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第8章 三つ巴 14話 菊一探偵事務所と宮川コーポレーション

第8章 三つ巴 菊一探偵事務所と宮川コーポレーション

照明を落とした部屋の中央に置かれたキングサイズのベッドの上で、髪を乱し恍惚の表情の女が、顎を天井に向けのけ反った。

筋肉質な男の上で、快感を貪り続けている。逞しい身体に跨り、女は、今しがた絶頂を貪ったというのに、再び腰を前後に激しく動かしだす。

「はぁ!はぁ!んっ・・!はぁん!あああ・・・!ひ、宏!・・いい・また!ああ!いいわ・・・!!」

男の名を呼びながら、女はホテルに入ってから7度目の絶頂で身体を震わせ悶える。

絶頂の快感で男の身体の上で、艶めかしく汗で光る身を反らせ、突き出した乳房の先端の突起を、男に弄られながら、顔は天井に仰ぎ、呼吸も忘れ余韻に震えている。

絶頂の波から解放され、がくりと男の胸に顔を埋めた女を、男は優しく受け止めた。

粗い呼吸をしている女の首筋にキスをし、頬と髪をなでながら濃厚な口付をする。

「美佳帆さん・・・」

宏と呼ばれた男は、心中で思っていたことを言わず、女の名前を呼ぶにとどめた。

余韻に浸り、身体を男に預けた女は呼吸が整いつつあったが、男は女の肩を優しく抱くと、美佳帆を仰向けにした。

SEXが始まってから初めて女が下になる。

7度も果て、些か放心している美佳帆の蜜壺を目掛け、宏は強張りを突き刺す。放心していた女は、すぐに反応をしめし、宏の背に腕を回そうとするが、その手を掴むと少し意地悪っぽい口調で言った。

「美佳帆さん、ここからは俺のターンやねん」

そう言うと美佳帆の両手首を、左手だけで掴むと、頭の上あたりで体重をかけベッドに押し付けた。
それと同時に、7度も果て愛液まみれの膣の奥目掛け、腰を打ち付ける。

「あああ!!奥ぅ!ううう!はぁっ!んんんっ!・・・・」

普段はSEXの時に、あまり大きな声を上げるほうではない美佳帆は、恥ずかしさからか声を抑えようと必死の様子であったが、声の音量を抑えようと我慢している様子こそが、更に宏を高ぶらせた。

宏は、嬌声を恥じらう美佳帆を抉る様に、最後は自身が満足するまで腰を打ち付ける。

「んんんっ!あぅ!・・ひ・ろし!も、もう!」

宏が満足する直前までに美佳帆は更に2度陥落し、敏感になり過ぎた身体は、打ち込みから逃げだしたくなるほどの快感が送り込まれてくる。

しかし、美佳帆は愛する男を満足させようと、宏をより深く感じれるようにと、より身体を開く。

たちまち、過敏すぎる女芯と蜜壺が悲鳴を上げるが、身体を限界まで開き受け止める。

「はぁはぁはぁ!逝くで!・・・・」

宏の迸りを、身体の中心で受け止めると同時に、美佳帆は10度目の絶頂を迎えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

「ねえ、あのままにしておいていいかしら?」

情事終わってからしばらくお互いに抱き合っていた二人だが、宏の腕を枕にしていた、美佳帆が唐突に問いかけた。

まだ、やや上気した艶めかしい顔を、宏のほうに向ける。

「なにが?」

仕事の案件かとは思ったが、本当に心当たりが多すぎて、宏が大雑把に聞き返す。

「・・・神田川さんたちよ」

「あー・・大丈夫やろ」

宏の生返事に、少し焦れた様子で美佳帆が大きめの声で促すと、宏はああそのことかと、美佳帆の髪の毛を撫でている手を止めずに答える。

「生意気言うてるだけあって、なかなかやったと思うで・・実際、宮コーであのまま交渉決裂しとったら・・・どうなってたやろな・・」

「俺がどないかするから。って言ってくれたじゃない」

頭を撫でてくれている宏の横顔を見る。宏は仰向けで、天井に顔を向けたままそのまま続ける。

「美佳帆さんのことはどないかするで。それは絶対や。・・しかし、あの稲垣っていうじゃじゃ馬を相手にしながら、半開き目を相手にするんはかなりしんどそうに感じたんは事実や・・。あの黒服どもがされてたみたいに、思念を使って対象を操作をする能力やったら、俺が操作されてしまったらそこで詰みや・・・」

「・・でも、平気そうだったじゃない?」

「あの半開き目の思念波が、あれが本気で限界なんやったら俺なら防げる・・そやけど・・・ウチの事務所員の大半はアウトやで・・・・。しかもあいつ、すでに5人も操りながら、ほかの能力も使こうとる様子やった・・」

「それって・・・」

能力が二つ使えたとしても同時に発動させるのは非常に難しいことである。

例えるなら、右目と左目でまったく違う動きを同時にすることが難しいように、よほど訓練していないと、どちらも中途半端な発動状態になり、ほぼ役立たないぐらいの発動となってしまうからだ。

宮川佐恵子の想定される能力の一つが操作系の能力で、それだけでも凶悪であった。しかし、宏が言うにはそれ以外にも、同時に他の能力を発動させていたと言うことだ。

ただでさえ、操って同士討ちをさせたり、人質に取ったりできてしまう。

しかも、自社の部下を5人もすでに操っていた・・。あれを一人に集中させたりもできたりもするのだろうか。

探偵事務所のメンバーが操られ、彼らと戦うかもしれない。そうなってしまうことを想像してしまう。美佳帆は、表情と身を固くし、途中で想像するのを止めた。

「えげつない能力やで・・ほんま」

仰向けで天井を向いたまま、ぼそりと宏が呟き、横顔が苦々しく曇ったように見える。

「で、でも、さっき交渉は成立したし、取り合えず敵じゃないんじゃない?・・救援と様子見も兼ねて誰かに見てきてもらっておく?・・・今後のこともあるし、もしかしたらお客になるかもしれないじゃない?」

話せばわかる相手、さっきの会談では全く話が通用しない無法者という印象は受けなかった。少なくとも、別れ際にはお礼を言い合い、笑顔で別れたのを思い出す。

「せやな。あんな組織、敵にしてもしんどいし、一文にもならんしな。めんどくさい駆け引きとか堪忍やで・・俺そういうの苦手やし・・なんか、あいつ嫌いやし・・腹黒やであいつ」

宏は嘆息気味にそう言うと、不機嫌そうに眼を閉じた。

宏が遠まわしに任せると言っていると解釈した美佳帆は、バスタオルを体に巻き付け裸体を隠すと、枕元に置いてあったスマホを手に取り操作する。

ベッドから立ち上がり、宏に背を向けスマホを耳に当てる。
暫くの呼出音が美佳帆の耳元でしていたが、ほどなくして呼出音が途切れる。

「はい、またせてすんません美佳帆さん」

「あ、和尚。ちょっとお願いがあるんだけど?」
・・・
・・・
・・・
「なるほど・・。要は俺らも、宮川の連中と一緒にこの際、橋元の拠点を叩けってことですね?」

「まあ、そういう状況なら・・。でも、あくまで様子見よ?彼女たちはオルガノに行って、港に向かうって言ってたから、いまの時間なら港のほうにいるはずよ」

「それなら、ちょうどいいですわ。いま近くにいますし、手傷は負わせましたが、張はさっき逃げられてしもたところなんです。もともと、今から追うつもりでしたし・・・。荒木さんとは合流できたんですが・・神谷さんは連れ去れてしもて・・・すんません」

普段から落ち着いたトーンでしゃべる和尚こと豊島哲司だが、言葉の端々に悔しさが滲んでいた。

「モゲと二人でかかったんですが、張慈円・・相当な使い手ですわ。奴は布みたいな暗器を使って、能力は聞いてた通り電気でしたわ。おまけに功夫ですかね・・並みのもんでは、太刀打ちできんと思います。俺か所長が相手したほうがええですね・・事務所員に情報共有してください」

詳しい状況は分からないけど、和尚とモゲが二人がかりでも張慈円一人を仕留めきれなかったというのは、張慈円の強さに上方修正を加える必要があると美佳帆は考えていた。

「わかったわ・・。でも和尚のほうこそケガはない?モゲや姫は?」

「ちょっとした切り傷と・・奴の電流を喰らっちまって多少痺れてましたが、治まってきたところですわ。姫は無傷やし、モゲも似たようなもんなんで大丈夫です。」

「無理は厳禁よ・・。和尚たちが合流するかもしれないこと、宮川さんたちに連絡しておくから」

「わかりました」

了承の意を伝えスマホを切ると、モゲと姫が和尚に質問を浴びせてくる。

「なんや?俺ら以外にも張慈円を追っとるやつがおるってことか?相手がマフィアってことわかってて追ってるんか?」

「大丈夫なのそいつら?早く行かなきゃ不味いんじゃない?!てか、だから救援に行かなきゃ!かな?」

二人とも、急に降って湧いた勢力に、心配しつつも怪訝さを隠す様子もない。

「ああ、姐さんが言うには宮コーの連中らしいわ。・・・なんや、協力関係になったっぽいから、様子見てきてやってくれって話や。んで、交戦中やったら俺らも参戦ってことや」

「宮コーって?」

「宮川コーポレーションちゅう大手の会社や・・・しかし、なんでそんなカタギの連中が・・?」

姫こと寺野玲華の質問には、なぜかモゲと呼ばれている三出光春(みで みつはる)が答えた。

モゲが姫に答えたのに、和尚が頷くと、話を続ける。

「で、いまそいつらが向かってるのがココや。すぐ近くみたいやから、急ぐで?・・荒木さん、スマンけどこのまましばらく付き合ったってや。そこに神谷さんがいる可能性も高いしな」

「わかりました。沙織ちゃんを救い出してあげてください!」

同僚を心配する荒木友恵に、和尚こと豊島哲司は、一見不愛想だと勘違いされ気味な表情で力強くうなずいて見せた。

「お願いします!」

そう言うと、荒木友恵は3人に向かって頭を下げた。

「よっしゃ!ほな行こか」

「張慈円のやろう、今度こそ逃がさへんからな」

「急がなきゃ!被害者が増えちゃうかもしれない!和尚!」

「もちろんや。まあ、その宮コーのことがなかったとしても、張のカスはやったるつもりやったし、いくで!」

そう言うと、4人は薄暗くなり始め生暖かい海風が吹き抜ける倉庫街を、目的地目指して走り出した。


湾岸部で同じような倉庫が整然と並び立つ、区画の一角にキズだらけの黒いワンボックスカーが停まっている。

「信号はあの車から出ているので間違いありませんね」

真理がGPS端末に目をやりながら確認する。

「3人も逃してしまったままにしておくわけにはいきませんわ。それに一人は能力者でしたようですし・・・。あと、真理?菊沢事務所の方々がこちらに向かってるのですね?」

雫や咲奈は無事に取り返せたので、これ以上追わなくてもいいのではと、真理は諫めたのだが、オルガノに突入する前に、あらかじめGPSを付けておいた車を追って湾岸区の倉庫まで、追ってきたのであった。

もともと、雫と咲奈という二人の人質を奪還したというのに、これ以上の追撃は、些か強行すぎると真理は思っていた。

しかし、敵に劉という手練れの能力者がいる時点で、佐恵子が追撃を止めることはないことも分かっていた。

その為、菊沢さんからの意外な人員派遣の申し出に、この際、便乗することにしたのである。

なぜなら、佐恵子は優秀な能力者を見ると、いつもの癖がでるのである。平たく言うと勧誘、ヘッドハントである。

その結果、お互いの利害が一致した場合は、佐恵子は優秀な人材か、有能な戦力という手駒を得ることができ、スカウトされた側は、仕事内容によっては忙しいかもしれないが、高収入が約束された。

しかし、スカウトに値しない場合もある。ただ、能力不足の場合はそのまま捨て置かれるが、佐恵子に敵対した場合は、あらゆる意味で容赦はなかった。

真理は、佐恵子の今までの行動を思い出し、劉と言う男に少しだけ同情するが、表情は変えず続ける。

「はい、20分ほどで武闘派の能力者3人がこちらに到着するそうです。此方の位置もお伝えしましたが、よろしかったですよね?」

武闘派という単語に、運転席に座っている加奈子の耳が嬉しそうにピクンと動くが、誰も突っ込むことはない。

「・・・3人も?・・菊沢夫妻ともう一人誰かが来るのかしら・・・?」

「いえ、菊沢さん達以外の3人が向かっているとのことです」

「真理。菊沢事務所には何人の能力者が居るの?」

佐恵子は、最初の真理の問いかけには答えず、脚を組み右手で口元を抑えながら、続けて質問を重ねる。

真理は経験から、場所を教えたことが事後承認されたと解釈し、佐恵子の質問に答える。

「全員が能力者かどうかは分かりませんが、たしか9名です」

「9人!・・・・全員が能力者なら、それは由々しきことですわね。しかも菊沢さんご夫婦のほかにも3人・・・。最低でも5人はいるということです・・・。こんな近くに・・・こんなにいるなんて」

佐恵子は後部座席で脚を組み、腕も組んだ状態で神妙な顔をし、しばらく考え込むと呟いた。

「真理、加奈子。この件が片付いたら、菊沢事務所を食べるわよ・・」

「承知しました・・・」

「そう言うと思ってました」

佐恵子の予想通りの発言に、神妙な顔で了承の意を伝える真理と、運転席でやっぱりと言わんばかりの口調で加奈子が答える。

「・・・楽しみですわ。・・・それと二人とも、そのことは本社に報告無用ですわよ?」

劉という能力者、そして菊沢事務所と言う能力者集団という獲物を前に、佐恵子はクスクスと楽しそうに笑いながら、二人に本社への報告は無用との念を押す。

「わかりました。でも、本社からお目付け役で着任している、紅露部長や松前常務にはバレてしまうのでは?」

真理が佐恵子の教育係という名目で、関西支社に着任している二人の役員の名前を挙げる

「ああ・・まだ言ってませんでしたわね。二人とも快く了承していただきましたわ。うふふ」

「・・・!」

「さすが支社長!」

「うふふふ・・。最近、力が漲ってきますの・・。まだまだオーラの総量は増えそうですわ」

紅露と松前は、佐恵子の教育係とは名目で、叔父である宮川誠が、佐恵子の行き過ぎや派閥拡大を抑止する為に、関西支社に送り込んできた、能力者であった。

あの二人を操作してしまうほどの佐恵子の能力に、二人は対照的な反応ではあったが、真理と加奈子は顔を見合わせ喜びあっている。

「これで、ますます動きやすくなりますね」

「善良で強力な独裁者・・・。私はそれになりますわ。小心で狡猾な叔父の体制をいち早く終わらせるのです。本社にいる老害共も、この目で屈服させてあげますわ」

真理は、善良かどうかはさておきという思いが多少あったが、今より良くなることは確実だと思った。

「さあ、そのためにはまだまだ基盤を充実させなければいけませんわ。このような訳の分からないチンピラ風情に、手こずっている時間はありません。さっさと終わらせて、西の空と海も抑えてしまうのです。高嶺のような無法者にも備えないといけませんし、能力者の育成や獲得も急務です。真理、加奈子・・・力を貸して頂戴ね」


「「承知しました」」

佐恵子は二人の心強い返答に微笑み頷くと、表情を厳しいものに切り替え

「いくわよ」

と車のシートから腰を浮かせた。


すでに咲奈と雫は、オルガノに到着した門谷さんらに連れられ警察の聴取の前に、病院に先に連れて行かせた。宮川コーポレーションの警備員も動員しての搬送なので、よっぽどのことがない限り大丈夫だろう。

あの二人もまた、本人たちは気づいていないが能力に目覚める可能性がある。真理の管理下に置き、日超業務は最小限に抑え、幹部候補講習という名目で試験を何度も行い能力の適性を測っていたのだ。

佐恵子としては、あの二人をやすやすと失うわけにはいかなかった。菊沢宏、美佳帆に大金を払ってでも、正確な情報が欲しかったのはその為もあった。

「さっきと同じよ。裏から加奈子。正面から真理と二人で行きますわ」

佐恵子は、車を降りながら二人にそう言うと、すでに薄暗くなりつつあった港のコンクリートの地面に降り立つ。

「二人とも、劉という男は要注意で。肉体強化とオーラを斬撃に乗せて飛ばしてくるわ」

「へぇ・・そういう能力なんだ」

「見たわ・・。なかなかでしたわね。くふふ」

そう言う真理に、加奈子が感心したように声を上げ、佐恵子も同意し、舌なめずりをしそうな表情をする。

この時間の港にはまったく人影はなく、かなりの間隔で外灯が寂し気に周囲を照らすだけであった。

弧を描いている港の岸壁には、遠目に煌々とした明かりが見え、工場などはあたりが暗くなるほど、ライトアップされ、不気味ではあるが、見るものが見ればある意味アーティスティックに夜の闇に映えて見える。

「じゃ いくね」

加奈子は片手を上げ、ニコリとした表情でそう言うと、気配を完全に消し闇に同化する。
目の前にいるのに、気配が虚ろになった加奈子が、膝を屈め、身を丸くしてから音もなくジャンプすると、高く積み上げられたコンテナの上ほうで僅かに音がする。

見上げてもそこに人影はなく、雲が出ている空には闇が広がるばかりだった。

「こっちもいきましょ」

佐恵子のセリフに真理が頷くと、二人は黒いワンボックスカーが止めてある倉庫の正面まで、足音無く、滑るように闇を縫い走る。

「いますね」

真理が佐恵子にだけ聞こえる程度の大きさの声で囁く。

倉庫の大きなシャッターは閉まっているが、すぐ隣にある通用口の扉の床付近には、人の出入りがあったのが確認できる。

得意な分野ではないが、佐恵子は身体活性能力を解放させると、扉のノブを握力と手首の力でシリンダーごと強引に破壊し、扉を開け、薄く笑みを張り付けた表情で呟いた。

「・・楽しみだわ」

【第8章 三つ巴 14話 菊一探偵事務所と宮川コーポレーション終わり】15話へ続く



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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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