第9章 歪と失脚からの脱出 23話 サブローの魔技【負債】
ソファに座ったサブローの前に跪いた加奈子は、硬く反った弩張を喉まで使い奉仕している。
「んっんっんっ・・!ちゅぷ・・」
加奈子自身、男に対しここまで奉仕するのは初めての経験である。
(こんなに硬くなって・・私を見て興奮してくれてるんだわ・・)
そんな男の前に全裸で膝をつき、口で奉仕をして喜んでもらう・・。
性経験の少ない加奈子は、最初こそぎこちない仕草であったが、持ち前の呑み込みの早さを発揮し、男がどうすれば良くなるのかがわかってき始めていた。
サブローの反応も加奈子の熟練度が上がってきたのを示すように、僅かに反応を変えてきている。
(・・あぁ・・こんなに頭が痺れるなんて・・。いきなり押し込まれたときは驚いたけど・・それはそれで・・ああ・・)
普段押さえつけているM気質を抑えることもなく、加奈子は舌と口内を巧みに使い、全裸で頭を振る。
跪いた脚の両内腿には、すでに幾つも水滴が伝った跡があり、それらは膝に達しては絨毯を汚してしまっていた。
普段は明るく、気さくを装いつつも、職務上一線を明確にし、既定のスーツで身だしなみをかため、凛と澄ましている自分を思い出す。
だが、いま全裸で膝をついている姿とのギャップに思いをはせると、加奈子の胸の双球の先端はさらに硬度をまし、股間は更に潤いが増していくを感じてしまうのだった。
普段とはかけ離れた一夜限りの行為に背徳感がつのると、背中には鳥肌が粟立ち、普段は男性顔負けの仕事をこなしている加奈子を自分は女性だと嫌でも強く自覚させる子宮や陰核は、先ほど与えてもらった全て初めての強さの快感や刺激を強請るように、周囲の筋肉を痙攣させてきている。
口で奉仕、子宮は下の口にもそれを寄越せと言わんばかりに、筋肉を収縮させ腰をいじましく揺らせ、準備が整っていることを男にアピールするかのようにわななきだしている。
(・・挿入してほしい・・これを・・)
女性の脳は子宮にもあると言われるが、加奈子の脳はその第二脳の信号を受け、すでに操縦桿をすっかり奪われている。
「ああ・・ん!んちゅ・・さ、サブロー・・・おねがい・・もう・・」
サブローは、自らの足の間で熱い吐息を時折交じらせ、潤んだ目で見上げてくる女に見下ろした。
今日バーであったばかりのカナコと名乗る女と目を合わせ、そのセリフを聞き満足した表情で口角をあげる。
「まだや。せっかくやし、そのおっぱいも使うてやってみせてくれや」
「お、おっぱいも・・?」
サブローの言っていることがわからないほど初心ではない加奈子は、自身の自慢の胸を両手で持ち上げるようして恥ずかしがっている。
「こ、こう?」
経験が薄い分、普通はするものなのか?と考え素直に従える加奈子は唾液で湿らせたサブローの弩張りを双丘の間で挟むと、その先端を口に含んだり舌を這わせたりして見た。
上目遣いでサブローの反応を伺うように両手と口を動かしている。
「おぉ・・ええで。そのぎこちなさが商売女みたいやなくてええな。・・おっぱいも口も使うて男に奉仕するん気もちええやろ?」
上目づかいで頷き、舌を出している加奈子は言葉で煽られ、さらに女の部分を火照らせられる。
「んんっ・・ちゅぷっ」
豊かな双丘で20cmほどの弩張をはさみ、さらに両手で自身の胸を押さえ刺激を与える。
加奈子は、先端の鬼頭には優しくチロチロと舌を這わせたり、浅く口に含み喜んでもらう。
(は、はやく・・ほしい)
卑猥な奉仕をしながらも加奈子は、目の前のこれを自分に入れてほしいという思いでいっぱいであった。
サブローは、バーで見たこの女を見た時、サブローの豊富な経験をもってしても墜とすのは困難かもしれないと思わしめる女であったが、なぜかこの女も隙があるように見えたので、一応念のために口説いてみたが、こんなに上手く行き、墜とせばここまで従順になるとは思いもよらなかった。
(・・普段はもっと気の強い女なんやろな・・。パイズリまで披露してくれるとはなぁ・・。一夜限りということでタガをはずしとるんやろ)
そんな加奈子の蕩けぶりに満足しつつも、サブローはこの女に掛ける能力の発動条件が満たされたのを感じた。
(10分たったな・・どれ・・)
サブローは、一生懸命に口を窄め、一心不乱に頭を振っている加奈子の頭を両手で掴むと、能力を発動させる。
(・・んん??・・はぁ?!・・う、嘘やろ・・?224ってか!・・ツラやスタイルだけやのうてこっちの方も・・大概やな・・)
サブローは加奈子の頭を見下ろしながら、関知した値に驚きつつもサディスティックな笑みを浮かべてしまう。
200超えの女など初めてだったのだ。
それどころか100を超えた女は、ここ1年ほど見たことがない。
(・・きっつい思いさせるかもしれへんけど、その分狂わせたるからな・・。カナコの人生で、最高に気持ちよかった男として記憶に残らせてもらうで。これで、また自慰の時に、俺を思いだして、股間擦る女が増えるんやと思うと堪らんわ・・)
サブローは加奈子の頭を再度押し下げ喉奥を犯し、今の表情を見られないようにしてから薄く笑う。
「んんんっ!!・・・・っ!・・っ・・・んはぁ!」
喉奥を犯されるように突かれていた加奈子は、酸素を求めて、吐息を吐きだしながら顔を上げる。
口からは涎を糸のように引き、一夜限りという言葉で、二度と会う事もないであろう、相手に蕩けた顔を向け乱れ切っていた。
その糸を伝うように再び弩張を口に含む。
「よっしゃ・・」
サブローはそう言うと、跪いた加奈子を持ち上げ、脚を開かせ膝の上に乗せた。
「きゃっ!・・・わっ!・・ちょっ!ひゃ?」
急に持ち上げられ、普段はその2本の美しい脚は、自身や佐恵子を守るために振るうのだが今日は1人の男性を前にしても無力に開脚した格好でサブローの膝の上に跨らされた加奈子は恥ずかしがるが、サブローはかまわず、すでにぬめりきった加奈子の股間に、弩張りが陰核を潰すように押し当ててきた。
かたちの良い豊満な双丘はサブローの顔のすぐ前にあり、すぐさまその先端は弄び始められる。
「ああああ!こんな格好・!」
両手首は腰の後ろで、サブローの左手でまとめて掴まれ、そそり立った乳首を舌と右手で転がし回してくる。
愛液で滑った陰核には、サブローの固くなった弩張が押し当てられ、はしたなくも愛液を潤滑油として腰をぬちゃりぬちゃりと押し付けてしまう。
「ああっ!恥ずかしい!見ないでえ!」
サブローの弩張に陰核を押し付け、快感を貪るように腰を振りたくる加奈子は羞恥からでたセリフを吐くが、腰の動きはより一層速くなってしまう。
「ははっ・・見ないでって、カナコが勝手に動いとるだけやんけ」
「そ、そんなこと言われたってえ・!」
煽られ羞恥から言葉は出るが、腰の動きは止まらない。
陰核も気持ちいいが、本能は男の弩張を内部に欲しがっている。
加奈子は、恥ずかしさとは裏腹に、更に腰を大きくグラインドさせて、なんとか弩張の先端を舌の唇で捕らえ自らに誘おうとする。
しかし、サブローは素早く腰を引いてしまったのだ。
「あああんっ!」
加奈子は、サブローに断わらず、一気に奥に飲み込んでしまおうとしたのだが、その行為は不発に終わり、不満そうな声をあげた。
「はははっ、惜しかったな。まだ入れさせへんで?なにどさくさに紛れて挿入れようとしてんねん。スケベ女が、ええ?」
不満そうな声をあげ、怨めしそうに見つめてくる加奈子を、サブローは愉快そうに罵り嗤った。
「うぅ・!くぅ!」
スケベ女と罵られた加奈子は、腹立たしさもあるが、それよりも更に被虐心を掻き立てられたようで、腰のグラインドを更に激しく続ける。
「なんや?入れさせへんで?・・・あぁ、自分で擦りつけて、もう一回クリ逝きするとこ見せびらかす気なんやな?・・・・はははっ、初対面の男のチンポにクリ擦り付けて逝くんや?ホンマにスケベな女やなあ。ええで?逝き晒すところみててやるからな」
「かはぁ・・!ひぐっ!・・そんな意地悪言われたってぇ・・止まんないっ・・よう!」
腰の後ろで掴まれたままの手首、白い喉をのけ反らして加奈子は喘ぐ。
ぬちゃぬちゃと粘着音をさせ、男の膝の上で快楽を貪る。
まだ刺し込まれてもいないのに、加奈子は再度頂上に一人で登り始めた。
「ああっ!逝くっ!また逝くわ!ああ!恥ずかしい!!」
「ちゃうわ。逝かせて頂きます。って言うんや」
絶頂限界、身体も仰け反らせた加奈子にサブローはそう言うと、ヒップをぴしゃりと叩いてやる
「いっ!・・逝っ!・・逝かせて頂きますぅ!!」
サブローの指示通りのセリフを口走った加奈子は、言い終わると同時に仰け反った格好のままガクガクと痙攣し、今日2度目の深く長い快感を全身で貪ったのであった。
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【負債】:女が快感でどのぐらい逝き続けられるのかを数値化した能力で、【負債】を掛けられた対象の女は、逝くたびにその快感に応じた値が累積していく。その累積値が、逝き続けられる最大に達した状態で、男の射精を身体に受けると、そのSEXで味わったすべての絶頂を一度で味あわなければならない。サブローが独自に開発したSEXにのみ使用できる能力である。ちなみに相手が能力者の場合だと普通の女性が50の値の負債を射精時に一気に浴びるとするならば能力者の場合はその8倍の400の絶頂時の快感を浴びることはサブローもまだ知らない。ちなみにサブローが数値化した1で普通の女性がローターで自慰をしたときに感じる快感くらいである。
「きゃうううっ!サ、サブロー!もう!私!・・ああああ!また!・・・」
正常位、騎乗位で散々逝かされた加奈子はそれで十分満足していたのだが、今は四つん這いにさせられバックで貫かれていた。
「何回逝ったんや?ええ?こんなに連続で逝かされたことないやろ?!」
サブローはそう言いながらも、加奈子のヒップにバチンバチンと腰を打ち付け、ペースを落とさず突き上げてくる。
「くぅうう!はぅ・・ま、またぁ!・・・っ!い!っ逝かせて頂きますっ!!」
バックになってから3度目の絶頂に身を震わせ、加奈子は躾けられた通り叫んで逝き晒した。
「そやそや、ちゃんと断ってから逝くようになぁ。俺はまだ一回も逝ってないねんで?そなのに、カナコは遠慮もせんと逝って逝って逝きまくってるんやからな。そうやって口だけでも謙虚なとこ見せへんかったら、挿入れてくれてる男に対して失礼やろ?」
そう言うとサブローは少し腰の動きを緩めて、シーツに突っ伏した加奈子の頭を後ろから掴んで持ち上げた。
「ははっ、バーで会うた時と顔全然ちゃうな。ほら鏡みてみい。目逸らすなや?」
加奈子の正面には姿鏡が置かれており、自らのあられもなく乱れ嬌声をあげる姿を見せられながら、背後から貫かれていた。
サブローのセリフに加奈子は顔を背けようとするが、顔を鏡に向けるよう掴まれピストンを再開される。
「あん!あん!あん!っあ!ああ!」
もともと体力の多い加奈子は容易に気を失うこともできず、何度も何度もサブローの弩張りに絶頂を与えられていた。
加奈子はすでに18回逝っている。
1時間という短い間で、サブローのテクニックと絶倫な体力に責めぬかれて息も絶え絶えだが、意識はいまだしっかりしており、気も失えず快感の波は高く維持されたままだ。
(・・くっ!カナコのマンコすごい締め付けや・・。鍛えこんでるみたいから、中もめっちゃキツい。まさかこっちが先に参ってまうわけにはいかへんからな・・。せっかくため込ませた負債がパァになってまう。せやけど今ので200超えたな。あと2回ぐらいか・・。飛ばしたるからなカナコ)
「ひああ!ま、また!・・・ああああああ!また逝かせて頂きますうう!」
四つん這いで、後頭部がお尻にくっつかんばかりに仰け反った加奈子が、汗に濡れた髪を振り乱して大声をあげて果てる。
「カナコ。もう一回や!もう一回逝かせてやるからな。俺もそろそろやし、加奈子の中に出すで?ええな?」
ゼエゼエと絶頂の余韻に顎を震わせていた加奈子だが、中に出すと言われてさすがに驚いて振り返る。
「だ、だめよぅ!中なんて!」
「なに言うとんや。最初っからゴムもつけとれへんやろ?それに中に出す言われてから、カナコのマンコもっと締め付けてきてるで?カナコの下の口は欲しがっとるみたいや。いやらしい女やでほんま」
「だ、だからって!中にだなんて・・!ああああ!!」
サブローは加奈子の抗議を無視して、括れた腰をがっちりと掴むと深く速くピストンをはじめた。
今までのストロークも強烈だったが、明らかにペースの上がったピストンに加奈子はサブローの終わりが近いことを悟った。
そしてそれが終わると中に出されてしまう。
ダメだと頭では分かっているのに、そう考えるとカナコの突起部分は全て固く尖り、愛液は更に溢れ、膣や子宮口は男の放出を吸い上げようと筋肉を収縮させだす。
「ああああ!あああっ!だめ!だめなのにぃ!あああ!!また!!逝くぅ!!っ逝くぅう!!」
サブローの激しいピストンのさなか、加奈子は20回目の絶頂を、全身を震わせた。
「っ!・・・っ!!!」
ヒップを突き出し仰け反ったまま、汗まみれのカナコは声もなく目を瞑り、美しい顔を快感に歪め、それを全身で味わっている。
長い長い強烈な余韻に耐えている顔を、姿鏡に映しサブローを楽しませてしまっているのも知らずに逝き顔を晒し続ける。
そして加奈子が逝った瞬間、サブローが掛けていた【負債】も上限に達し加奈子を飛ばす条件があと一つを除いて満たされた。
「逝かせて頂きますって教えたやろ?ちゃんと言われへんかったからお仕置きや」
打ち付ける腰の速度を落とすことなくサブローは無情にそう言うと、加奈子の腰を更に引き打ち込んでくる。
ばちん!ばちん!ばちん!・・・。
「ひあぁ!!ゆ、ゆるして!!も、もう!!ほんとにダメ!!もう十分逝ったからああ!!」
四つん這いになっていた加奈子は、制止させようととっさに右手をサブローの方に向けようとしたが、加奈子のマンコを使ってサブローも弾けた。
生暖かいモノが肌に迸った感覚があった瞬間、たった今逝ったばかりだというのに、加奈子の股間が否・・、全身に信じがたい絶頂が一気に襲ってきた。
「きゃああああああああああ!!!(うそうそうそうそっ!なにこれ!?)」
絶頂の快感値は数値にして一回12平均ぐらい。
それを20回で約240の快感値が加奈子を襲ったのだ。
が、サブローすら気づいていないが、加奈子は能力者なのでその実、加奈子が今受けている絶頂値は加奈子の限界値の240ではなく1920なのである。いわば橋元の媚薬を3,4回重ね掛けされたうえに能力者に犯されたくらいの快楽であろうか?
「あああ!!ぐうぅうう!きゃああああああああ!!!・・・(しっ死んじゃうぅぅぅぅ)」
加奈子はベッドの上で、あまりの快感に髪を振り乱し暫くのたうち回っていたが、すぐに目を反転させ気を失ってしまった。
「はぁ!はぁ・・!あ~~・・気持ちえがった~・・・。って、カナコ、気失ったか。そらそうやろな・・。20回分の逝った気持ちよさを一回で体験したんやもんな」
サブローは気を失った加奈子を気遣いながらも、自身も久しぶりのSEXに大満足していた。
「ああは言うたが、ほんまに中に出したらかわいそうやしな・・。そういうプレイやっちゅうだけや。どや?中に出すって言われた方が興奮するやろ?」
ベッドにうつ伏せに突っ伏したまま、気を失って動かなくなった加奈子にそう言ってみるが、当然返事があるはずもない。
サブローは、ベッドに横になって気を失っている加奈子の髪の毛を優しく撫でてやりながら、頬に軽くキスをする。
「・・・カナコか・・・」
サブローは少し寂しそうな顔をしてそう言ったが、加奈子の身体を拭いてやり、シーツをかけると、シャワー室へと消えて行った。
サブローは、射精の瞬間に引き抜き、中には出さず加奈子の形の良いヒップ目掛けて放出していたのだった。
【第9章 歪と失脚からの脱出 23話 サブローの魔技【負債】終わり】24話へ続く
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エロいです。
何度も何度も快楽に翻弄される様がエロくて
よろしいかと。。
マゾ気質有りと言うのがとても気になります。
もっともっとエッチな加奈子ちゃんを見てみたいものです。
これからも応援させて頂きます。
そして加奈子に対する思い入れは凄く伝わってきて、加奈子初の濡れ場でしたが、お気に召されたようで良かったです。
最近は、加奈子のファンの読者の方も増えてきたようで、直接のお便りでも加奈子の濡れ場に関するコメントは寄せられていて、今後も出来れば加奈子の活躍や濡れ場シーンも増やせていけたらなと思っています。
今後とも是非一夜をよろしくお願い致します。
ありがとうございました。