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■当サイトは既婚女性を中心に描いている連続長編の官能小説サイトです■性的な描写が多く出てくる為18歳歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい■

特別篇(読者様からのリクエストストーリー)私の人脈 玖珂千佳子

主人の正弘から主人の勤務する松井物産の

今や上得意である葛原商事との販売契約が

9月一杯で打ちきりになると聞いてから

既に5日が経過し月も変わり10月になっていた。

あの日こそ私がはっぱをかけた甲斐もあり

主人も販売契約の終了を主人に告げた

そして主人に当たり屋まがいの接触事故を

起こして来た葛原博之が言うように

競合他社との商品価格の差などを調べて

いたが主人の正弘が言うには

「くそっ!

あのデブ!

他社の商品の1番低価格で

取引されている時の値段ばかり

リストにあげやがって!

葛原商事がその価格で

果たして取引できるかも

わからないのによ~!!」


と調べた結果怒ってはいたが

それで何かが解決するわけでも

無く価格自体に嘘偽りが無いので

あれば今回に限っては

当たり屋事件の八つ当たりであれ

葛原博之という人の個人的な

恨みであれ契約を打ち切られた

事実は変わりないので怒っていても

仕方が無いので私も陰ながら

何とかできないか動いてみようと

思っていた。

主人の正弘は葛原商事との契約を回復

させる事と同時進行で葛原商事が

無くなり激減するであろう

今月の売り上げの補填の為に

新規開拓にも動いていたみたいだが

正弘は心身共になショックが強かったのか

食事もろくに取らずに帰宅後も

すぐにベッドで休んでしまうという

日々が続いていた。

私も働いているので収入はもちろんあるのだが、

今主人の収入が減ってしまうのも

今後の生活に大きく支障をきたす可能性が

高く何より理不尽な理由である事が

私も許せないと思うので

主人が休んでから1人パソコンで

葛原商事の評判なども調べていた。

翌日にこの事を信頼できる大学時代の後輩の

岩堀香澄という子に相談してみた。

香澄も仕事を忙しくしている管理職の

立場の子なので喫茶店で30分ほど相談に

乗って貰えただけであるが収穫はあった。

彼女自身も私生活で今色々あるらしく

私も長らく会っていなかったので

悪いタイミングで連絡を取ってしまった

みたいではあったがそれでもキチンと

相談に乗ってくれる当たりさすが

は香澄だと思い感心する。

彼女はそういう話ならこの2人に1度

相談してみてはと2枚の名刺をくれた。

1枚は香澄が子供を通じ知り合った

ママ友で名刺には司法書士という肩書に

小田切登記事務所の小田切響子とある。

香澄が言うには

「彼女は法律関係に詳しく

表向きは登記専門で

ご主人と仕事をしていますが

社労士の資格も持っていて

労基法や民法にも強いので

今回の件を法律に照らし合わせ

おかしい所がないか相談に

乗って貰ってみては

いかがでしょうか?」


との事、岩堀香澄の紹介と

言って連絡すれば良いとの事だ。

もう1枚の名刺は

菊一探偵事務所

代表代行

菊沢美佳帆

とある。

香澄が言うには自分もこの人には

お世話になり、主人の正弘の当たり屋の件が

聞いている香澄もおかしいと思うので

理不尽な事で損害を被るような

事になりそうなときはこの人に

相談に乗って貰うのを奨めるとの事。

私は名刺の2人を香澄が手拍子で褒めるのと

香澄ほどの能力の高い子がそこまで

奨めるくらいだから掛け値なしに信用

出来るのだと思った。

私はまず香澄から貰った名刺にある

小田切響子さんに連絡を取る事にした。

事情を説明し事の経緯も詳しく話すと小田切さんは

電話を切った後1時間くらいで連絡をくれて

今から少し会えませんかと言うので私は

市内の喫茶店トトールで小田切さんと待ち合わせをした。

私は先にトトールに着きできるだけ

奥の席で待っているとトトールの入り口から

グレーのスーツ姿の透明感のある美しい30歳くらいの

知的な女性が入って来て直感的に

この人に間違いないと思い立ち上がり

お辞儀をしてみるとグレーのスーツ姿の

美しい女性は笑顔で私に近づいてきて

「玖珂千佳子様でしょうか?」

と声をかけて来た。

「はい。

玖珂です。

この度は岩堀さんの

ご紹介でわたくし事の

相談に乗って頂き

ありがとうございます。」


と頭を下げると

「いえいえ。

さすが香澄さんの

ご友人の方ですね。

香澄さんのお友達の方って

皆さん綺麗な方ばかりで

本当に驚きますよ。

あっわたくしには

そのようにかしこまらないで

下さいね。

さあ掛けましょう。」


と小田切さんは私に椅子に座るよう

手の平を差し出して私が座ると

小田切さんも私の向かい側に

腰を降ろす。

「いえいえ・・・

そんな綺麗だなんて・・・

香澄はともかく私などは・・・」


私は私より若くこんなに

透明感がありそれこそ

この小田切さんを紹介して

くれた香澄と比較しても遜色ない

程美人と言える小田切さんに

褒められ恐縮していると

「見た目もそうですが

玖珂様には高いモラルを

心に宿している感じが

見受けられますので

やはりそういう方は容姿にも

現れますからね。

それでそのように申しました。」


えっ・・・

この人・・・

私が今回の件で理不尽な事に

激しい怒りに満ち溢れている事まで

お見通しなのかしら?

と思うほど一瞬で心の奥底まで

見透かされた感じがした。

確かに私はこれまでの人生でも

モラルに準じて生きて来て逆に

不正やズルい事を平気でする人種が

嫌いどころか蛇蝎のごとく嫌悪感を

抱いている。

今の小田切さんの言葉にはそういうことを

全て含んでいるように感じられたが

その言葉に私が答える前に小田切さんが

さらに本題に入る為に言葉を続けた。

「ご依頼いただいた葛原商事の件ですが・・・

ご主人に当たり屋まがいの事をした

うえで理不尽な内容でのいきなりの

売買契約解除。

これ自体は特に不正取引などにも

当たりませんし今お話を聞いた限り

では違法性は無いのですね。

そしてこちらに向かう途中で

葛原商事の登記簿謄本を上げて来ましたが

役員名簿には葛原博之の名前はありました。

そしてこの葛原博之についても少し調べて

みましたが私が調べた限りでは

周りからの評価も悪い噂なども立ってはいない

ですね。しかし社長の息子ですので・・・

実際の彼の行動と表面上の噂や評価が

必ずしも一致するとは限りませんが・・・」


小田切さんも私の話を聞き

この葛原博之が酷い人だとは思って

いるみたいな口ぶりであった。

しかし実際の調査では悪い噂どころか

ボロ1つ出て来ない事に私同様

不満に思われたのかも知れない。

「それで1つご提案なのですが・・・

もし宜しければ開示できるか

どうかはこの町では

これは担当者の方次第な面も

あるのですが今からわたくしと

ご一緒に警察の交通課に

行きませんか?

彼が過去に同様の当たり屋まがいの

事故を起こしていないかどうかの

確認ができればと思いまして。」


そうか!?

私バカだっ!

まずは警察に行き彼が当たり屋の常習犯か

どうかを調べるべきだった。

それが解ったからその先どうなるわけでも

無いが彼の父親の社長に息子がした

当たり屋の腹いせに契約を解除するような

事を一流企業がするのかと

問いただしてみる事もできる。

まずは正君に何も落ち度がなく

葛原の息子が一方的に因縁をつけている事が

証明でき話はそれからなのだから。

それにそういう事なら実は私の2歳下の後輩に

今この町の交通課に勤務している警官が居る。

東口美枝、旧姓は中田三枝。

彼女とも1年近く会ってはいないが

今でもLINEなどのやり取りは

あり仲良くしていた。

「あっ小田切さん。

そういう事でしたらっ

私の後輩に東口三枝という子が

居まして・・・

その子が丁度

交通課の警察官として

勤務しているので協力して

貰えるかも知れません。」


小田切さんの細く形の良い

眉毛がキリッと上がり

同時に口角も上がると

笑顔で立ち上がり

「それは良かったです。

それでは早速参りましょう」


と私の答えが解っていたかのように

迅速に動く小田切さんが手に取った

伝票を私はこれだけはと

むしり取るように奪い会計を済ませ

私の車でこの町の警察所へ向かって行った。

《特別篇(読者様からのリクエストストーリー)私の人脈 玖珂千佳子 終わり》
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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