生田絵美は白の小さなタオルで
少し前を隠しながら中村美香子は
黄色のタオルを胸元に当てながら
浴室に入って行く。
更衣室同様に中は空いていて
岩づくりの露天風呂のような
温泉であるが煙の奥に更に
U字の様に湯に入れる場所が
繋がっているようで中は
人気が無いのを差し引いても
広く感じた。
「白いお湯ですね~
効能の所に美肌効果って
書いてありましたけど
触っただけで何かツルツル
する気がしますね~」
中村美香子が湯の脇の岩の浴槽
の部分にしゃがみ込み中の
湯をすくい肌につけながら言う。
「ホントですね~
あっこちらは普通の
水道水が出るみたいですよ。
あっお湯になりました」
生田絵美が木の椅子に座り
身体を洗おうと同じく木の
桶に湯を張りながら応えた。
中村美香子も湯船の脇にしゃがんで
湯の確認をしていたが生田絵美が
身体を洗っている場所に背を向ける
箇所にもう1か所身体を洗う場所が
設置されていたのでそこに座り
同じように木の桶に湯を張る。
すると中村美香子が身体を洗いながら
自分達が入って来た場所から少し
離れた同じ方向にもう1つ
出入り口がある事に気づいた。
「あれ?
生田さんっ
ここってどうやら
混浴みたいですよ」
と笑いながらそれに気づいた
美香子は絵美に身体を洗いながら
背中越しに伝える。
「えっええ~
そうなのですかっ!」
絵美は身体に付いている
設置されていたボディーソープを
木の桶に張った湯で洗い流しながら
振り返ると美香子が発見した
もう1つの出入り口に気づく。
「誰も居ないから
気づきませんでしたね~
私混浴なんて子供の
時に親と行って以来かも
ですよ~」
美香子は案外動揺する事も
無く平気な感じで絵美に背を向け
身体を流しながら話している。
「私は初めてですよ~」
と身体を流し終えた絵美は
届く視界には誰も居ないが
混浴と知り白の小さなタオルで
胸元から下半身の陰毛部分までは
届かない長さのタオルで精一杯
前を隠しながら湯船に近づいて行く。
同じく身体を流し終えた美香子も
絵美ほどは慎重に身体を隠して
いないがお慰み程度に黄色のタオルで
前を隠しながら湯船の岩場に腰を
掛け足だけを付けながら最初は
半身欲のように楽しんでいる。
絵美は湯に浸かり美香子が半身浴
をするすぐ傍で肩まで身体を白濁する
美肌効果に優れているという触れ込みの
湯を身体になじませていた。
「あ~凄く気持ち良い湯ですよ~
中村さんも浸かりましょうよ~」
「はい。
私実は熱いの苦手でして~
やっとこの温度に慣れて
きました。」
美香子もやっと湯に浸かろうと
足から湯に入り身体を白濁の
中に沈めて行く。
白く豊満に揺れる太ももからヒップの
ラインを揺らせながら程よく張る胸を
隠すことも無く熟れた身体を湯に沈める
光景は混浴のこの場に男性が居れば
それは良い目の保養にもなるであろうが
今美香子の前に居るのはママ友の絵美
だけであった。
2人は湯に浸かりながら今夜の宴会での
荒巻を指導員として招くために南中剣友会は
どれくらい熱心な親の集まりかをどう
伝えようかと作戦を練っていると
入り口付近の湯場に使っていた美香子達に
U字になり煙に隠され見えない奥の
美香子達が居る湯場と繋がっているで
あろう場所と思われる所からも
話し声が小さく響いて来る。
「あれ?
誰か先客が居たみたいですね?」
小声で囁くように絵美が
美香子に言う。
「本当ですね。
ここって露天風呂この
場所だけでしょうし
煙から向こうまで
見えないですが繋がっている
みたいですからね?
あっあの煙の向こう
天井というか屋根というか
岩場で洞窟の様に
なっていたんですね~
かなり広いですね~ここ」
美香子は声も抑えることなく
先程の同じボリュームで話し
やっと2人はU字になり奥に
行く為に洞窟のような湯場を
抜けると向こう側にも湯に浸かる
場所がある事に意識がいった。
2人がやっとこの露天風呂の構造に
気づいた頃、絵美が聞き取った
奥で話して居たであろう話し声の
主たちがその洞窟のようなU字の
部分を抜けて美香子達の視界に入る。
やはり声から察していたが男性2人組の
ようであった。
美香子達に気づいたその声の主は
「あっ・・・」
「ああっ
てこの温泉の前で
いらっしゃったんだから
居て当然ですよねっ」
と先程美香子と絵美に声をかけた
若い大学生の2人組であった。
2人は少し遠慮気味ではあるが
白濁した湯でも立って湯の中を歩くと
股間部分は視界に入るのでタオルで
隠しながら美香子達に近づいて来る。
「ここ混浴て
知りませんでしたよ~
お兄さん方もここに
入って行ったから
いらっしゃって
当然よね」
肩まで湯に浸かっている
美香子が近づいてきた
大学生2人に臆する事もなく
普通にかけられた声に応える。
真面目なように見えた眼鏡をかけていた
長身の男の子は本当に目が悪いようで
温泉の中でも眼鏡をしていた。
その子が美香子の横に来ると
「あっ僕リョウジと言います。
ここで少しお話しさせて
頂いても宜しいですか?」
と爽やかな感じの屈託のない表情で
応えも待たずに美香子の横に浸かった。
そしてもう1人のイケメン風のこちらも
長身でリョウジよりはガッチリした体形で
色黒のやや茶髪風の子は絵美の横に浸かり
「僕はレン言います。
綺麗なお姉さん方と
御一緒できて幸せですよ~」
とリョウジよりは少し軽めだが
礼儀は正しいレン。
「ははっ・・・
お姉さんって・・・
私達もう2人共
6歳の子供も居るの
ですよ~」
絵美が少し顔を引きつらせながら
足と足が当たりそうなくらい
近づいて来たレンから少し距離を
取り美香子の方に近づき
美香子に
「ね~中村さん」
と同調を求める。
「ははっ
そうそう。
君たち大学生でしょう?
20歳前後ですよね?
私達もう1周り以上
年上ですよ~」
同調を求められた美香子は
絵美の様に焦ってはいないが
若い2人を軽くあしらう様な
素振りで大人の余裕を見せつけるような
態度でレンに視線を送りその後に
隣で美香子の足に膝を密着させてきている
リョウジに応えた。
「え~!!!
本当ですか~!
僕たちさっき
向こうの洞窟の先にある
所で湯に浸かりながら
あのお姉様達
来てくれないかな~
て話してたんですけど
2人で何歳くらいかなっ
て話ししていまして
27歳とか28歳くらいって
予想していたんですけど・・・」
とリョウジが驚きながら言い
それにレンが
「そうですよ~
一回りって事は僕たち
今19歳なので最低でも31歳・・・
嘘でしょ~見えませんよ~
お2人共めちゃくちゃ綺麗ですもんっ」
イケメンの1周り以上も若い大学生の子に
お世辞でも褒められて悪い気がするわけが無いのは
美香子だけでなく絵美も同じで
白濁に身を沈め見えはしないとは
言えお互い全裸同士の状態でしかも
膝が付きそうな至近距離、相手は初対面という
非日常なこの空間で絵美は主人の博則の勤務する
会社の社長のカメラのモデルを頼まれた
日の興奮が心の底で蘇っていた。
ほんのりの火照る頬は温泉の効能だけでは
無いと既にあの日を思い出し白濁の中で
潤い出している蜜壺が本人よりも理解している。
美香子もまた誰にも話してはいないが
ここ2か月ほどの間に美香子の勤務する
会社の田尾と言う男性との情事。
稲垣と言う男性との仕方なくでは
あるが交わした情事の事を思い出し
その後田尾とは初めて交わした自宅での
SEX以降都合3度程身体を合わせていた。
主人とのSEXレスは解消したものの
主人以外とのSEXで感じる快感の大きさに
熟れた身体は美香子の本来持つ貞操観念や
身持ちの堅さを脳では制御しているつもりでは
あるがある種の高揚感が漂う空気の中では
脳では無く子宮が美香子を支配し田尾との
数回の情事に至らせていた。
そんなここ最近、長きに渡るSEXレスを主人以外に
男性器により解消され30代半ばを過ぎ真の女の歓び
を身体で知った2人に今、その熟れた魅力に吸い寄せられる
ように近づいて来た若い男性器が2本。
美香子も絵美と同様に美香子の太ももに当たる
リョウジの足を避けない理由はその蜜壺が白濁の
中で既に大量の潤いを見せていたからに他ならなかった。
《第6章 温泉旅行 第52話 まさかの混浴 終わり》
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