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第9章 歪と失脚からの脱出 41話 華僑の総帥とその一味

第9章 歪と失脚からの脱出 41話 華僑の総帥とその一味

電線から電力が供給されているわけでもないらしく、廊下の蛍光灯の明かりは薄暗く不安定だ。

おそらく発電機を用いているのだろう。

青白く淡く発光する蛍光灯から、時折ジジジッと頼りない音がもれては何とか薄暗い光を保っていた。

即席で何とか今回の取引場所として繕っただけの場所なのであろう。

廊下や天井の隅には埃や蜘蛛の巣も多く見受けられる。

「シケた汚ったないところねえ」

切れ長の目に黒髪、透き通った白い肌をした女性は、その容姿とは裏腹に、吐き捨てるような口調で感想を誰にともなく発しては、持った扇子を手のひらに打ち付けた。

おおよそこのような場所に相応しくない、派手な容姿で服装も豪奢な女がそう呟いたのだ。

歩く速度を緩めず、黒地に金と銀の龍の刺繍が施された豪奢な旗袍に、襟首にファーのついた高級そうな黒のロングコートを纏い、同色で足元もそろえた高いヒールを響かせて、汚い廊下を、部下を引き連れ進んでいる。

「だから言っただろ。わざわざお前が来ることはなかったんだ。こんなところにそんな恰好で来て何考えてるんだ・・まったく」

旗袍、いわゆる深いスリットの入ったチャイナドレスを纏った女主人の後ろに付き従うブロンド短髪の女が歯に衣を着せぬ口調で答えた。

「なによ。いつもの格好じゃない。それに、いいじゃないのよ退屈だったんだし。あの張慈円が持ってくるとは思えない大きな商談よ?・・・内容も内容だし興味湧くじゃない。いつも商売そっちのけで鉄火場ばかりに身を投じているあの男が、いったいどうしたのかしらね。いよいよ資金不足になって宗旨替えをしたってことなのかしら?まあ、こういう商談を持ってくる方がこっちも稼げそうだし、今後の動向も見極めるって意味で私自ら足を運んでやったってワケ。それに、張慈円は私を嫌っていたはずよ?それなのに声を掛けてくるなんて、殊勝な心掛けじゃない。張慈円のヤツも商売ってものが何たるものなのか、わかってきたのかもしれないわ」

「雷帝の宗旨替えなどに興味はない。こっちとしては、お前にこんな僻地に出向かれては護衛がしにくいだけだ。新義安と仕事をしなくても、お前のビジネスは順調じゃないか。あいつは根っからのドスケベで戦闘好きだぞ?今回の商談も、情報元の宮コー下部組織を上手くまとめているとは思えん。そこのところお前はちゃんと考えているのか?もし、ここでドンパチが始まってしまうと、またお前・・・髪や服が汚れたとか言いだして機嫌が悪くなるんじゃないのか?ヤツは、オレたちとは根本的に考え方や習慣が違うんだ・・・すでに雷帝の護衛を受け持っていた高嶺の剣士たちは全員出払っているとのことだし、絶対に何かあったに違いない。すでに宮コーには嗅ぎつけられていると考えるのが自然だ。あの高嶺の剣士共が出向かねばならん能力者がすでに来ていると推測するのが正しいだろう。今回出向いたのは少し早計だ。浅慮が過ぎる。もう少し身を大事にしたらどうだ?華僑の総帥という立場を軽く見過ぎなんじゃないのか?そもそも高嶺があの雷帝張慈円の護衛に3人も付くなんていうのは異常だぞ。強襲してくるは必然で、しかも強襲してくる者があらかじめ強いと分かっているか、あいつらが護衛目的ではなくお前を殺める為に集められてるかどちらかの可能性しか考えにくい。・・・最悪の場合、雷帝と高嶺の剣士3人とも相手にしないといけないのか?いくらオレがいても冗談きついぞ?もっと話を煮詰めてから行動するべきだ。命がいくつあっても足りんだろうが、このアホ」

肩をすくめるようにして両手を広げ、軽く左後ろを振り返りながらしゃべっていた女主人は、ブロンド短髪の女の正直すぎる直言に、更に肩を竦めると、短髪黒髪とは逆の右後ろを歩いている、東洋系の美所の方へ振り替えって声を掛けた。

「まあ!聞いた優香?ザビエラにその華僑の総帥様に対する口の利き方教えてやってよ!」

「は、はぁ・・」

先頭を歩く華僑の女主人と同じく旗袍とロングコートを身につけた優香と呼ばれた女は、なんとも言えず口ごもった。

優香と呼ばれた東洋系美人の身につけている服も、生地は黒く、主人と同様の服装に近いが、女主人の着ている旗袍ほど豪奢な刺繍は施されてはいないとはいえ、生地は十分に上物だとよくわかる。

「ほらみろ。優香もオレと同じ意見なんだと思うぜ?」

「ひっど~い。優香までそう思ってたの?」

その二人とは全く服装の違うザビエラと呼ばれたブロンド短髪の白人の女は、ニヤリとして意地悪く女主人に言い返し、同僚である優香にも視線を送った。

それに対し、年齢不詳の妖艶な女主人はわざとらしく天井を見上げるように仰ぎ見て、肩をすくめて口を尖らせ、古びた廊下を部下の不躾を嘆く振りをしながら歩いている。

「そういうわけでは・・。ただどんな所でもボスを御守りするのみですから」

「くっくっく・・。優香、うまく言うじゃないか。しかし、オレの心配が杞憂であれば問題は全くない・・、まあ、何かあっても護ってはやるよ」

何とか弁解しようとしている優香を見て、ザビエラは口元を抑え愉快そうにそう言って笑っていたが、優香がジロリとザビエラを睨み返してきたので、ザビエラは目と手だけで「すまんすまん」と謝る仕草をしてみせた。

「ったく。アンタたちがいるから安心してどこにでも行けるってことよ。ザビエラ、優香。いざって時はアテにしてるわ」

「しょうがねえな」

「はい」

そう言ったそれぞれ個性の違う部下の態度を気にした様子もなく、寛大なのか能天気なのか、そう言った女主人は、罠かもしれない可能性もわかっていながらも、先頭で小気味よさげに笑っていた。

「倣女士。お待ちしておりました。うちのボスはそんな小細工いたしませんのでご安心を」

先ほどから正面から歩いてきているチャイナドレスの女主人の正面で、慇懃に待っていた劉幸喜が深々と頭を下げ挨拶を施す。

「久しぶりね劉。さすがに聞こえちゃってた?はははっ気にしないで?張とは昔馴染みだし、疑ってなんかいないわよ。あいつ策謀とかできないしね。それよりお元気にしてた?ちょっと痩せたんじゃない?張のやつに無茶言われて困ってるならいつでも私のところに来なさいね?・・あんたみたいな良い男ならいつでも歓迎するわよ?ふふふっ」

張慈円を軽くディスりつつ、矢継ぎ早に質問をしてくる他勢力の女ボスのご挨拶に、劉はなんとか笑顔をつくり、頭を下げつつ応える。

「ご冗談が過ぎます倣女士・・・。さ、皆揃ってますが、その前にボディチェックを・・」

劉幸喜は、同門だが他系列組織の女主人にそう言うと、念のために武器を所持していないかボディチェックを促してきたのだ。

すると

「不要だ。ボスはその扇子しかもってない。それ以上近づくのは許さん」

と、劉にザビエラが些かきつい口調で口を挟んだのだ。

「あらん。私としては別に劉に身体中まさぐられたって、嫌な気しないから別にいいのよ?・・・あ!・・ザビエラあなた妬いてるのね?」

「・・あほか!てめえじゃあるまいし」

すでにコートをはだけ、生身の肩と鎖骨を露出し豊満な谷間を覗かせるチャイナドレスを露わにし、すでに「どうぞ触って」と言わんばかりの格好の女主人に、ザビエラは大げさに溜息をついて、呆れた口調で軽く罵ってから再び劉に鋭い視線を飛ばす。

「劉。ボスやオレたちにボディチェックは不要だ。オレたちが武器を持っていないのは間違いない。お前もオレたちの能力は知っているだろ?むしろお前らみたいな能力者に身体を触らせるほうがこっちとしては警戒しちまう。わかるだろ?武器は持っていない・・誓えるぞ?・・うしろのウチの兵隊共はスチェッキンで武装しているが、当然ここに置いていく。それで問題ないはずだろ?」

倣女士、香港3合会の一角、華僑を率いる倣一族の女ボス倣華鹿(ファン・ファールゥ)を差しはさみ、単なるボディガードであるはずのザビエラがこういったことを言うのは、当然筋違いなのだが、ザビエラは引かないし、当の倣一族の女ボス倣華鹿も、劉とザビエラを揶揄う言い方をしたものの、笑みを崩さずザビエラを止める様子もない。

長年倣一族に仕えたザビエラのボディガードとしての名声は轟いているのだ。

今の倣一族の当主、倣華鹿とも主従を超える信頼関係があるのは、周知の事実である。

前髪をおでこの大半が見えるほどぱっつん切りしているブロンドショートヘア、革製のパンツに革製のジャケットの前を開け、白いシャツを覗かせた格好で言うザビエラの口調もバストサイズも平坦だが、有無を言わせない凄みがあった。

小柄で細く、遠目に見ると少年のような容姿のザビエラが、無言の劉幸喜に答を促すように、ブルーの瞳で劉を見据えたまま、分厚いブーツの音をゴトリと響かせて、ずいっと劉の目の前まで近づいてきたのだ。

それにならって、倣華鹿の後ろで同じく警戒していた優香もザビエラの横に並ぶ。

優香の容姿は、ザビエラとは対照的に出るべきところは出て、引っ込むべきところは引っ込むといった典型的な女性のシルエットである。

「わ、わかったよ・・。当然あんたらの能力は把握してる・・って・・。あんたは新顔だな・・。あんたの能力は知らねえから、あんたは別・・って。あぁ??!あ、あんたは!?」

護衛二人に凄まれ、折れた劉はやれやれといった様子でそう言ったが、ザビエラの隣に並んだ優香に視線を移したとたん、目を逸らしたがすぐにもう一度顔に目を戻して露骨に二度見をして大きな声を出してしまった。

「んだよ劉?デカい声だすな。優香がどうかしたのか?そいつも武器は持ってねえよ。お前みたく武器なんざ使わねえ。てか武器なんて持ち歩かなきゃいけねえの重くてダルすぎるんだよ。ぜってえ持ってねえから安心しろよ」

その劉の声に、ザビエラが自分の片耳を人差指で塞ぎ、うるさそうな仕草で聞き返し、新顔である優香の説明を補足したのだ。

「お、おまえ・・?た、たしか・・・名前が思い出せねえ・・。ほらっ俺だよ!青龍刀の劉幸喜だ。覚えてねえのか?!」

ザビエラの補足に応えることなく、劉は優香に詰め寄った。

劉としては見間違えではないと思うのだが、優香と呼ばれた女の反応の薄さから確信が持てなくなってきていた。

「劉・・こうき?」

そう呟き、目の前で小首を傾げるこの東洋系美女こそ数か月前拳を交えた木村文乃似の女だったはずである。

たしか優香という名ではなかったということははっきりと思い出せるが、本名は思い出せない。

「まあ!劉~。うちの優香が気に入ったの?・・・・優香。あなたはどうなの?劉って見た目はなかなかいい男でしょ?・・・まぁ、これで強ければ言うことないんだけどね。たぶん戦えば優香に軍配が上がっちゃうと思うのよねえ」

青龍刀を抜いて見せて、狼狽する劉幸喜を愉快そうに眺めていた倣華鹿は、部下の優香に劉の容姿を見定めるように促して聞いている。

「た、たしかに・・、いい男だとは思います」

優香と呼ばれている部下の女も、劉の顔をしげしげと眺めて神妙な顔を少し赤くし、肯定の言葉を小さな声で呟いた。

(チッ、吹雪の異名を持つ倣華鹿と比べられちゃ、さすがに俺だって見劣りするさ・・しかし、この優香ってやつのこの反応・・・、俺より強いだって?・・あの時は俺に手も足も出なかったはずだが・・、人違いか・・?あいつはもっと男勝りというか、もっと乱暴な口調だったし、まだまだ能力者としての戦闘経験は浅すぎて相手にもならなかった・・・。吹雪ともあろう者があのザビエラと並べて連れ歩くぐらいだもんな・・。あいつのわけないか・・・。他人の空似というやつ・・だな)

吹雪の二つ名を持つ華僑の女主人こと倣華鹿と、その部下の優香と呼ばれる女のやり取りを、上目遣いでしばし観察していた劉はそう納得してから青龍刀をしまい、頭を下げた。

「いや、すまん。人違いだったようだ」

「いいのよ。でも、こんなところでナンパなんかして、駆け出しだった劉もなかなかやるようになったわねえ」

優香の様子に、人違いかと思い直した劉に、劉より幾分年上なのであろう倣華鹿が愉快そうに茶化す。

しかし、一人口元を手で隠し、劉の様子を伺うようにしていたザビエラは何事か思っていたが、チラと優香を一瞥すると劉に視線を戻して促した。

「もういいだろ。そろそろ案内してくれ」

「わかった。しかし、新顔のあんたは勘弁してくれ。ボスも倣女士とザビエラが来るのは承知しているが、あんたに関しちゃ初顔だ。席を外すか、武器を持ってないかは確認させてくれ」

劉はザビエラの言葉に頷いたが、新顔である優香の同席は難色を示してきた。

「チッ、ちっちぇえなぁ。細かいこと言うなよ。ここは、おまえらの巣なんだぜ?護衛を半分に減らせって言うのか?それとも、優香の身体をまさぐりたくなったってのかよ?えぇ?!このむっつりスケベ!ったく男ってやつはどいつも一緒だな!」

高嶺も雇っている張慈円たちの、最悪の行動までを想定しているザビエラは露骨に舌打ちをしてみせ、腰に手を当てて、劉を下から睨みつけつつ凄みだしたが、今度はザビエラの主人である倣華鹿が劉に助け船を出した。

「ザビエラ」

「ちっ。わかったよ」

倣華鹿に窘められたザビエラは舌打ちし不服そうにしながらも、クルリと振り向き劉に背を向けて抗議するのをやめたのだ。

「劉にも立場というモノがあるでしょうからね。優香どうする?ここで待ってるか・・・、劉のボディチェック・・・受けるぅ?」

「・・ご、ご理解いただき助かります」

明らかに状況を楽しんでいる様子の倣華鹿が、優香と劉を交互に見やって、優香にはウインクすらしているのだが、劉は倣女士に素直に頭を下げ謝辞を述べている。

「・・ここまできてボスを護衛できないのも嫌ですから」

少し迷っていた様子だったが、優香はそう言うと、羽織っていたロングコートを脱ぎ旗袍、いわゆるチャイナドレスだけの姿になって、ロングコートを劉に手渡した。

「ったくよ・・。さっさと済ませろよむっつり!オーラ使うんじゃねえぞ?優香に妙なもん張り付けたら承知しねえ。お前が変な動きをしてねえかはオレが見てるからな!?」

「わかってる。そんなことしねえよ。それにその呼び方は止せ」

ザビエラの吐き捨てるようなセリフに対し、劉は反論したが、正直内心では役得だと思ってしまっていた。

劉は手渡されたロングコートを一通り調べ終わると、隣の部下に渡し、続いて優香の首筋に手を伸ばしてから、髪の毛を項からかき上げた。

「ぅ・・」

ボディチェックとはいえ、優香は無防備に男に触られたことから僅かに上ずった声を上げてしまう。

「脇をあけるように両手を水平に伸ばしてくれ」

正面から優香の頭を掴み、髪の毛の中に暗器などを仕込んでいないかチェックしていた劉は、できるだけ平静を装ってそう言った。

優香はノースリーブに近い旗袍姿で、言われた通り素直に両手を水平に伸ばす。

劉の手が、優香の頭から脇に伸び、衣服の上から掌で撫ぜるように確認し出す。

脇から腰、そして腰から足首へと劉の手が服の上からとはいえ、優香の肌を撫ぜる。

優香の脇は僅かに汗ばんでおり、そこを触られてしまったことに恥ずかしそうに唇をかむ。

「・・・・」

優香は顔を赤らめて耐えているが、劉は足首、ヒールまで調べ終わるとしゃがんだ格好のままで、優香の顔を見上げた。

「よし、後ろを向いてくれ」

「・・ん」

劉のセリフに麗華はそう言って、素直に背を向ける。

劉が立ち上がり今度は背中から胸へと手が伸びた。

豊満な乳房を服の上からとは言え、下から確認するかのように持ち上げてから、谷間にも指を入れて確認する。

「く・・」

「ちっ」

「くすくす」

優香の恥ずかしそうな声にザビエラの舌打ちが重なって、倣華鹿の笑い声が漏れる。

「失礼するぜ?」

劉はそう言うと、チャイナドレスのスリットから手を入れ、優香のショーツ部分を前から手で確認するように弄ったのだ。

「くぅ・・」

ショーツ越しとは言え、張慈円や倣華鹿の部下たちの前だというのに、これほどの恥辱を受けるとは思ってなかった優香は恥ずかしさから呻いてしまう。

倣華鹿の部下たちも、平静を装っているが、美人の幹部である上司が目の前で公認セクハラをされてるのを眺めているのだ。

自らの上司が、他勢力の男に女の部分をボディチェックという名目で点検されているのである。

一方、劉の手下たちは倣華鹿の女幹部が自分たちの上司に身体をまさぐられていることへの優越感を感じつつ、上司の劉に対して羨ましく思って食い入るように見入っている。

ショーツ越しとはいえ前後左右、股間に陰核や膣の入口付近、菊門まできっちり調べてから劉はスリットから手を抜いた。

「もういいぜ。疑ってわるかっ・・」

ばしぃ!

言い終わらないうちに、今までいいようにボディチェックさせていた優香が突然振り返り、劉の頬を平手で打ったのだ。

「ってぇ・・!」

劉は打たれるとは思っていなかったらしく、驚いた顔で頬を抑えてそう言ったが、怒ることもなくそれ以上言い返しもしなかった。

「ま、このぐらいはいいだろ劉?がまんしろよ」

顔を赤らめて平手打ちをした格好のままでいる優香の前にザビエラが割り込んで劉にそう言ったのだ。

「ああ。なんとも思っちゃいないさ。案内する。こっちだ」

打たれた頬を撫でながら、劉はそう返すと、クルリと踵を返して歩き出した。

「優香頑張ったわね。いきましょう」

主人のねぎらいの言葉を受けて優香は赤面した顔をコクリと頷いて、主人に続いた。

ザビエラも優香の肩をポンポンと叩いて、主人の後ろ、優香の隣に並び続く。

倣華鹿たちの前を歩く劉は、優香の股間をまさぐった右手で打たれた頬を撫でていたが、その指先は、優香が発した僅かな湿り気が付着していた。

劉は、優香に女としての屈辱を味合わせてしまった僅かな同情と、男なら誰でも抱いてしまう優越感を感じ口角を上げてしまっていた。

(あんな状況でも触られて濡らしちまいやがって・・・。女ってのは難儀な生き物だよな。もう少し触って音でも出させて辱めてやればよかったぜ)

【第9章 歪と失脚からの脱出 41話 華僑の総帥とその一味終わり】42話へ続く
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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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