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■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

第6章 温泉旅行 第43話 マイクの失脚と救われる者 寺野玲華

私は尻もちをついたまま

長身の元ボクサーの男

アレンというマイクの部下

を見上げたまま

さらにはその後ろに居る

木島という男にも注意を注ぐ。

(あの木島の後ろの

奥の部屋・・・

おそらくは

あの部屋にスノウが居る

私の後ろが玄関。

正直逃げるだけなら

簡単だがここまで

来てスノウを連れだせずに

逃げるなんてできないわ。)

隣の部屋では私に

残りの片方の足も折られ

見事に両足骨折となった

マイクが喚き散らしている。

「アレンっ

その女早く捕まえて

2人で遊ぼうぜっ

奥の美人は張が

手出しするなって

言うしよ~

俺は奥のスカした

美人よりもそっちの

グラマーなちゃきちゃきした

お姉ちゃんのほうが好みだぜ

見事こいつを捕らえたら

アレンっ

お前は正式にマイクの代わり

に昇格だぜっ

やってみな」


木島が玄関とつながる

事務室のような作りの部屋の

椅子に座りながらアレンに

そう言った。

「ワタシハ

マタベツノオンナ

ヲトラエタトキニ

タノシマセテ

モライマスヨ。

キジマサンガコノ

ムチムチシタ

ケリワザ

オンナ

キニイッテイルナラ

コイツヲ

トラエテ

キジマサンニ

ショウカク

サセテモラウ

オレイニ

サシダシマスヨ。」


アレンが尻もちをついたまま

立つタイミングを見計らって

いた私にジリジリと

距離を詰めて来る。

私は足払いでそのまま

この男の足も折ってやろうと

狙っていたがこの男は

やはりマイクよりも出来る

ようで意外に隙が無かった。

「サア

ケリワザ

オンナ

オトナシクシロ

キジマサン

セックスノプロ

ワルイヨウニハ

シナイ

キット

キモチイイカラ」


「バカ言わないでよっ!

誰があんな坊主頭の

バカそうな男とっ

そっちこそ

早くウチの所員を

返してよっ!

そうすればマイクの様に

両足を骨折して

1人でトイレにも行けなく

ならなくて済むかもよ」


私の言葉にアレンより先に

木島が挑発に乗ってしまう。

「このデカ尻女言うね~

黙ってアレンとの

戦いを見守ろうと

思っていたが

俺はお前のような気の強い

肉付きの良い女を

ハメるのが好きでね~

さあ動くなよ~」


(やはりこいつも

これか・・・

予想はしていたが

木島は銃を出して来て

銃口を私に向けている)

「銃を使うと言う事は

アンタ自身は大したことの

無い男という事ね・・・」


私は尻もちをついたまま

アレンより木島の指先に

神経を集中していた。

(最悪この男が銃を

放っても肉体活性で

跳躍すればアリサ程では

無いが私も

かなり飛べるのよ。

真上に飛び一気に

木島の腕を

取り銃を奪うか・・・

アレンが邪魔を

する暇もない

速さでやるしか・・・

ここまで来て

再度お手上げして

この男に

身体を弄ばせてやる気

何てないんだから)

私が木島の指に集中し

背中に汗を感じながら動く

タイミングを見計らっていた時

バキッ!!!

いきなり私の真後ろの玄関扉が

開いたのではなく

明らかに破壊されて

破られた音がした。

私は目の前の

木島に集中していた

意識を一気に真後ろに

向けてしまうと

私に向けてでは無く

玄関を破った相手に

木島が発砲してしまった。

ドキュンッ!

バシッ!

「うおっ!

いきなり撃ってきたぞこいつっ!

哲っ!

話が違うやないかっ」


「モゲよ。

この俺が銃ごとき

おそれてるて言うんかい?

うん何かね?

それともお前は銃ごときで

根を上げるタマなんか?

だからお前はいつまでたって・・・

あれ?ひっ姫っ!

お前なんでこんな所で・・・・」


とりあえず木島が発砲した相手は

私にとって敵では無かったようだ。

敵では無く私に取って今は

救いの神の様に見えた。

木島は発砲した相手は素手で

拳銃の弾を受け止めた私の

所属する菊一探偵事務所の

副所長、豊島哲司。

木島は人間を見る

視線では無い化け物を見る様な

視線を向けてパニックになり

もう1発次は哲司と

一緒に入って来た

前頭部がかなり上がった残念な

髪型になりつつある

私の同級生に向けた。

「モゲ君!!危ないっ!」

私は2人の突入と同時に立ち上がり

態勢を整えると木島の銃弾の先を

見る。

ドキュンッ!!!

ピキーンッ!!

「こっこいつらっ・・・

菊一の奴らか!?」


何とモゲ君は哲司の様に銃弾を

掴むのとはまた違うが木島の

放ったモゲ君めがけて命中する軌道で

飛んだ銃弾を黒い手袋を履いた

ナックルで打ち返した。

打ち返された銃弾は木島の頬を

かすめ木島は完全に

戦意を喪失している。

「玲華ちゃんっ!

大丈夫か!?

てか何でこんな所に・・・・

おうおうっ哲よっ!

誰が銃ごとごときに

根を上げるって?

この三出満春

銃でも大砲でもこの

アイアンナックルで

打ち返したるわっ!!

ああぁっ!でも痛いっ!

防弾手袋でも痛いもんは

痛いっ!!

あの小坊主~この俺が

こらしめたるっ!」


救いの神とはこの事だった。

私はまず2人に手短に

現状を伝える。

「和尚!モゲ君っ!

とりあえず助かった

ありがとう!

ここにスノウが居るの!

奥の部屋っ!

私が向かうから2人はこの

2人足止めしてっ!

お願いっ!」


2人は私の言葉に

いつものノリの

バカな漫才を止めて

くれて表情が引き締まった。

私はそのまま肉体活性で

脚力を増強するとアレンと

木島の横をすり抜けるように

奥の部屋を目指したが

2人は私など

気にすることも

無くただ茫然と

立ち尽くしていた。

哲司と三出君の戦闘力に

戦意喪失したのかも知れない。

私が木島の後ろの部屋に突入すると

そこは普通のデスクとベッドがある

個室でその奥にさらに

部屋があるようだった。

私はその部屋を目指し入ろうと

すると後ろから

「アレン逃げるぞっ!

こいつらやばすぎるっ!

義兄や張や無いと

話しにならんっ!

マイクは残念やけど

置いていくぞっ!」


と木島の声の後

ドキュンッ!

ドキュンッ!!

と銃弾が2発聞こえた。

私はあの2人の事だから

大丈夫だろうと思い

哲司と三出君の心配は

しなかったが銃で威嚇され

あの拷問部屋の隣の

キッチンからアレンと

木島は逃げたのかも

と思ったが2人を

取り逃がした事など

全く問題ないと思った。

それより帰って来るものの方が

大きかった。

私は最後の1番奥の部屋を開けた。

ガチャッ!!

「スノウッ!!」

そこには全裸で足を鎖に

繋がれベッドの足に拘束

されているスノウが居た。

スノウは力の無い視線を

私に向け最初は誰か気づいて

いないような感じだったが

やっと私と気づき

「れ・・い・・か・・さん・・

れいかさん・・

無事だったのですね・・

良かった・・・」


(スノウ・・・

クールで可憐なアンタが・・・

一体どんな目に・・・)

私はとめどなく溢れ出る涙を

ぬぐいもせずにスノウに駆け寄り

力一杯抱きしめた。

「スノウ・・・・

無事だったよ~

アンタのおかげで・・・

ごめんっ!

ごめんねっ!」


スノウの身体には殆ど

力は感じられず元々

華奢なスノウがさらに

細く感じる。

「玲華さんが

無事なら・・・

それで良いのですよ」


(この子・・・)

私はあのドットクラブで

スノウと一緒に脱出を

試みたあのエレベーターの

前まで・・・

あの時あの瞬間まで仲間では

あるが特にこの子を好きと思っては

いなかった。

どちらかと言えば能書きタイプの

女は千尋同様嫌いであった。

しかし今私はスノウをこのような目に合わせ

千尋ともはぐれてしまい安否の確認も

できていない。

(とりあえず

酷い目にはあったのだろうけど・・・

大きなけがも無く

良かった・・)

「張ねっ・・・

あの男がアンタを

こんな目に・・・」


「・・・・

れいかさん・・・

あの人とは・・・・

戦ったらダメ・・・

ですよ・・

あの人には・・・・

いくら玲華さんでも・・・」


私は何も言わずそのまま

スノウを力一杯抱きしめ

部屋に置かれていたスノウの

ブラウスと半分は切り裂かれて

はいたがスノウのフレアミニの

スカートを着せて上げ

御大層に大量に部屋にあった

女性物の下着もスノウに着せ

鎖を蹴り千切りスノウの救出に成功した。

《第6章 温泉旅行 第43話 マイクの失脚と救われる者 寺野玲華 終わり》

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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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