中村美香子と生田絵美はホテルのロービーでは
同行した剣道の指導員達ともママさん仲間達とも
会わなかったので2人で温泉街をぶらつく
事にした。
「この境谷先生から
頂いたチケットを見せると
ここの温泉は何処でも
入れるらしいですよ。」
中村美香子が生田絵美と話しながら
2人共上着のブラウスとカーディガンを
脱いだ比較的薄着の服装で温泉街を
散策しながらどこのお風呂に入ろうかと
迷いながら歩いてはいるが他に道ですれ違う
観光客の人も皆、似たような格好なので
浮いてはいないが、すれ違う人達が
特に男性が振り返ったり視線で2人を追うのは
2人が2人共類まれなる美貌を持っているから
であろうと予測が立つ。
薄着の30代そこそこ、見ようによっては
20代後半にも見える美女2人がこれから
入浴に行こうかと白く程よく熟れた太ももに
それとは相反するまだ細く見える二の腕を
さらけ出しながら歩いているのだ。
目立つのは仕方が無い。
それに2人共お互いには知らない話では
あるがここ最近、かなり刺激的な主人以外との
SEXを経験していて元々の美貌に加え
男性を本能的に引き付けてしまうような
色気、SEXアピールとでも言うのか
隙とはまた違う、何か身持ちの堅いようにも
見えるが何処か何とかあるのでは無いか的な
雰囲気まで醸し出していれば特にすれ違う
男性の目も自然と2人を見てしまうのは
仕方のない事であった。
そんな2人がそろそろここにしようかと
入る温泉を効果効能が書かれている
立札を読みながら2人で話していると
美香子と絵美に声を掛ける男性が2人。
「あのぅ・・・すみません。
お姉さん方お2人で旅行ですか?」
と見た目は20歳前後の若そうな
シュッとした感じの黒髪を肩に少し
かかるくらいの長さまで伸ばし前髪も
今風に仕上げているお洒落な感じの
男性のうちの1人が声をかけた。
美香子と絵美は苦笑いで顔を見合わせ
「え~と・・・・
まあ2人では無いのですがぁ・・」
と中村美香子が応える。
「あっそうですかぁ・・・
残念です。
こんなに綺麗なお姉さん方
お2人ですものね。
彼氏かもしかしたら
ご主人とご一緒ですよね。」
もう1人の若い男性。
先に声を掛けた子のような
スタイリッシュな感じでは無く
少し堅い感じのカッターに黒の
綿パンに身を包み眼鏡を掛けてはいるが
イケメンには違いない方が今時の
子にしては礼儀正しく美香子に笑顔で応じた。
「う~ん・・・
それも少し違うのですけどね。」
と中村美香子が嫌な態度はせずに
苦笑いで応える。
「あっそうなのですか!?
もし良かったら僕たちも丁度
大学の友人同士2人で来ていたので
今晩一緒にお酒でも飲めれば
と思いまして・・・
すみません。
ご友人かどなたかと
御一緒でしたよね。
またもしお時間あれば連絡下さい。」
と眼鏡の方の堅い感じの男の子が
美香子に携帯番号を書いたメモを
手渡し温泉の中に入って行った。
美香子はそのメモを捨てもせずに
ショートパンツのポケットに
しまうとその場に2人取り残され
美香子と絵美は
お互いに顔を見合わせ笑う。
「ナンパ・・・?
かな?」
と美香子が絵美に言うと
「あの子達大学の友人って
言ってましたよね~
ははっ
中村さん凄いですね~
大学生にナンパされるなんてっ」
「え~
私じゃなく生田さんが目当て
だったんですよ~きっと~」
そう話しながら2人も自然と
温泉の中に入って行き
受付でチケットを
見せると受付の男性が
ロッカーのキーを2人に
手渡し
「女子用のお着替えは
あちらですので」
と手で差して案内をしてくれたので
女性用の脱衣場に
入って行った。
脱衣場に入るとまだ昼の15時
に少し早いくらいの時間だったので
誰もおらずに美香子と絵美は
さっき若い大学生の子にナンパ
された話でまだ盛り上がりながら
服を脱いで行く。
絵美は上下、黒に刺繍柄の入った下着で
美香子は赤の無地のものであった。
「やっぱり・・・
生田さんスタイル良いですよね~
羨ましいですよ~」
「いえいえ~
私なんてもう太いですし・・・
ダメですよ~
中村さんの方こそ何か
凄く色気のある感じですし
同じ女性から見ても
何か・・・
凄く魅力的ですよ~」
「そんな事ないですって~
私下半身デブですしぃ
ヒップ90越えてるんですから~」
と中村美香子がブラジャーを
脱ぎ両手を後ろ手でヒップに
当てながら笑っている。
「そんなの私もですよ~
90越えて92か3くらいはあるかも
ですよ~」
と生田絵美も黒のブラジャーに
こちらはショーツも脱ぎタオルを手に取り
赤のショーツを脱ぎ終った
中村美香子と一緒に
浴室に入って行った。
《第6章 温泉旅行 第51話 温泉街でのちょっとした刺激 終わり》
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