倉庫の中か

外に出れたのかを確認する必要がある。

しばらくここで待ってみましょう。

私は駐車されていた大型のトラックの

陰に身を潜めて待つことにした。

(しかしあの張という男・・・

目つぶしの鉛球を持っていたから

助かったけど・・・

あの男は危険すぎるわね・・・

逃げれたのは運が良かった。

それにおそらく彼は能力を

持っている・・・)

私は彼に触れられた箇所を

見てみる。

傷はついていないが確かに

電流のような痺れを感じた・・・

この事も踏まえて美佳帆さんに

知らせなきゃ・・・

私は電話は出来ないので

LINEを送ろうと

タイトスカートのポケット

に手を入れたがスマホが無い・・・

はっ・・あの時・・・

良く見ると

ポケットの脇が大きく裂けて

中に履いている

ブルーのショーツの

紐部分まで露出していた。

逃げるのと戦うのに

必死で気づかなかったが

スカートを裂かれたあの時にスマホが

ポケットから落ちていたの・・・?

美佳帆さんに何とか現状と張の能力を

知らせなければ・・・

寺野玲華を待ちながら彼女の

倉庫からの脱出の可否の確認

も込め通信手段も探す伊芸千尋

ではあったがとにかく彼女は

張たちの追っ手からは逃れることが

できたのであった。

《第6章 温泉旅行 第28話 はぐれた2人 伊芸千尋 寺野玲華 終わり》
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
ランキング
にほんブログ村 小説ブログ 長編小説へ
にほんブログ村
アダルトブログランキングへ
  • SEOブログパーツ
ご拝読ありがとうございます
ご拝読中
現在の閲覧者数:
問い合わせフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
官能小説 人妻 

ランキング