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第6章 温泉旅行 第31話 動画 最後の添付ファイル前編 菊沢美佳帆

私は大塚君の隠れ家の

マンションの浴室前の

脱衣場にある洗面台に

腰をもたれさせて

手に持ったスマートフォン

に届いたスノウの

スマートフォンに

より橋元から送られて

きたメールに添付されて

いる最後の添付ファイルを

開いた。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

画面に映し出されたのは

両手に革手錠をかけられ

吊るされていて同じく

両足も革手錠で拘束され

立たされた状態で首は

ギロチンのようなもので

拘束されているスノウ。

(あぁ・・・

何という事を・・・)

衣服は先程と同じように

ノースリーブの水色の

ブラウスに張との格闘により

おそらくは切られたであろう

左足がほとんど露出されている

白のフレアミニ。

下着は右足首の所までずらされ

ていて足首で止まっている。

スマートフォンはスノウを正面から

映すようにどこかに

固定されているのか

ここは壁や部屋の様子から

先程の動画と同じ部屋の

別の場所の様に思われる。

今回の動画には張も映り込んでいて

彼は今手足を拘束され首をギロチンに

かけられ立たされたままのスノウの

真後ろでしゃがんでいた。

「ホソイカラダノワリニハ

イイシリシテル」


張は後ろからスノウのスカートを

捲り上げ正面からは見えないが

おそらくはスノウのヒップを触って

いるような動きに見える。

今はスノウの目隠しは外されていて

スノウの伊東美咲似の綺麗な顔は正面からはっきり

と解る。

スノウは先程の分娩台に乗せられていた

時とは違い口を真一文字に結ぶこともなく

何事も無いような表情で居る。

「サテ。

ココハモウ

ビショビショ

ダガモット

キモチヨク

ナルタメニ

コノクニデハ

アツカッテイナイ

ワタシノクニノ

ビヤクヲ

ヌッテアゲヨウ

オマエノヨウナ

テツメンビシ

ニハチョウド

イイダロウ」


張はスノウの股間に自分の

国の媚薬を塗ると言っている。

(そんな・・・

やめなさいっ!

これ以上スノウを

慰み者にしないでっ!)

この動画は既に

過去の事であるが

私は画面に向かってそう

思わずにはいられなかった。

「好きにすれば

良いいわ。」


スノウは相変わらず無表情で

動揺する素振りも見せずに

冷ややかに答えた。

「ハハハハ

ドウシテモ

オマエヲ

ナカセタク

ナッテキタ

カクゴスル

トイイネ」


張はスノウのヒップの

の前の辺りにしゃがみ込み

瓶のようなものから

軟膏のようなものを

指でスノウの股間に

塗っていく。

「・・・・・・

っ!!

それを塗ると

何かが変わるの?」


張が股間に張の国の

媚薬を塗っているが

最初のおそらくは

陰核に塗られた時に

スノウは

一瞬繋がれている

革手錠がガシャリという

音をたてるほどの

動きを見せたが

すぐに平常心に戻ったような

表情を見せ張に冷たく言い放つ。

「オマエココ

サッキノブラシデ

イキマクリ

ダッタクセニ

ツヨガルナ

コノクスリ

ゴフンモ

スレバ

オマエノココハ

ダンコンヲ

イレテホシクテ

イレテホシクテ

タマラナクナル

タノシミネ」


張でなく私が見ていても

スノウの言葉は強がっている

と思える。

先程の分娩台での張の責めの

余韻もあるのか陰核とそれと

膣内にまで

張の媚薬を塗られたスノウは

瞬く間に頬を桜色に染め

ヒップを

突き出すように広げられて

繋がれている足は

膝が内へ内へ閉じようと

しているのが分かる。

股間に異変を

感じているのだろうと

私は思いながらこれが既に

過ぎ去った過去の事だと忘れ

不安な気持ちで見ていた。

「ワタシノ29センチ

ノナガサオデ

イキナリ

ツイテモ

イイノダガ

オマエノヨウナ

ナマイキナ

オンナハ

コノトクセイノ

デンドウクギウチキ

ヲカイリョウシタ

コウソクピストンバイブ

デナクマデ

セメテヤルヨ」


そう言うと張は

スノウの背後から

一旦消えると

今度は工事現場で

使うような電動くぎ打ち機の

先端部分に男性器を

模ったような

器具の付いた物を

手に持ち

スノウの正面に来てわざわざ

スノウに見せた。

「なっ…何ですか?

それは・・・

何と悪趣味な・・・

それもあなたの国の

文化かしら?

それとも伝統?」


張の持つ電動くぎ打ち機を

改良したと言う高速バイブとやら

を見たスノウの表情は一瞬

怯えた表情を見せたが

またすぐに涼し気な表情を作り

張に強気な言葉をぶつけた。

「ハハハハ

ドンナツヨイ

オンナモ

ワタシノコノ

テセイノ

ゴウモンキグデ

ナカナカッタオンナハ

イナイ

オマエモスグニ

ソウナルヨ

ドウスルネ?

コレヲ

シテホシクナケレバ

イマナラマダ

ユスルスヨ

ワタシトベッドデ

ジュウジュンニ

イヌノヨウニ

セックススルカネ?

ワタシノヲ

ナメテ

ウシロカラ

イレテクダサイト

オネダリ

デキルナラ

コノコウソク

バイブハ

ユルシテヤッテモ

イイネ。

ソシテ

チャント

ナカマノ

ノウリョクモ

イエルカネ?

ドウダ?」


スノウは冷ややかな表情は

崩さないもののすぐに言葉が

出なかったのは見せられた

あまりにも禍々しい未知の

工具が自分にどのような

威力で襲ってくるのか?

体験の無い物は予測も

つかないからであろうが

それを止めるのに引き換えに

出された条件は張との従順なる

SEXに仲間の力を話す事。

スノウの答えは分かっていた。

私やうちの事務所の人間なら

皆、断るのは当然であった。

しかし私はこの動画を見ながら

スノウに私達の事を話しても

かまわないからもう拷問を止めて

もらってと思っていた。

私の力は既に

橋元にバレている。

アリサちゃんや玲華ちゃんも

おそらくはバレている。

千尋ちゃんはもしかしたら

まだバレていないだろうが

問題はこの後の

橋元の一味との

抗争の中で重要な宏と哲司。

この2人の力が相手に

知られていないのが

私達の優位な点。

おそらくは張はそこを知りたがって

いるのだと思う。

宏は相手に力がバレたからといって

不利になるような事もないし・・・

スノウ・・・

私はスノウに話せば良いから・・・

そんな男に尻を振り媚びたとしても

一時的なものよ・・・

屈辱なんてすぐに忘れるわ・・・

それよりもそんな器具で責められたら・・・

身体がどうなるか・・・

「私があなたのような

男に媚びるとでもお思いですか?

それに所員の力は知らないと

先程もお伝えしましたが」


スノウは冷ややかな表情で

張を見ずにそう呟いたが

声のトーンに今までの

勢いもなく若干震え気味なのは

私でなくても張も気づいていた

かも知れない。

「ザンネン。

イヤ

オマエニハ

コレツカイタカッタカラ

ラッキーカナ?

サア

コノヨノモノデハナイ

カイラクガオマエヲ

オソウ。

トチュウデヤメテト

イッテモ

ナイテモ

サケンデモ

ヤメナイ。

ワカッタネ?

ソロソロ

ビヤクモ

カナリ

キイテキテ

イイカオイロニ

ナッテキテルネ。

ダンコンガ

ホシクテ

ホシクテ

ショウガ

ナインジャナイカネ?」


張はそう言いながらまた

スノウの背後に回り

手に持っていた

電動くぎ打ち機を改良した

工具に電源を入れた。

ドギュンドギュンドギュンドギュンドギュンッ!!!

ものの2~3秒の間に10回以上の振動音が

鳴り響いた。

その音の凄まじさに速さで

この器具がどれほど凶悪な

代物であるかは想像がつく。

(あんなものを股間に

入れられたら・・・)

私は想像しただけで

怖かったが同時に股間に

熱と潤いが増すのも感じた。

張はまた電源を切り。

「キグノ

チョウシハ

イイミタイネ」


とその蟷螂のような顔が

いやらしく微笑んだ。

私はスノウの桜色から

さらに赤みを増していく顔が

引きつり張が視界から

消えた後怯えたような

表情に変わって行くのを

涙を堪えながら見ていた。

《第6章 温泉旅行 第31話 動画 最後の添付ファイル前編 菊沢美佳帆 終わり》

第6章 温泉旅行 第32話 動画 最後の添付ファイル中編 菊沢美佳帆

私は今からあの

張の手製の電動くぎ打ち機を

改良したと言う凶器を

スノウに打ち込もうと

手足を繋がれギロチン台に

首を拘束されているスノウの

背後に回った張が映る動画を

見ながら事もあろうか

スマートフォンを持つ左手の

反対側の右手が私のワンピース

の中に忍び込み股間に手が伸びている

事に気が付きハッとなる。

(全く・・・

私は何を考えて・・・

これも全てあの橋元に

残された爪痕のせいだわ・・・)

私はこの淫らな行為の

大元を全て橋元のせいに

して手をワンピースから

出し動画の続きに集中した。

『クールナ

ビジンヒショサン

カクゴスルトイイネ』


張が1度電源を

切った工具を

電源を切ったまま

工具の先端の巨大な

男性器を模り取り付けて

ある部分をスノウの股間を

開かせながら差し込んでいく。

グチュッ!!

グチュチュチュチュ・・・・

ズブリッ!!

『!!!

っ!!』


ガシャンッ!!ガシャッ!!

スノウは工具先端を差し込まれると

眉間にシワを寄せ口を

真一文字に結び手足が

無意識に動くのか

拘束具の革手錠を鉄のパイプと

繋ぐ金具の部分の音が鳴り響く。

『サスガニ

ワガクニトクセイノ

ビヤクガキイテイルネ。

セマイオマンコダガ

ギュウギュウ

シメナガラモ

スイツクヨウニ

スイコンデイッタネ』


張はそこが最奥

かと確認するように

押し込んだ工具先端を

これ以上進まないと確認

するように押し込む作業を

繰り返す。

『くっ!!』

スノウは呻き声のような

小声をあげるが口をギュッと

結びおそらくは歯を食いしばって

いるのであろうが表情は

かなり辛そうに見える。

先程よりも頬の紅潮は熱を

帯びてきて既に額にはうっすらと

汗が滲んできているのが見て取れた。

(スノウ・・・

代われるものなら

代わってあげたいよ・・・)

私は過去に任務で

危険な任務も幾度となく

経験しているので

何度か捕らえられた事もあり

性的拷問の経験はあった。

なのでその場だけをやり過ごす為に

ある程度は我慢せず身のまま

感じてしまう方が拷問する側は

歓びそれ以上酷い事を

することは無いと言うのが

経験から得た知識であった。

しかし元々スノウは私の内勤の

部分を補助する役目に就いているので

現場の経験は皆無。

現場は私に同行する事で

数回付いて来てはいたが

このように調査対象に拘束される

事などは当然無く当たり前だが

性的拷問を受けるのも初めてである。

初めてである事から経験も無いために

精神力が続く限りは相手に身体こそ

抵抗できない状況になれど抵抗する

意志と態度は見せてしまうのだろう。

(これは・・・

逆効果だ・・・

スノウ我慢するのを

よしなさいっ!)

私はこの動画が過去の出来事という

事を何度も繰り返し頭で理解はしていたが

心の中でスノウに呼び掛けてしまう。

そして無情にもの再生は私の

意志など関係無しに進んでいく。

『コノサイズハ

ハジメテデアロウ

チナミニワタシノ

セイリュウトウハ

コレヨリフトクテ

ナガイカラカクゴ

シテオクトイイネ』


(なっ・・・

ドットクラブで

仕方なく橋元の男性器を

口に含んだ時にも

そのサイズに驚いた

ものだがこの張もまた

それに肩を並べるサイズの

持ち主という事なの・・・

そう言えばさっき

29センチとか・・・

そんなの人間のサイズじゃ

ないじゃないのよ・・・)

私はスノウの股間に

突きさされている工具先端の

男性器を模り作成したと言う

オブジェの大きさにすら

嫌悪感を覚えていたのに

張の物はそれよりさらに

大きいと言う事実にさらに

驚きを隠せなかった。

『・・・・・

そう。

そんなもの

大きさで価値が決まる

物でも無し・・・

好きにほざいておけば・・

んんんっ!!

くっ・・

ぐぐぐぐ・・・・』


スノウが顔を紅潮させながら

張の言葉に挑発するような

内容の事をいつもの冷ややかな

口調で言おうとしたが

スノウが話している途中で

張が差し込んだ工具の

電源を入れた。

ドギュンドギュンドギュンドギュンッ!!!!

グチュチュチュチュチュチュチュチュッ!!!


高速の激しく前後に打ち付ける

電動くぎ打ち機の音とスノウの股間から

奏でられる激しい水滴音がスノウの言葉を

遮った。

否、音がでは無く工具がスノウに与える

肉体的それに

精神的ダメージがスノウに言葉を

発する事をさせなかった。

見る見るうちに手足を拘束されギロチン台に

首を拘束されているスノウの開かされた

足の間からポタポタ流れ落ちる水量が増す。

『オオッ!!

マタフイタミタイネッ!!

オマエホントウハ

イヤラシイオンナッ!

サイキンセックス

シテナカッタダロッ

タマッテイテ

ココハ

ダンコンヲ

モトメテ

イタンジャナイノカッ!!』


張は電動くぎ打ち機の手持ちの

部分を下に下げスノウの股間に刺さる

先端が膣内の上部に当たるようにしながら

左手でスノウのヒップを叩きだす。

ドギュンドギュンドギュンドギュンッ!!!!

ペシンッ!ペシンッ!バチンッ!!

グチュッグチュッグチュッグチュッ!!


『うっ!!!

くっ・・・・

ぐぐぐぐ・・・

うっ・・・

ふぅっふぅっふぅっ・・・・

はぁはぁはぁ・・・

んぐぐぐ・・・』


スノウは電動くぎ打ち機を改良した

責め具で激しく膣内を

考えられないくらいの

速度で打ち込まれ

続け屈辱的な恰好で

ヒップを打たれながらも

快感と恥辱に

耐え続けていたが

額の汗と頬の紅潮の具合から

もう限界でないかと

見ていて思う私であった。

先程までは堪えていたが

真一文字に結んでいた

口もガチガチと歯の音を

立てながら息が漏れ出し

呻くようなそれでいて

まだ耐え続ける声が

漏れてきた。

『ホウホウ。

キクイチタンテイジムショノ

ビジンヒショサマハ

ココガオスキナヨウネ』


そう言いながら張が

電動くぎ打ち機の手持ちの

部分をクイクイと

下に下げるとスノウの膣内の

上部に当たるように何度も手を動かす。

中では激しく自動的に出し入れ

されている大型の男性器を模った

責め具がスノウを犯し続けている。

『うっ・・・・

うぅっ・・・

動かさないでっ・・・・

動かすなっ!!

卑怯者っ・・・

くっ・・・

こんな機械っ!!

うぐぐぐ・・・

ひぃっ!!

あっあああっ!!

いやっ!!やめてっ!!

止めてっ!!』


(スノウ・・・)

いよいよスノウの口から

張の行為を止めるよう

懇願の意志を述べる言葉が

発せられた。

(スノウ・・・

そんな事されたら

誰だって・・・

ダメ・・・

もう見ていられないよ・・・)

私は今まで耐えていた

スノウの決壊が破れそうな

様子に私自身が今のスノウの

状態で同じ目に合ってるような

気持ちになり姿を被せてしまっていた。

『ハハハハッ!!

ソノコエノホウガ

カワイイヨ

ビジンヒショサンッ!

ホラホラ!

オマエノ

ヨワイトコロ

ココッココダロッ!!』


張は先程よりさらに

激しく電動くぎ打ち機の

手持ち部分を下にグイグイと

下げスノウの膣内上部に

容赦なく当たるよう打ち付ける

速度も早める。

張の手動でのピンポイントで

弱点を突く責めに機械の威力が

伴いスノウは呼吸すらままならない

程息が上がりついには悲鳴のような

声が漏れてきた。

グイッグイッ!!!

バシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュン!!!

グチュリッグチュリッグチュリッグチュリッ!!!


『あぁぁぁぁぁっ!!

いやっ!!もう動かさないでっ!!

あっあっあっあああっ!!

あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

もう止めてくださいっ!!

お願いしますっ!!

所員の事は知らないけどっ!!

あなたとSEXしますっ!

言う通りにSEXしますからっ!!

この機械止めてくださいっ!!

あぁぁっ!!

あぁぁぁぁぁっ!!

あっあぁぁ・・・おっ・・

おねが・・・い・・

しま・・・・・』


ついにスノウは快感に負け

喘ぐような声と共に

涙を流しながら張とSEXを

するから止めてと本来の

スノウの性格からは考えられない

言葉を発した。

私は涙もろいがウチの他の所員達も

結構涙もろくクライアントに同情をしたり

感情移入して涙してしまう事もあるが

スノウは一切人前で涙を見せたことなど

無かった。

ゆえにいま私はこの動画を通じ

スノウの涙は初めて見た事になる。

スノウは私の聞いた事の無いような

大きさの声を上げて涙を流しながら

最後は手足をガチャンッガチャンッと

拘束具の金具の音を激しく鳴らしながら

絶頂したように見えそのまま

ガクンと全身の力が

抜けたように電動くぎ打ち機を

打ち込まれた状態で意識を

失ってしまった。

そして動画はそのまま何もない

壁の景色が映し出された

と思うと場面が変わっていた。

《第6章 温泉旅行 第32話 動画 最後の添付ファイル中編 菊沢美佳帆 終わり》

第6章 温泉旅行 第33話 動画 最後の添付ファイル後編 菊沢美佳帆

画面が切り替わり

先程のスノウを拘束し

とてつもない手製の

性的拷問用の工具で

スノウを責め立てていた

シーンが終わったころ

私のワンピースの中の

白のショーツは私の

股間の潤いを

受け止めきれずに

浴室の前の脱衣場の

床に私の淫らな液体が

太ももから膝、

ふくらはぎを

伝い滴り落ちていた。

(早く・・・

シャワーに入りたいけど・・・

もうすぐ終わるっ

もうすぐ動画が終わるから・・・)

この股間の熱さは

決してスノウが性的拷問を

受けている動画を見て

昂っているのではなく

橋元から受けた快楽や

性欲を向上させる何らかの

力であると

自分自身に言い聞かせ

私はおそらくは最後のシーンに

なるであろう動画を見ることに

集中した。

先程のシーンから画面が

一瞬暗転すると

次に映し出されたのは

仰向けの全裸のスノウに

既に正常位から挿入している

こちらも全裸の張が映し出された。

恐らくは同じ建物内の別室

2人はベッドの上で居た。

スノウは拘束を解かれていて

自由になる両手を頭の上に

上げ両手でシーツを握るよう

にしながら苦悶の表情を浮かべ

大声で泣き叫ぶような

声を上げていた。

(スノウ・・・・

スノウのこんな姿・・・

見たことないし

見たくなかったよ・・・)

『アンナニ

オオキナ

キグヲ

サシコンデ

カキマワシタ

ノニヨクシマル!

コノホソイカラダ

ソウトウ

キタエテイルネ

ドウダイ!

ユキ!

キモチイイカ!』

張は先程までの

美人秘書では無く

スノウの本名

斉藤雪のユキと

呼び方が変わっている。

名前くらいは

調べればわかるだろうが

ベッドに移動するまでの

過程か張自身を

スノウに挿入するまでの

間にスノウ本人

から聞き出したのかも

知れない。

『あっああっ!!

もっもう許してっ!!

あっああああっ!!

これ以上っ・・・・

もうこれ以上逝きたくないっ!!

あなたのっ!!

あなたのがキツ過ぎてっ!!

こっこれで満足でしょっ!!

ほっ本当に知らないのっ!

所員の力っ・・・

あっあっああああっ!!

許してっ!!

こんなのっ!!

おねがいっ!!

もう殺してくださいっ!!

いや~!!!』

スノウは両手で頭の上のシーツを

握りしめながらその白く細い華奢な

身体を反り返らしながら大声で

泣き叫び殺せとまで言いながらも

所員の事は話さない。

その苦悶の表情はこの憎い張と

いう男の計り知れない威力を誇る

男性器により認めたくない快楽を与え続け

られることを拒否したいが身体が

先程の媚薬と工具による責めにより

簡単に逝く事を覚えさせられてしまい

自分の意志ではどうすることもできないのが

解り逃れられない己の中での矛盾の

繰り返しにより涙を流しながらの絶頂を

強いられるのが耐えられないというような

経験した者で無いと解らない複雑な

感情が入り混じっているものであった。

『コロス!?

ナニヲイウ

オマエノヨウナ

ユウシュウデ

シカモスコシ

ホソイガコンナニ

イイカラダヲ

シテイルビジンヲ

ダレガコロスカ!

モッタイナイ

ナカマノチカラハ

モウイイ。

ボスガアエバ

ボスニハ

ワカルカラナ

キケレバ

キイテオケ

テイドノ

メイレイダカラ

ソコマデ

コダワルキハナイ。

アトハオマエガ

ジュウジュンナ

メスブタ

ニオチルマデ

キモチヨクスルダケヨ』

張はもうスノウから

私達の事を聞き出す

事には執着していないようで

今はスノウの身体にのみ

興味を示しているような

事を言いながらスノウの

60㎝にも満たない細い

腰を両手でロックするように

掴むと長身であるその

体躯から垂直に打ち込むように

速いピッチでその長く凶悪な

男性器を繰り返し打ち込んでいく。

スパンスパンスパンスパンッ!!!

ジュボジュボジュボジュボュ!!!

『ひぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

あああああっ!!

いやっいやですっ!!

あぐぅぅぅっ!!

ふぅぅぅっ!ふぅぅぅっ!!

ひぐぐぐっ!!ううううぅぅぅっ!!

あっあんっ!!

参りましたっ!!もう無理ですっ!!

おねがいしますっ!!殺してっ!!

早くひとおもいにっ!!

いやっ!!あああっ!!あああっ!!

くっ・・・あぁぁ!嫌だっ!またいっ・・・!!!』

張のスノウの腰を少し浮かせ

垂直からの高速の打ち付けに

スノウは絶頂に達したようだった。

『ユキ。

マタイッタミタイネ。

マダマダツヅケルカラネ。

ナニモハナサナクテイイ。

ナニモシナクテイイ。

オマエハタダワタシニ

マケタノダカラ

コウシテ

オカサレツヅケル

ダケデイイネ。』

スノウは両手を頭の上にだらりと

投げだしたまま肩で息をし

涙を流しながら息を整え

無言で張の方を見ているが

その視線には今までのような

冷ややかなスノウの

あの毅然とした

敵を見る目では無く自分自身の

全てをその悪魔のような男性器で

貫き支配した者を見る力無い視線に

変わっていた。

『ナカナカ

イイヒョウジョウニカワッテ

キタネ。

チョウサマノチンポ

キモチイイデス

トイウマデ

ツヅケルカラネ

キゼツシテモ

オコシテオカス

イッテモヤメナイ。

イイネ。』

『はぁはぁはぁ・・・

あぅぅぅ・・

ううっ・・

おねがい・・・

もうしないで・・・

ください・・・

あぁ・・・ああっ・・

いやっ!!ちょっと待って

下さいっ!!少し休憩っ・・・

あぅぅぅぅぅっ!!

いやっ!!ああっ刺さるっ!!

その角度やめてっ!!

うわぁぁぁぁぁぁっ!!!』

スノウが泣きながらSEX続行不可能の

意志を告げるも差し込んでいる悪魔のような

男性器を抜く事もせずに張は少しの間

止めていたグラインドを再開する。

今度は先程のスノウを絶頂に導いた

フィニッシュの時と同じ高速の打ち付けを

最初から始める。

バシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュン!!!

グチュチュチュチュチュチュチュチュッ!!

『ひぃぃぃぃっ!!

あががががががっ!!!

ふぅふぅぅっ・・・はぅぅっ・・

あっあぁ・・・あっあ・あ・あ・あ・あぁ・・』

スノウは柔らかい身体を反らし

張にロックされている腰から上は

折れ曲がるのではないかという程に

仰け反り両手で再度頭の上のシーツを

握りしめしわくちゃにしながら

逃げ場のない快楽を

分散させようとしている。

『コンナニ

イキマクッテイルノニ

マダキモチイイテ

ミトメナイノカネ?

キモチイイノダロウ?

ユキ。』

スパンスパンスパンスパンッ!!!

『はわわわわっ!!

あっあぁ~!!!!

ふぐぐぐっ!!

ああっ!!やめてっ!!

あああっ!!いやっまたっ・・・

んんんんっ!!!!あんっ!!』

身体を後ろに折るのでは

無いかと思うほど元々柔軟な

身体のスノウは大きく仰け反り

また動かなくなった。

張はそれを見て一旦男性器を

抜き取るとスノウの股間から

ドボボボッ・・・

と大量の液体が飛び散った。

『ハハハハッ。

マタイキナガラフイテタネ。

コレデハ

オマエノナマエ

ユキデハナク

オオアメヨ。』

張がまだ放心状態で

息の上がるスノウの腰を

持ち上げ反転させる。

『はぁはぁはぁ・・・・

お願い・・もう・・・

もう十分なさったじゃ・・・

ないですか・・・』

『ダメネ。

オマエ

イッテイルクセニ

ココロカラ

イッテイナイ。

ホントウニ

ミモココロモ

キモチヨク

オトスマデ

ワタシヤメナイヨ。

コレガ

ワタシノゴウモン。

イキジゴク。

オンナニハ

コウカバツグンネ。』

『そんな・・・

もう十分・・・

もう十分・・・

いき・・・

逝きましたから・・・』

スノウはうつ伏せにされながら

まだ肩が上下に揺れているが

振り返りながら張を見て

涙は引いているが紅潮した

美しい顔に悲壮感を漂わせながら

訴える。

『サア

コノウスク

スクナイケ

ヲゼンブ

ヒキムシラレタク

ナケレバ

イウトオリニスルネ

オマエハ

ハイシャ

ワタシハ

ショウシャナノダヨ

ハイシャハ

ショウシャニ

ナニサレテモ

モンクイエナイ

ワカッタカ。

ツギハ

バックヤル

ハヤク

ヨツンバイニナリ

ソノコブリダガプリッ

トシタイイシリヲ

コチラニ

ツキダスネ。』

うつ伏せになるスノウの股間に

手を伸ばしスノウの陰毛を猫や犬の

毛を撫でるように撫でながらそう言うと

張はスノウの細い腰を持ち上げ

無理やり四つん這いにした。

『ああ・・・

いや・・・

あの・・・

張さん・・・?

もしまだやられるなら・・

せめて普通の体位で・・・

私この態勢嫌いな・・・

ふぐぅぅぅっ!!!

あぁっ・・

あぁぁぁぁっ・・・

嫌っお願い!!

後ろは許してっいや~!!!』

スノウが四つん這いにされ

腰をまた先程と同じように

張の腕力で抑え込まれながら

ヒップを突き出させられ

バックは嫌と懇願しているのに

喋り終るのを待たずに

張は容赦なく一気に凶悪な

男根を突き刺した。

ズブブブブブブ・・・・グチュリッ!!!!

そしてそのままの勢いで激しく

腰を何度も何度も打ち続けた。

パンパンパンパンパンパン!!!!

『うぐぐぐっ!!!

ひぐぐぐっっ・・・

いやいやいやっ!!

ああっあああっあああっ!!』

『チイサナ

シリデモ

コレダケプリット

ハッテタラ

バックモ

イイモノネ。

ユキ

オマエハナカナカ

ゴウモンシガイガ

アルオンナダッタヨ

ソロソロ

チョウサマノチンポ

キモチイイデスト

サケンデミロッ!』

パンパンパンパンパンパン!!!!

パンパンパンパンパンパン!!!!

グチュッグチュッグチュッグチュッ!!

張はそう言いながら激しく

突くことは止めずにスノウの

白く形の良い羨ましいくらい

小ぶりのヒップを叩く。

パシンパシンパシンッ!!

『ふわっあぁぁぁぁっっ!!

ああっあああっ!!

いっ・・いっちゃうっ!!

ああっいっちゃいますからっ・・・

もっもうだめですっ!!

本当におねがいしますっ!!

こんな事するならっ・・・

ああっあああっあああっ!!

もう死にたいですっ!!殺してっ!!

殺せっ!!いや~!!!

あああああっ!!抜いてっ!!

おねがいしますっ!!』

『ハハハハッ。

キモチヨスギテ

シニタイカ?

シニタケレバ

シタヲ

カミキレバ

イイダロ。

クチカセモ

ツケテイナインダ。

デモシナイノハ

コノキモチヨサヲ

ホントウハマダマダ

アジワッテイタイカラダ。

オマエバックスキ

ワカッタ。

コノママノタイセイデ

モットシテヤル。』

張の言葉でスノウは

一気に力を無くしたように

四つん這いで立っていられなく

なりガクンと身体の力と

共に心の支えも無くなったのか

両手の支えが無くなり上半身は

ベッドにうずくまり

両手を頭の上に土下座

するような態勢で付きながら

張に摑まれた

腰のみが浮く態勢に

変わっていった。

パンパンパンパンパンパン!!!!

パンパンパンパンパンパン!!!

パンパンパンパンパンパン!!!!

パンパンパンパンパンパン!!!

『あっあっあああっ・・・

あっあぁぁっ・・

あっあんっ!!

ああああっ!!

またっまたっ・・・

あぅぅぅっ!!いっ・・・いくっ!!』

パンパンパンパンパンパン!!!!

パンパンパンパンパンパン!!!

『はぁはぁはぁ・・・

もっもうもうむり・・・

あっあああっあああっ!!

お願い出してっ

中でも良いから・・・

もう逝ってくださいっ・・・・

あああああぁぁぁっ!!

いやっ!

あっ逝って!逝ってっ!!

はやく逝ってくださいっ!!!

ああっああああぁぁいくぅぅぅっ!!』

スパンスパンスパンスパンッ!!!

スパンスパンスパンスパンッ!!!

『あっあっあんっ!!

ああっ!!いいっいいですっ!!

きっ気持ち良いっ・・・・

あああっ!!気持ち良すぎてっ!!

こんなのっもう無理ですっ!!

あっあああああっ!!

ちょっ張様のちっ・・・

チンポ・・凄く・・・良いですっ・・

あっああっ!!!!いっいっちゃうっ!!』

スノウは最後に張に言われた通りの

言葉を発しながらうつ伏せの寝バックの

態勢で両腕を激しく引きその勢いで

打ち付けられながら気絶する間際に

今の言葉を言わされた。

ここで動画は終了していたが

動画が終了したのとほぼ

同時に私は手も触れていないのに

股間に絶頂感を感じていた。

(うそ・・・

何で?

・・・・

・・・・

スノウ・・・

かなりひどい目には

合わされているみただけど・・・

とりあえず命は大丈夫そうだし

暴力的な事、体に傷などは

つけられていないようね・・・

それでも早く救い出さなきゃ

いけない事には変わりないわ・・・

玲華ちゃんや千尋ちゃんの事も

気になるし・・・

彼女らももし捕らえられれば

スノウの様に・・・

そんなのダメよっ!)

私はそう思いこの動画は

他の所員には見せないでおこうと

心にとどめワンピースを脱ぎ

上下の白の下着も脱ぐと

浴室に入って行った。

《第6章 温泉旅行 第33話 動画 最後の添付ファイル後編 菊沢美佳帆 終わり》




凌辱エロメス

第6章 温泉旅行 第34話 不覚 寺野玲華

(この男たちが拳銃を

所持している事は解っていたのに・・・

くそっ・・・

ぶつかったのがこの男で

無ければあんなに派手に

転ぶことも無かったし・・・

焦って動き過ぎたわ・・・

千尋は大丈夫かしら・・・

千尋もスノウと同じで

貧弱だからね・・・

あのヘナチョコ2人は

私が守らなければ

ならないのに・・・

美佳帆さん・・・

ごめんなさい・・・)

私は港町の橋元が

良く利用していた

という倉庫に

菊一探偵事務所の

同僚にして

高校時代からの同級生の

伊芸千尋と

あのドットクラブへ

上司の美佳帆さん

の援軍に駆けつけた

時に私を逃がす為

囮になり

結局帰って来なかったスノウ、

斉藤雪の行方を捜索に

来ていた。

そして運良く、

橋元の部下と

遭遇できたまでは

良かったが

相手にあの橋元の

右腕と左腕とされる

マイクと張が居て

千尋とははぐれてしまい

私は倉庫からの

脱出を試みた際に

マイクとぶつかり転倒し

銃を向けられ

お手上げ状態に

なっていた。

頭に銃を突き付けられたまま

手を後ろ手に手錠で繋がれ

大型のバンに乗せられると足首に

縄をはめられ顔には袋を被せられた。

ここまでしても

依然頭には銃を突きつけられて

いるのは私の肉体活性の力と

キックボクシング仕込みの

ローキックでドットクラブで

一戦交えた際に

足を折られたマイクは相当

私の力を警戒しているようだった。

車がどこに向かうか

見当もつかない中で

私の頭に銃を突きつけたマイクは

「オマエ

コノアシノ

オトシマエハ

キッチリト

ツケサセテモラウ

オマエタチノナカデ

オレガイチバン

アイタカッタ

オマエヲ

コウシテ

トラエルコトガ

デキテ

オレハモウ

カナリ

コウフンシテイル

オマエ

カクゴシテオケヨ」


(足の1本や2本

折られる覚悟は

できているわよ。

しかし何処へ向かっている?

もしこのまま

私もスノウが

捕らえられている

場所に運ばれている

としたら逆にチャンスもある。

向こうで隙を見て何とかスノウと

合流できれば

2人なら逃げ出す事くらいなら

もしかしたらできるかも・・・

それに千尋は

上手く逃げれただろうか?

しかしこいつらが

スノウを捕らえていた

としても何もしていないとも

思えないし・・・

傷つけられていたり

もしくは橋元がドットクラブで

美佳帆さんにしようとしていた

様な事を・・

スノウにもしているかも

しれない・・・

そうだとしたら私がこの車で

連れて行かれた先にスノウが

居たとしても保護しながらでないと

逃走は無理か・・・

やはりグラサンたちにみつけて

貰って救援を待つしかないか・・・

それまでこいつらが

私に何をするか・・・

まあ何をされても何も話す気も

無いけどね・・・・)

私が頭に拳銃を突き付けられながら

後部座席のマイクともう1人の黒人系の

外国人に挟まれ彼の言葉を無視して

そんな事を考えて居た。

するとマイクとは反対側に

乗っている男の電話が鳴る。

タラララリン♪タラララリン♪

「マイクノアニキ

ノデンワガナッテイマス

ボスカラデス」


「オレハ

イマ

テガハナセナイ

オマエ

カワリニデテクレ」


どうやら私の左側に

乗っている男はマイクの

電話を持たされていたようだ。

「ハイボス!

ハイ

ハジメマシテデス。

マイクノアニキニ

ヨバレテキマシタ

アレンデス。

ハイ!ハイ!

スコシオマチクダサイ

・・・・

・・

アニキボスガ

キジマサン

トイウヒトノ

マンションニ

クルヨウニト

ソコニボスモ

ムカッテイルラシイデス」


「OKト

コタエテ

クレ」


「ボス!

OKデス。

ハイハイッ!

モウヒトリハ

トリニガシマシタガ

イマ

チョウサンガ

サガシテイマス。

ハイ!

アリガトウゴザイマス!

ガンバリマス!」


どうやら私はキジマという

者が住むマンションに連れて

行かれるようだ。

おそらくはこの者達が

ボスという男は橋元。

そこに橋元も来るらしい。

(この事を何とか美佳帆さんか

グラサンに伝えれたら・・・

もしかしたらスノウも

そこに居るのかも・・・)

「キジマサンノ

マンションナラ

コノオンナヲ

イタブル

ドウグ

タクサンアル

コノアシノウラミモ

ジュウウブン

ハラセルヨ

ハハハハッ」


(ふんっ!

何をする気か

知らないけど・・・

足の拘束・・・

これなら肉体活性すれば

十分引きちぎれるわ。

お前たちが私をスノウの

いる場所まで連れていったが

最後よ。

アンタの反対側の足も

私のローで折って

橋元は私の手で捕らえて

あのゲスなからしチンポを

今度はわさびチンポに

してやるんだからっ!

問題はこのマイクが持つ

拳銃だけ・・・

動けるタイミングで足の拘束を

解き拳銃を何とかすれば

こいつらくらいなら・・・

私1人でも何とかなるはず・・・

大丈夫ですよね!美佳帆さんっ

私できますよねっ)

私は顔に袋を被せられ

こめかみに

銃を突き付けられたまま

道中何処を通ってきたか

も解らないまま車を下ろされると

手錠を掛けられたまま

足も拘束されたままマイクが

連れてきたと言う先程

橋元と

電話で話していたアレンという

男に担ぎ上げられ目的の

場所に連れて行かれた。

《第6章 温泉旅行 第34話 不覚 寺野玲華 終わり》

第6章 温泉旅行 第35話 南中剣友会ママ友会議 

菊一探偵事務所では斉藤雪が

橋元の一味に捕らえられ

大事件になっていた頃

同じ町ではあるがこちらは

和やかなムードの喫茶店。

喫茶マドカに居るのは

南中剣友会の温泉旅行の

企画の為に集まった

生田絵美に中村美香子

それに同じ剣道を習う

子供が居る松前洋子に

高野知美、前島幸であった。

剣道の指導者からは境谷明が

出席していた。

「いやいや。

南中剣友会は御熱心な

お母さん方が多く

私共指導をする立場と

しても有り難い話ですよ。

今日は代表の松岡先生も

中尾先生も来れなくて

申し訳ありません。

荒巻先生御接待の

温泉旅行の事については

私が一任されておりまして

土日にかかれば

両先生はいつでも

かまわないとの事ですので。

お母さん方の出席者が

今いらっしゃる5名との事ですので

場所と日に関してはお母さん方の

ご意見を参考に旅館もしくは

ホテルなどを抑え荒巻先生に

コンタクトを取ると

こういう手はずなのですが

どなたか候補となる温泉街

ここがっ

ていう所あれば

ご意見ございませんでしょうか?」

南中剣友会の指導員では1番若手の

境谷が手帳を開きメモ代わりにしながら

美女5人を前に場を仕切っている。

「あの・・

境谷先生?

少しご質問が・・・」

今日は黒の薄手の半そでのブラウスに

白の膝が出るくらいの丈のタイトスカートに

身を包んだ仕事帰りにこの場に参加している

中村美香子が遠慮気味に口を開く。

「はい。

中村さんのお母さん

どうぞっどうぞっ何でも

聞いてください」

境谷が鼻の下を一瞬の伸ばすが

すぐに意識的にきりっとし直し

6人掛けの大きなテーブル。

最奥に座る境谷の隣の隣に

居る中村美香子に視線を向けた。

「すみません。

その・・

場所を決めると言う事なのですが

まず会費がどのくらい余裕がおありで

どのくらい使えるかという事が

解らないと・・・

それに今回は高名な荒巻先生を

うちにお迎えする為の接待のような

旅行と聞いておりますから

もし皆様も宜しければなのですが

今回会費で賄いきれない分に

関しましてはある程度

自費で分担してでも

荒巻先生にお喜び頂けるような

所にするべきだと思うのですが・・・」

現役OLらしい中村美香子の意見に

まずは仲の良い生田絵美が

賛成の意志を伝える。

「私も中村さんの意見に賛成です。

今回荒巻先生がこの旅行によりうちで

指導をするように決めて下さったら

剣道のみならず今後の子供たちの

進路にも影響が出て来る子も

居ると思うのです。

それでしたらまずは会費抜きでベストと

思う温泉街を選んだあと会費との差額を

私達で分担して埋めるというのは

いかがでしょうか?」

と境谷と中村美香子の間に座る

生田絵美が中村美香子の意見を後押し

する形で皆の顔を1人1人見ながら

ゆっくりと話した。

この場では指導員の境谷を含めても

最年長とその次に当たる2人の意見に

皆一様に頷いている。

「そうですよね。

荒巻先生が南中剣友会の

指導員をお引き受け下さるという

事を前提と考えると今回は

まずは行き先は多少豪華になっても

荒巻先生に喜んで頂くの事を優先すべきで

多少自腹が発生しても私も全く問題ないです。

中村さんや生田さんのご意見に賛成です。」

高野知美が生田絵美に視線を合わせ

その後に境谷、中村美香子に視線を送り頷くと

高野知美の両脇に座る松前洋子に前島幸を

交互に見た。

「私も高野さんと同じご意見です。

先に会費度外視で場所を決めてしまいましょう」

松前洋子も仕事帰りなのか上下黒のスーツ姿で

剣道の懇親会の時とはずいぶんイメージが違うなと

境谷明は感じていた。

「それでしたら

荒巻先生の年代の方ですと

私は在路馬温泉が良いと思います。

宿泊施設などは多少お値段が

張りますが料理も今からの季節ですと

夜は松茸のすき焼きでしょうし」

最後まで口を開かなかった前島幸は

専業主婦。

自宅からそのまま来たのか部屋着の

ピンクのプリントシャツにデニムの

ホットパンツといつも通り薄着で

境谷の視線もテーブルの向こう側で

白く揺れる足に注がれる。

「そうね。

前島さん私も在路馬は

考えていました。

1泊で生ける範囲でしたら

おそらくはベストな選択だと

思いますよ」

中村美香子が足を組みながら

笑顔で前島に賛成した。

「そうですね~

では他のお母さん方からも

反対のご意見が無ければ

今回の荒巻先生を南中剣友会へ

お招きしよう旅行に関しては

場所は在路馬温泉で

決定で良いのではないでしょうか?」

境谷が皆の顔をそれぞれ見ながら

言うが異論はないようで。

「それでは今日の所は

場所は在路馬温泉の中で

宿泊先などは今後私が

ネットで探しながら皆様の

グループラインに随時候補を

送って行きますので続きは

グループラインで決めて参りましょう。

それでは今日は皆さまお忙しい中

ありがとうございました。」

この後は夕飯の支度や

様々な主婦業に忙しいお母さん

ばかり境谷は気を使ったのか

場を仕切りここで切り上げ

皆それぞれ喫茶店から出て行った。

境谷は支払いは会費でしますと

言いお母さん方を送り出すと

元居た席に戻る。

そうすると境谷達の席の

斜め後ろ辺りの2人掛けの席に居た

50代くらいの身長は170㎝前後位では

あるがガッチリとした体型の男性が

境谷の戻った席の前に座る。

「やあ。

境谷君。

お久しぶりだね」

境谷は一旦座った席から

立ち上がり頭を下げる。

「荒巻先生!

ご無沙汰しております!」

「まあまあ。

掛けたまえ。掛けたまえ。」

「はい。失礼します。

それで・・

いかがでしたでしょうか?

うちの会のお母さん方は・・・」

境谷はおしぼりで額の

汗を拭きながら荒巻に

聞く。

「いやいや~

君や中尾君から聞いてた

以上じゃないかねっ!

あれだけの美人揃いとなると

これは心窮会や一心道場の

接待の後だけど・・・

迷うわなぁ・・・」

「そうでしょう!

先生ならそうおっしゃって

くれると思っておりましたよっ」

「ああ。

5人が5人共それぞれに

良い所があったしのう~

顔がべっぴんなのは

皆それぞれにそうだけど

あの美味そうな身体は

5者5様よのう」

荒巻がスーツの上着の内ポケット

から扇子を取り出し仰ぎながらそう言うと

いきなりの荒巻の突っ込んだ内容による

批評に冷や汗をかきながら境谷が

「はっはぁ・・・・

ははっ・・

そっそうでしょ?

それで今日来ていたあの

5人のお母さん方が今回の

先生をお招きする為の

旅行に同伴して下さるのですよ~

ご参加は頂けるものと

思っていて宜しいでしょうか?」

「うむ。

それは良いのだがのう。

あの中の誰かな?」

「えっえっ?

誰と申しますと・・・」

「あの中の誰が

その夜私の相手を

してくれるのだ?

他の2つの道場は

接待で母親が2人づつ

私の相手をしてくれたぞ。

もし3人が私の相手を

すれば君の所での指導を

決めてもかまわないがのう。

あのレベルのママさんであれば

君たちの勝ちだわ。

後はできるかできないか

だけだわなぁ・・・」

「えっえ~!!!

(あぁやっぱり中尾先生たちが

言っていたとおりかぁ・・・

本当にウチのお母さん方美人

揃いで良かったけど・・・

こんな事お母さんたちには言えないしなぁ)

他の2つの道場でも

既に・・・

生徒のお母さんとされたのですかぁ・・

わっわかりました。

そこも何とか・・・」

「まあ5人全員相手でも

私の体力は大丈夫だからのう~

ははははっ!

最低でも3Pの

2ラウンドは期待しているよっ

3P2ラウンドで最後の1人は

君の隣に座っていた奥さんか

さらにその隣に居た奥さんの

どちらかにしてくれたら

間違いなく君の所で

お世話になるよ。

ははははっ!

じゃあ楽しみにしておくから

宜しく頼んだよ境谷君」

そう言い残すと荒巻は立ち上がり

先程までのママさんたちが飲んでいた

お茶代も含めて払い喫茶店を出て行った。

残された境谷は

(そんな夢みたいなこと・・・

できるならこの俺がしたいっすよ~!!

てかみんな旦那さんが居る人妻なんですよ~

そりゃ無茶でしょうが~

あぁ~もうっどうしよっ)

荒巻の希望を叶えることができるかと

不安になりながら荒巻の去った

喫茶店を出て行った。

《第6章 温泉旅行 第35話 南中剣友会ママ友会議 終わり》






筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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