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第9章 歪と失脚からの脱出 12話 ミスパーフェクトと画家の交わる点

第9章 歪と失脚からの脱出 12話 ミスパーフェクトと画家の交わる点



真理は、先ほどの宮コー関西支社の支社長室での紅音との大立ち回りから逃れてきたときのままの格好で、ここは公磨の別荘的存在の部屋なので当たり前だが女性ものの着替えがあるはずもなく、上には公磨の上着であるスーツの上のジャケットを羽織っていたが今は公磨の物であろう黒の長めのTシャツをワンピースのように被っていて、、その下にはブラジャーも紅音にはぎとられたのでつけておらず、薄紫色のショーツ1枚だけの姿でいたのだがそれも戦闘中の放水により履いていても気持ち悪いだけなので脱ぎ捨てていた。

ベッドで横たわる公磨からは、膝立ちで公磨を治療する公磨の物である黒の真理が着たらロングTシャツのようなミニワンピースのようなシャツをかなり下まで引っ張ってはいても、さすがに隠せる素肌には限りがあり、視界には真理の艶めかしくも潤いを帯びた少し動いただけで、男心を刺激する肉感の太ももが嫌でも入ってくる。

公磨が、真理に視線のピントを合わせるとTシャツだけではとても隠し切れない、下半身の豊満ともいえる白く揺れる肉や、かすかに見えるいやや暗がりの為、陰になり奥までは見えないが真理の女性自身の象徴部分に発言の後に再度視線を外してしまう。

『北王子さん、今日は本当にありがとうございました。私と加奈子が無事に紅音から逃げることができたのは、北王子さんのおかげです。それに北王子さんが無事に帰ってきてくださった事に、私は本気で嬉しく思っております。あの時・・・あの紅音にとどめを刺されそうになった私たちを守って、殿を務めて下さると仰ってくださったときに・・・その北王子さんが、口にされた・・・事ですが・・・』

真理はそこまで話すと少しうつむき、白い肌を桜色に染めていくのがわかる。
恋愛経験も性体験も加奈子、佐恵子に比べれば同期の中でも群を抜いて豊富な真理ではあるが、それはこれまでは全て真理の性格上ドライなもので、彼女は男性に本気になった事などなかった。

その理由は、真理の隠し能力の1つで、性行為をした男性の性行為をした事実のみの記憶を消すという事が出来たので、真理が1度肌を重ねた相手でも、真理のお眼鏡にかなわなければ記憶を消されその行為自体無かった事になっていたからに他ならない。

そして真理は、栗田教授にこそSEXを1回分借りてはいるが、まだその権利を栗田自身が行使していないので、真理の数多い性体験の中にも能力者を相手にした事がなかった。

真理は現時点ではこう思っている。

(自慰行為以上に気持ちの良いSEXは無いのよ・・・)

しかし今そんなドライな男性遍歴を持つ真理が、間もなく三十路を迎えようとする年齢なのにも関わらず、1人の男性を相手に2人きりの空間に身を置く中、全身が彼への意識から紅潮してしまっていたのだ。

その真理が身体を頬を桜色に染めてしまった原因となる相手の口が開く、

『あっ・・・はい・・・あっあんな状況でしたので・・・ぼっ僕も、あのときはもちろん本気で生きて帰るつもりでしたが、相手が相手でしたのでそんな保証もなかったので・・・それで、神田川さん、あなたを初めて見たときから、僕があなたをどう思っていたかという気持ちを・・・その死ぬかも知れない前にお伝えしておきたく・・・』

真理も高いIQに、高学歴、それに場の空気を読むことも人並み以上に出来る一般よりは余程優れた良識ある社会人なので、公磨の気持ちには普段の素振りから気づいてはいたが、今日の今日までは、そんな公磨もその他の男性と同じ、有象無象と同じ扱いをしてきていたが、紅音のオフィスでの公磨の意外性と、勇気、そして真理としては意外にも男性に守られると言う経験が初めてで、守られるってこういう気持ちになるんだ・・・と今更ながら哲司にぞっこんになってしまっている佐恵子の気持ちがわかったのであった。

そんな公磨が、今2人きりの状態で、自分の対する好意を真正面からぶつけてきてくれている。そして自分自身その公磨の気持ちを嬉しく思っている。

数多の男性経験を有する真理ではあるが、今初めて心が動いているのかもしれない。これが恋なのかも・・・とこの年になり初めて感じている真理は、男性相手に経験した事も無い鼓動の激しさを感じていた。

『北王子さん・・・私も嬉しく思います。北王子さんのお気持ちも、今日私を救ってくださったときの、北王子さんの勇敢な行動も・・・北王子さん・・・北王子さんには先ほど一通り治療はほどこしはしましたが、まだ、小さな傷や火傷が数多くあるかと思いますので、その治療の続きをさせてください。せめてものお礼に、私にできることでお返ししたく・・・』


真理はそう言いながら、軽く公磨の手首に自分の手を回すと自分の方へ公磨を引き寄せた。

『あっ・・かっ神田川さんっ・・・いえ、自分は平気ですよっ先ほどのあなたの治療でもう元気です!それに僕が大切に思う人たちを・・・特に神田川さんを少しでも守れたという名誉の負傷ですので・・・あっ・・・そんな・・・膝枕まで・・・』

公磨の手を引き、正座を崩したような座り方をした真理のTシャツをワンピースのように着ている裾から、覗く白く豊潤な太ももを枕のように横たわらされた公磨。

『これくらいは・・・あっでも北王子さん・・・実は私、男性に膝枕をするのは、恥ずかしながら初めてかと・・・』

真理は性経験こそ多かったが、それは全て自分のストレスや性欲のはけ口にしていただけなので、男性に献身的に何かをしたいと思い、膝枕のような行動に出たのは事実初めてであった。

『そんな・・・凄く光栄です神田川さん・・・僕は、全国の神田川さんファンに殺されやしないでしょうか?緋村さんから逃げきれても今度は神田川さんのファンの男たちに撲殺されてしまいます・・・』

本気か冗談かわからない、いつもの口調で公磨は、真理の太ももの感触を頬で味わい、そろそろ眼を閉じようかと思いその前に見慣れた部屋をいつもより低い視線で見渡すと、神田川真理という1人の美女がいるからかそこはまた別の景色に見えてくる。

すると真理は、公磨には見えていないが、優しい暖かい視線を公磨に送り笑顔で、

『ふふふ・・・北王子さん、そんなファンなんて私には居ませんよ。もしいたとしても・・・(私の心はもうあなただけの物です・・・)北王子さんにこうしている事なんてその人たちにわかるはずもないじゃないですかっ』

と言いながら、さすがに真理自身の本心までは口には出せずに、しかし好意を持っている事は伝わるような口調で、公磨の傷はすでに先ほどの真理の回復で完治はしているが、治療を口実にこの体勢に持ち込んだので治療オーラをながしながら、なでるように公磨の肩から胸そして腹部へ手を滑らせていく。

(うっ・・・こっこれは、先ほど治療で触れられた時とは違い・・・なんだか、あの神田川さんに膝枕をしてもらい、優しく・・・しかも少しエロティックな指の動きで身体を這わされると・・・ぼっ僕の男性のシンボルが・・・まずいっこんなところでポテンシャルを最大限に発揮せずとも・・、しかもこんな体勢でシンボルが戦闘モードに入ると、僕を上から見下ろしている神田川さんの視界には絶対にその変化に気づくではないかっ!おっ大人しくするんだ子公磨っ)

公磨は頬には、官能的な肉感の真理の膝上の感触を、シャツは治療の為に脱がされ腹部や胸の素肌、そして今は膝のあたりから上に感じる真理の細く繊細な指のタッチを受け、公磨の男性器は瞬く間に、平常時の2倍以上に膨れ上がり、膝までまくり上げられたスラックスにはテントを張っていた。

(ふふふ・・・北王子さんったら・・・もうっこんなにしちゃって、でも、男性にこういうふうに大きくなられて、こんなに嬉しい気持ちになるのも初めてかも・・・あら、いやだ・・・・私、もしかしてすでに・・・)

勿論、真理には公磨の破裂寸前の大勃起状態は視界に入るが、今はお互い無言で膝枕をされている公磨を、まだ引き続き治療をしている真理という図式で表面上はいる2人。

しかし、真理は公磨の勃起を見てか、昂揚しながら公磨をなでる指先から感じ取れる公磨の興奮を抑えようとする挙動からか自身の股間も、公磨の股間同様、生殖行為を本能的に求めている状態にある事に気づきさらに頬に熱を感じるのであった。

公磨は、今頭を動かし顔を今向けている方から後ろを向けるだけで、眼前に広がる光景が、いつも自分や哲司が私用に使っている部屋の見慣れた風景から、一気にこの部屋にはあってはいけない美女の花園と景色が変わるのだという事を意識しはじめてからは、もう公磨には理性という防波堤を性欲という大波が乗り越えていくのには時間がかからない所まできていた。

公磨が、

(無念!もはや、僕の理性もここまでかっ!神田川さんっあなたの肌の感触に、全身から発する女性フェロモンに打ち勝てる男などこの世にはいません!いたらそれこそ勃起不全野郎ですよっ!)

と心の中でも、ツッコまれそうな事を思った瞬間、公磨のスラックスのファスナが降ろされる感触を、目を閉じながら感じていた。

(えっえっ・・・神田川さん・・・)

公磨が心の中でも挙動不審になっていると、真理の先ほどとは少し違う、いわゆる笑いながら話しているような笑声に少し妖艶さすら感じる声で、

『あの・・・北王子さん、こちらの方も・・・その苦しそうですので、少しズボンを緩めさせてください・・・失礼しますね・・・』

そういいながら、公磨の下半身を瞬く間にボクサーパンツ1枚にしてしまうと、公磨の怒張した男性器はヘソまで達するほど勢いを増していた。

『あっ・・・あらぁ・・・こんなに・・・こちらの方も・・・治療が必要のようですね。北王子さん・・・北王子さんが、ダメだと言っても・・・ここは治療系能力者の第1人者として、強制的に治療させて頂きますので・・・』

『えっ・・えっ・・・か・・・かんだがわ・・・さん・・・?』

公磨は現実なのか自分の妄想なのかもうわけがわからなくなってくるほど混乱した頭で、今起こっている事を理解しようとするが、ボクサーパンツ1枚にされたと思いきや、そのボクサーパンツの中に滑り込んできた、天使の指先が官能的な動きで自分の男性器の先端から、肉棒の茎、そして睾丸を包む袋まで這わされると公磨の理性のダムは公磨の心の中で音を立て崩壊し公磨は顔の向きを真理の花園に向けそのまま顔を真理の太ももと太ももの間に、うずめ込んでしまうのだった。

『あっ・・・北王子さん・・・そちらを向くと・・・あぁ・・・(私が濡らしてしまっているのがバレちゃいます・・・・)』

『かっ・・・神田川さん・・・不詳北王子公磨・・・これでも一応男のはしくれ・・・・あなたのような魅力的な女性にこのような接触を試みられてしまえば・・・大人しくしていられるほど、賢者ではございませんものでして・・・』

真理の股間に顔をうずめたまま、くぐもった声でそう言う公磨は、そのまま右手で真理の太ももの感触を確かめるように、揉みだしていく。

真理もその公磨の行為に応えるように、いやそうされる前から、公磨の男性器に治療を施していて、その治療にもさらに熱が入りだしていくのであった。

公磨と真理という世間から見れば、ベクトルは違うが浮世離れした2人がお互いの生殖器をお互いにさらしながらも、片方はまだ治療と言い張り、片方は意味不明な言葉でこの行為に対する言い訳を拒まれてもいないのにするのが滑稽ではあるが、能力者同士の性的行為は、通常に人間を相手にするよりよほど感覚が研ぎ澄まされ性感も何倍にも向上するので、このまま止めれるはずも無かった。

【第9章 歪と失脚からの脱出 12話 ミスパーフェクトと画家の交わる点終わり】13話へ続く
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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