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■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第6章 温泉旅行 第39話 通じない交渉術 伊芸千尋

「ソンナトコロニ

タッテイナイデ

スウワレバ

イイモノヲ

ヨホドワタシガ

キライダトミエルネ。

マア

トウゼンダロウガ

シカシワタシハ

ユキモ

ソウダッタガ

キラワレレバ

キラワレルホド

モエル

タイプデネ」


私はまだ張が掛ける

ソファの向かい合う

ソファの横で立っていた。

張が言うように好き嫌いなどは

問題では無く

ただ彼の正面に対峙する

空気感が嫌だった。

「好きや嫌いというような

感情はあなたには

持ち合わせてはいません。

行っている行動には

嫌悪感は感じますが

それも主人を見張らせている

あなたの部下に引き上げるよう

命令をして下さり

私の同僚の雪さんを

このまま無事に返して

下されば

問題はありません。」


「ホウホウ。

コノゴニ

オヨンデモ

マダユレナイネ。

キョウジンナ

セイシンモ

ワタシゴノミヨ。

アノ

シリノデカイ

ケリワザオンナモ

ビジンデ

キョウジンナ

カラダニ

ココロヲ

モッテイソウデハ

アッタガ

ヒンセイニカケルネ。

ヤハリワタシハ

チヒロヨ。

オマエノヨウナ

ツヨクテ

オレナイ

ココロト

レイセイナ

アタマヲ

モツオンナガ

コノミダ。」


張はまだ私に

何をしろとも

そして自分から何かを

してくる気もないのか

ただソファに座り先程

火を点けたタバコを

吸いながら

私の全身を

眺めている。

「私はあなたに

好かれようが

嫌われようが

かまわないのですが

ここに来ただけでは

主人に付けている

あなたの部下を

引き上げさせて

くれないので

あれば

あなたの要望を

飲む気でいます。

それはここに来た時から

何かはさすがに想像は

つきますので

今からすぐにあなたの

要望にお答えする為に

ベッドに行きたいのですが

張さん・・・

あなたにはそのおつもりは

無いのでしょうか?」


私は張の対面にある

ソファに腰はかけずに

しかしソファの前に立ち

張のその蟷螂のような

狡猾なそれでいて

全身に穴が開きそうなくらいの

圧力のある視線を受け止めた。

「モノワカリガ

ヨクテタスカルネ。

チヒロ。

シカシイキナリ

ベッドデセックスハ

ワタシノリュウギ

デハナクテネ

オマエニハコノ

メヲ

ヤラレタ

カリガアルシ

ソレナリニ

イタミデハナク

ベツノコトデ

ナイテ

モラワナイトネ」


(この男と

普通にSEXするだけでも

相当の覚悟がいるのに・・・

こちらから誘っても

応じないか・・・

早く済ませれば

つまらない事をされずに

済むと思っていましたけど・・・

あの鉛球で負傷させた

目の恨みですか・・・)

「そうですか。

私もどうせするなら

主人としているように

あのベッドで

あなたと楽しみたいと

思っていましたのですが・・・

あなたはどうしても

あのような器具で私を

慰み者にしたいわけですね?」


「ウン。

ソウダネ。

オマエニハスコシ

シュコウヲ

カエルツモリダヨ。

ダンナト

ドウヨウニ

セックスヲスル

トイッテモソレハ

シバイダロウ。

フクジュウトハ

カケハナレテイル。

ワタシハ

ユキノヨウニ

オマエヲ

ココロカラ

ワタシニ

フクジュウサセル

ノガモクテキヨ。」


(スノウさんが心から

張に服従していると

言うのですか?

そんな話

信じられないですが・・・

あのスノウさん、雪さんが

このような男に・・・)

「そうですか。

今このような場所に

お付き合いしているのが

あなたに十分服従している

という事にはならない

のでしょうか?

私としてはかなり

屈辱的な事では

あるのですが

そのうえ主人と

同じように

主人とするように

あなたに

この身を捧げる・・・

それ以上の事って

何があるのでしょうか?

本来なら生涯の伴侶にしか

しないような事をあなたと

なさるとまで申し上げても

その目の償いには

なりませんか?」


私の心は揺れていた。

この男とそもそも

こういう話で交渉する事など

最初から無理だったのかも

知れない。

私は此処に来た時点で

SEXをする覚悟までは

できていた。

しかしウチの事務所の

女性エージェントでも

性的拷問経験のある

エージェントは居るが

私はまだそのような

状況に陥った事も無く

今後もそのようなものは

受ける気は無かった。

おそらくは先程

張が言っていた雪さんが

服従したとは

性的拷問によるもので

それは心から服従

したわけでは無いと思う。

しかし手法はともかく

女性工作員や女性捜査官などを

服従させる手法の1つとして

性的拷問を用いるのは張の国では

主流でありまたその技術にも

長けていると聞いた事がある。

私は心の奥底でそれを

恐れていた。

(普通のSEXの方がまだ

マシですよね。

この男がその技術に長けている事は

小耳に挟んだ事はありましたが

興味も無いので

深く心に留めていなかったですね。

さて・・・

価値観の違う相手との交渉は・・・

さすがに難しいしもう

彼も何かをしてくるかも

知れません。

私に出せる最高の

カードの主人と同じように

SEXの相手をする

それ以上のカードは・・・)

考えがまとまらない。

そもそもこのような

イレギュラーな

交渉は初めてであるし

想定もしていなかった。

「チヒロ。

オマエハ

カンチガイヲ

シテイルネ。

ココニコウシテ

イルジテンデ

オマエガワタシニ

ナニカヲ

ヨウキュウ

デキル

タチバデハナイ。

ワカッタカネ?

ソレデハマズ

ソノワタシニ

サカレテ

キレイナアシガ

ロシュツシテイル

スカートヲ

イマココデヌグネ。

オマエハ

コザカシイカラ

3ビョウイナイニ

ヌガナイト

ブカニ

シジヲダス。」


(それくらいなら

簡単だわ)

私は張がスマートフォンを

持ち今にも電話を掛けそうな

所作から本気と判断し

すぐにスーツの下である

タイトスカートのファスナを

下ろしスカートを足元まで

ずらした。

「3ビョウイナイ。

OKね。

ホウホウ。

アオノ

シタギガ

ニアウデハナイカ。

オマエモ

ユキノヨウニ

キャシャナ

オンナニミエタガ

ヤハリ

アノケリワザガ

ツカエルノダ

アシハ

キタエテアルヨウダネ

イイアシヲ

シテイルデハナイカ

ツギモソノパンストヲ

3ビョウイナイニヌグネ。」


張はまた同じくスマートフォンで

電話を掛ける準備をしながら

私の迷いを無くすため3・・・

2・・・

と秒読みを始める。

私は心は揺れているが表情も変えず

薄いベージュのパンストを素早く片足

ずつ抜き取った。

「ホウ~・・・

イイアシシテイル。

アノゴウカイナケリワザ

オンナノヨウニミルカラニ

ニクヅキノ

イイアシデハナク

ユキノヨウナホドヨイ

ニクヅキデモナク

ヒツヨウナブブンニノミ

ムチットツイテイルヨウナ

ホウ~・・・

モウスコシホソイト

オモッテイタガ

コレハマタ

イガイダッタガ

ワタシニハ

ウレシイゴザンカ」


私の下半身に集中する視線が

蛇に巻き付かれているような

感じを受け本当に不快であったが

私は何事も無いように

表情も変えずに

白のブラウスに

下は青の下着のみを

身に着けた姿で

ただ張の視線を受けていた。

《第6章 温泉旅行 第39話 通じない交渉術 伊芸千尋 終わり》
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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